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会社四季報の読み方について解説します
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投資の知識

はじめての会社四季報読み方がわかれば投資はもっと楽しくなる!

2023.01.18

証券コード

投資をする際企業の情報を調べるために会社四季報を手にする人も多いはず会社四季報は多くの投資家が長年活用している投資のバイブルですしかし初めて四季報を読む方は分厚くて字も小さく難しいと感じるかもしれません

本記事では四季報の読み方について詳しく解説し初心者でも四季報を活用できるよう読み方の注意点もご紹介しますぜひ参考にしてみてください

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    会社四季報とは?

  • 02.

    四季報には何が書いてある?

  • 03.

    四季報の基本の読み方

  • 04.

    各銘柄の情報に行く前にまず巻頭も読んでみよう

  • 05.

    四季報を読むときの注意点

  • 06.

    四季報を株式投資に活用しよう

会社四季報とは?

会社四季報とは東洋経済新報社が発行している日本の上場企業の情報をまとめた雑誌です四半期に1度のペースで発行され新春号春号夏号秋号に分かれています

 

四季報に記載されている情報は企業寄りでも証券会社寄りでもない中立的な立場から分析した情報ですそのため多くの人から信頼され主に株式投資をする際の銘柄研究に使われています

 

その他にも金融機関が顧客に情報を伝える際の参考としたり企業がライバル会社を調べたりなどさまざまな場面で活用されています

四季報には何が書いてある?

会社四季報には企業のさまざまな情報がまとめられています情報は大きく分けて①基本情報②業績③配当④株主役員財務⑤株価推移5つに分けられます

 

①基本情報としては社名や本社住所電話番号業種従業員数などが記載されています

 

②業績については数字と文章でまとめられており今後の予想をたてるうえで重要な数値を知ることができます

 

③配当金は実際に株主が受け取った額と今後の予想が記載されており株式分割や株式併合と照らし合わせて推移を確認できます

 

④株主役員財務は企業の安全性や効率性将来性を確認するうえで重要な項目です

 

⑤株価推移は数字で過去の高値安値などを月足のチャートで中期的な値動きを確認できます

四季報の基本の読み方

前項でお伝えした通り四季報には企業のさまざまな情報がまとめられていますではこれらの情報をどのように読むべきでしょうかここでは株式投資をするうえでの四季報の基本の読み方について詳しく解説します

1. どんな会社なのか?企業の基本情報を見る

投資判断をする際には注目する企業がどんな会社なのかを知る必要がありますどんな特色のある会社でどんな事業を展開していて従業員数がどれくらいの会社なのかまずは基本情報から会社の具体的なイメージを膨らませます

2. 儲かっている?企業の業績を見る

どんな会社なのか具体的なイメージができたら次はその会社の業績を確認します

 

業績推移を見て会社の売上高が右肩上がりになっているか利益がどれだけ出ているのかなどをチェックしましょう

 

業績記事にも参考になる情報が書かれています四季報の担当者が中立的な立場から会社の今期や来期の業績を予想しコメントしています経営課題についても言及しているため会社にその課題を乗り越える力がありそうかを見極めてみてください

 

また枠外の右端にある前号比会社比も業績を確認する大事なポイントです

3. 投資しても大丈夫?企業の安全性を見る

業績が良くても安全性の高い企業かどうかはわかりません財務状況から企業の安全性を確認しましょう注目したいポイントはキャッシュフロー自己資本比率です

 

キャッシュフローは現金の出入りを表しています現金が少ないと取引先や銀行への支払いが滞る可能性があるため注意が必要ですキャッシュフローCF営業CF投資CF財務CFに分かれています

 

営業CF企業の本業で得た現金の出入りを表しています営業CFがマイナスだと本業がうまくいっていないという見方になるためプラスであることが望ましいでしょう

 

投資CF新しい事業を始めるための設備投資などをした際に出入りする現金を表しています投資CFがマイナスということは将来に向けて投資をしているという見方になるため悪いことではありませんただし営業CFのプラスよりも投資CFのマイナスが大きい場合は手元の現金が無いことを表してしまうため注意しましょう

 

財務CF資金調達の現金の出入りを表しています財務CFがプラスだと借入などの資金調達をしたことになりマイナスであれば借入金の返済や株主への配当を行っていることになります

 

自己資本比率は返す必要のないお金の割合を表しています自己資本比率が高い企業は財務が安定していると言われており40%以上であればかなり安定しています企業の安全性を確認する際にはチェックしてみてください

