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ナスダックの概要とNYダウとの違いを解説
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投資の知識

ナスダックNASDAQとは?NYダウとの違いは?

2023.10.20

証券コード

ナスダックNASDAQとはアメリカの株式市場の中でも特にテクノロジー企業や成長企業に焦点を当てた重要な証券取引所ですナスダックは電子取引プラットフォームを使用しておりAppleAmazonなど世界的に有名な企業もここに上場しています

この記事ではナスダックとナスダック指数の概要NYダウやSP500との主な違いを詳しく掘り下げていきます

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    ナスダックNASDAQとは?

  • 02.

    ナスダックに上場している主な銘柄

  • 03.

    ナスダック指数とは

  • 04.

    NYダウやS&P500との違い

  • 05.

    ナスダックに投資するには

  • 06.

    ナスダックで米国株への分散投資を

ナスダックNASDAQとは?

アメリカで主な証券取引所はニューヨーク証券取引所NYSEとナスダック証券取引所NASDAQ2つです

 

ニューヨーク市に本拠を置くニューヨーク証券取引所はアメリカで最も歴史ある取引所の1つであり世界でも最大規模の株式市場です

 

一方ナスダックは電子取引を専門とする証券取引所で主にテクノロジー関連企業や成長産業企業の上場に特化していますナスダックは日本の取引所で言うところのグロース市場に該当します

ナスダックに上場している主な銘柄

ナスダックは新興企業向けの株式市場でありもともと中小型銘柄が中心でしたが成長した企業が残り時価総額が年々拡大しています

 

GAFAMGoogleAppleFacebookAmazonMicrosoftなどが構成銘柄として存在し市場指数に大きな影響を与えています

 

GAFAM5社の時価総額は東証プライム上場企業の時価総額を上回ったことでもニュースになりましたがそんな企業がナスダックに上場しているのです

ナスダック指数とは

ナスダック指数はアメリカの証券取引所であるナスダックに上場している企業の株式のパフォーマンスを示す指数のことです

 

ナスダックは主にテクノロジー関連の企業や成長企業が上場しておりそのためナスダック指数はテクノロジー業界や新興企業の健康状態を示す重要なバロメーターです市場のトレンドを理解する際にナスダック指数は重要な情報源として利用されています

 

ナスダック指数にはナスダック100指数ナスダック総合指数2種類が存在します違いをそれぞれ見ていきましょう

ナスダック100指数

ナスダック100指数はナスダックに上場している3,000以上の企業の中から選出された100の主要な非金融企業から成る指数です

 

テクノロジー関連の企業を中心に構成されておりテクノロジーインターネットソフトウェアバイオテクノロジーなどの分野で成功を収めている企業が多く含まれています代表的な企業としてAppleMicrosoftAmazonFacebookMeta PlatformsAlphabetGoogleの親会社NVIDIANetflixTeslaなどが挙げられます

ナスダック総合指数

ナスダック総合指数はナスダックに上場しているすべての企業の株式を対象とした広範な株価指数です

 

ナスダック総合指数にはテクノロジー関連の企業をはじめとするさまざまな業界の企業が含まれておりその中には成長株中小企業新興企業も含まれていますこのためナスダック総合指数はさまざまなセクターをカバーし市場全体の健康状態や動向を示すための総合的な株価指数となっています

NYダウやS&P500との違い

アメリカの代表的な指数にはナスダック指数NYダウそしてS&P500がありますこれらの違いを見てみましょう

 

ナスダック100指数はナスダックに上場している3,000以上の企業の中から主要100銘柄を指数化したもので金融企業は含まれません一方ナスダック総合指数はナスダックに上場しているすべての銘柄を対象としています



NYダウはアメリカで最も古い株価指数の1つでダウ工業株30種平均ダウ平均株価とも呼ばれます

 

NYダウはウォールストリートジャーナルを発行していることでも知られるダウジョーンズ社が算出し発表しています

 

指数算出に使われる銘柄はナスダックだけでなくニューヨーク証券取引所に上場しているものも対象です代表的な30の企業の株価を株数で割って算出されているため株価の高い銘柄に指数が左右されやすいという特徴があります

 

S&P500も有名な指数でニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している企業の中から代表的な500の企業から選ばれその時価総額をベースにして算出されたものですNYダウと違い時価総額の大きさに合わせて銘柄ごとの比重が異なる方式で算出されているため株価の高い銘柄に左右されずにより正確な平均値で指数化されています

ナスダックに投資するには

ナスダックは株式市場の名称であるためナスダック自体に投資することはできません

 

またナスダック総合指数やナスダック100指数は指数であり株式や債券のような金融商品ではないためこちらも直接投資することはできません

 

ですがナスダック100指数やナスダック総合指数に連動をめざす投資信託やETFに投資またはCFDで取引するという方法があります

投資信託

投資信託とは多くの投資家から集めた資金を投資家の代わりに資産運用のプロが投資運用する金融商品です

 

ナスダック100指数やナスダック総合指数に連動をめざす商品を選び購入します

 

投資信託は100円から買うことができたり自動で定期的に積立購入ができたり分配金は日本の税金を引かれずに再投資にまわすこともできるなど長期の複利運用に有利なメリットもあります  

ETF

ETFで投資する場合は日本のETFか米国のETFで行います

 

日本のETFは日本のどの証券会社でも買うことが可能で株の取引と同様にリアルタイムで売買できる点がメリットです

 

米国のETFは米国株を取扱いしている証券会社でしか買えずネット取引ができる証券会社は限られていますまたドルで購入する必要がありますですが為替差益に期待できるという側面もあります

CFD

CFD取引とは差金決済取引のことで株式通貨商品指数などの価格変動を利用した取引方法です

 

FXも差金決済取引の一種でFXの場合は通貨ペア例:アメリカドルと日本円などの価格差によって売買を行います

 

CFD実際に株式や通貨などの資産を取引するのではなく価格変動により生じた売値と買値の価格差を取引をして利益を出します

 

例えば株式のCFDを考えてみましょう株価が上昇すると予想しCFDで買いポジションを取った場合株価が上昇すればその価格差分だけ利益を得ることができます逆に株価が下落すれば損失が発生します

 

CFD取引の特徴はレバレッジをかけた取引ができる点ですリスクはありますが少額から取引できるのが魅力です

 

CFDで取引したい場合はナスダック指数のCFDを取り扱っている証券会社を探して売買します

ナスダックで米国株への分散投資を

GAFAMなどの巨大な企業へ個別投資するには多くの資金が必要ですし個別銘柄への投資ではリスク分散がしにくいというデメリットがあります

 

しかし投資信託やETFCFDでナスダック連動商品を選ぶことで少額からでもナスダック指数やその構成銘柄に投資が可能です

 

米国株のテクノロジー企業や成長企業に分散投資したい場合はぜひナスダック指数に連動を目指す商品をチェックしてみてください

情報提供:ナスダックNASDAQとは?NYダウとの違いは?
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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