ヒューマンクリエイションホールディングスが2月10日、2025年9月期第1四半期決算(2024年10月〜2024年12月)を発表しました。それでは決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2025年9月期第1四半期決算内容
02.
注力する戦略領域の売上高が高伸
03.
財務資本戦略の方針の通り、自己株式の取得を決議
04.
中長期経営方針2ndフェーズで掲げる重点領域を着実に推進
05.
売上高の計画進捗率は例年並み、営業利益の進捗は好調
06.
個人投資家向け質問集(1/3)
07.
個人投資家向け質問集(2/3)
08.
個人投資家向け質問集(3/3)
2025年9月期第1四半期決算内容
25/9期1Qは、売上高が2,013百万円(前期比+22.1%)、営業利益が212百万円(前期比+51.7%)となりました。営業利益の計画進捗率は33.4%と好調に進捗しています。

注力する戦略領域の売上高が高伸
注力する戦略領域の売上高は667百万円(前期比+32.8%)と高伸しました。24/9期下期より徐々に積み上げた”案件実績をアピール材料とした営業活動”が本格化し、収益貢献しております。
また、SESの売上高は1,346百万円(前期比+17.4%)と順調に推移しました。SES人員数が前期比+11.6%と増員でき、稼働率も改善しました。

財務資本戦略の方針の通り、自己株式の取得を決議
2024年11月に発表した財務資本戦略の方針の通り、同12月に自己株式の取得を決議しました。2025年7月までに、発行済み株式総数の7.35%にあたる239,000株、金額にして2.2億円を上限に買付を行う予定です。総還元性向30%を目安に掲げていますが、今期は大きく上回る76.1%もの総還元を実施予定です。

中長期経営方針2ndフェーズで掲げる重点領域を着実に推進
中長期経営方針2ndフェーズで掲げる重点領域を着実に推進しました。M&A戦略では新たに推進チームを組成し、既に独占交渉権を得てデューデリジェンスを実施している企業もあります。”領域戦略の変革”として、事業・業容拡大に邁進して参ります。

売上高の計画進捗率は例年並み、営業利益の進捗は好調
売上高の計画進捗率は例年並みの23.4%、一方で営業利益は計画比33.4%の進捗と好調です。売上高の進捗率は25%を下回りますが、例年組織の拡大に連れてQoQで成長するため計画インラインで進捗しています。

個人投資家向け質問集(1/3)

売上高については、例年通りの進捗率(23.4%)であることに加え、QoQで成長しやすい傾向があるため、通期業績予想の達成は十分に見通せると思います。加えて営業利益については、例年を超えた33.4%の進捗となっております。採用・人員増を推進する方針自体に変更はなく、2Q以降も一定の費用を投下しますが、業績好調と評価しております。仮に、予想を大きく上回る見込みがたった場合には適時、開示してまいります。
個人投資家向け質問集(2/3)

24年11月の新中長期経営方針を公表して以降、多数の投資家より「EPS 1,000円の蓋然性が分からない」とのコメントを受けたため、6ヵ年中長計の財務シミュレーションを用いた新たな補足説明を決算説明資料P40~P48に掲載致しました。詳細は決算説明資料をご確認頂ければと思いますが、①過度に資金を滞留させない、②M&Aなど再投資を強化する、③M&Aシナジーを創出する、④各子会社で持続成長する、といった4つのポイントを徹底することで、十分に実現できる目標値であると考えております。
個人投資家向け質問集(3/3)

2024年12月にペアキャピタルと業務提携を締結し、M&Aチームを組成しました。その結果、検討案件は以前と比較して格段に増加しております。2025年2月現在、具体的にご報告できるものはございませんが、独占交渉権を得ている案件、デューデリジェンスを行っている案件が複数件あり、ご縁があれば良いご報告ができる状況でございます。