4. 今後も成長する?チャートを見る

チャートとは株価の動きを見るものです四季報に載っている株価チャートは月足という月ごとの株価の動きで表されており中期的な株価の推移がわかります

 

今後の値動きを予想する際に注目したいのはチャートの実線と点線の動きですこれらは移動平均線というもので実線は過去12カ月の平均値を取った線点線は過去24カ月の平均値を取った線で表されています

 

期間の短い実線12カ月が期間の長い点線24カ月を下から上に突き抜けるクロスがあった場合上昇トレンドとなり今後しばらく株価が上昇し続けると予想できます

 

逆に期間の短い実線12カ月が期間の長い点線24カ月を上から下に突き抜けるクロスがあった場合は下降トレンドとなり今後しばらく株価が下落し続けると予想できます

 

これらはチャートを見るうえでの1つの見方にすぎないためさまざまな要因と照らし合わせて予想することが大切です

5. PERROE時価総額を見る

四季報を読むうえではPERROE時価総額も覚えておきましょう

 

PERは株価が割安か割高かを表す指標で株価÷1株当たりの利益EPSで求められますPERの値が低ければ割安高ければ割高という見方となりますPERが何倍だから割安という明確な値はなく業種によっても大きく異なるため比較判断が必要です

 

また大きく成長が期待されている企業の株価は上がっていくためそれによってPERが高くなっていることもあります一概にPERが低い方が割安でいい企業とは言えないことも覚えておいてください

ROEは企業が株主のお金を使ってどれくらい利益を出しているのかを表す指標で当期純利益÷自己資本×100で求められます

 

ROEの値が高いほど企業は株主のお金を使って効率的に利益を出していると言えます日本企業であればROE810を超えると優良企業だと言われており海外企業だと15%を超える企業も多いです

 

時価総額は企業の価値や規模を表す指標で株価×発行済株式数で求められます

 

時価総額が大きいとすでに大企業といえるため成長スピードは緩やかになる傾向があります一方時価総額が小さいとこれから勢いよく成長する可能性があるため株価の大幅な上昇が期待できますその反面まだ成長途中の企業であるため値動きや下落幅は大きくなります時価総額の小さい企業を選ぶ際にはその他の情報も慎重に調べて投資しましょう

各銘柄の情報に行く前にまず巻頭も読んでみよう

四季報といえば気になる企業の銘柄をすぐに見たくなりますが巻頭の情報にも目を通してみると新たな発見ができるかもしれません

 

1つは見出しランキングで見る業績トレンドをチェックしてみましょう過去の4号を含めた合計5号分の業績記事の見出しがランキングになっています株式投資は未来を折り込んで値が動くためポジティブな単語が上位に入っている場合は全体として高値圏である可能性が高くなります投資はこれからの値上がりを期待してするものなので逆にネガティブな単語が上位に入ったタイミングを狙って投資してみてください

 

もう1つは業種別業績展望ですここでは業界ごとの売上高や営業利益などの前期実績今期予想来期予想が載っておりどの業界が好調なのかを確認できますプラスな業界は赤文字で書かれているためその業界からであれば上がる銘柄を予想しやすいでしょう

四季報を読むときの注意点

ここまで四季報の読み方について解説してきましたが最後に初心者でも四季報を活用できるよう読み方の注意点をご紹介します

全てを網羅的に読まなくても良い

四季報はこの記事でお伝えした読み方のポイント以外にも多くの情報が詰まっていますはじめのうちは全てを読むと難しいためポイントごとに情報を拾って投資判断に役立ててみてください四季報を使った銘柄研究に慣れてくると別の情報も知りたくなるかもしれません徐々に読み広げていき自分に必要な情報を見極めましょう

数カ月前の業績なので最新情報も併せてチェック

四季報に記載されている内容は3カ月前の情報ですたとえば四季報の夏号は6月中旬頃に発売されますが中に書いてある情報は1月〜3月の情報です四季報は企業の決算から情報がまとめられて作られるのでリアルタイムの情報ではないことを覚えておきましょう

 

最新情報を確認し四季報に書かれていた目標はうまく進んでいるのかなどを併せてチェックすることでより深い分析ができます

四季報を株式投資に活用しよう

四季報は多くの投資家から長年活用されている情報誌です上場企業の情報が1つにまとめられているため株式投資をする際の銘柄研究に役立ちますはじめのうちはどこから読むべきかわからないかもしれませんが四季報の読み方がわかれば株式投資はもっと楽しくなるはずです今回解説した読み方を参考にぜひ四季報を読み進めてみてください

情報提供:はじめての会社四季報読み方がわかれば投資はもっと楽しくなる!
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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