【ピクスタQ3決算】
ピクスタは2021年11月12日、2021年12月期Q3決算を発表した。売上高は7.4%増の2,042百万円、営業利益は117百万円となった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2021年3月期Q3決算
02.
YoYにて増収増益、売上高はQ3単体にて過去最高実績を更新
03.
PIXTA・fotowa・Snapmart事業全ての売上高が累計・単体共に成長
04.
主要KPIはYoYにて順調に成長
05.
FY21通期予想比:全項目順調な進捗。営業利益・経常利益・純利益はQ3時点で目標を達成
06.
ピクスタQ3決算のまとめ
2021年3月期Q3決算
YoYにて増収増益、売上高はQ3単体にて過去最高実績を更新
FY22Q2の売上高は前年同期比で7.4%増の結果となった。PIXTA事業・fotowa事業・Snapmart事業全ての事業が売上高増収の結果となり、営業利益はメイン事業のPIXTA事業が増益に大きく貢献。PIXTA事業の営業利益は前年同期比にて20.3%の増加であり、定額制利用者が29.2%増加した事による収益の安定化が大きな要因となる。
PIXTA・fotowa・Snapmart事業全ての売上高が累計・単体共に成長
PIXTA事業・fotowa事業・Snapmart事業のすべての事業がYoY・QoQ共に売上高の増収を達成している。メイン事業のPIXTA事業では定額制利用者の拡大により、安定した収益の確保を実現しており、その中でfotowa事業の売上高はYoYにて31.1%、Snapmart事業の売上高は21.0%の成長を遂げている。
主要KPIはYoYにて順調に成長
ピクスタは各事業別に主要KPIを設定している。PIXTA事業の主要KPIは①定額購入者数、②単品購入者数、③一人あたり平均購入額となっている。平均購入額は9,334円とYoYにて6.6%減少しているが、定額購入者数と単品購入者数は増加傾向にある。特に定額購入者数はYoYにて29.2%の大幅増加となっており、安定した収益確保のビジネスモデルを確立している。
fotowa事業は①撮影件数、②リピート率を主要KPIとしており、両項目ともYoYにて増加傾向にある。撮影件数は32.1%の大幅成長であり、Q3単体では過去最高の実績となる。リピート率は、サービス開始から年数が徐々に上昇している。fotowa事業の主要KPIの成長の要因としては今期注力しているインフルエンサーを活用した広告による認知度UPが挙げられる。
Snapmart事業は『オンデマンドの商品撮影』と『マーケットプレイスでの素材販売』の2つの事業を展開しており、オンデマンドの商品撮影の主要KPIは①売上件数と②一件あたり案件単価となる。売上件数は46件と前年同期比+27.8%、一件あたり案件単価は+25.2%の結果となった。
マーケットプレイスでの素材販売における主要KPIは①月間購入者累計と②一人あたり平均購入額となる。一人あたり月間購入額は前年同期比17.8%の減となったが、月間購入者累計は4.4%の増加となった。
FY21通期予想比:全項目順調な進捗。営業利益・経常利益・純利益はQ3時点で目標を達成
各項目が通期業績予想に対して順調に推移している。売上高は目標に対し73%の進捗であるが、営業利益・経常利益・純利益はQ3時点で既に目標値を達成。