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MACDの基本の見方と注意点を初心者向けに解説
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投資の知識

初心者向けMACDとは?基本の見方と注意点

2023.08.08

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MACDMoving Average Convergence Divergenceテクニカル分析の中でも重要な指標の1つです

移動平均線を基にしておりトレンドの転換点や勢いの変化を捉えるために使用されます

初心者でもMACDを理解することでテクニカル分析において役立つ情報を得ることができるでしょう

そこで今回はMACDの基本の見方と注意点を解説します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    MACDとは

  • 02.

    MACDの基本の見方

  • 03.

    MACDの使い方

  • 04.

    MACDを投資で活用するときの注意点

  • 05.

    他のテクニカル指標と組み合わせて分析精度を上げよう

MACDとは

MACD短期移動平均線と長期移動平均線を使用して買いと売りのタイミングを判断するテクニカル指標です移動平均線の改良版であり指数平滑移動平均線 EMAを使用しています

 

指数平滑移動平均線EMAは単純移動平均線SMAより値動きに素早く反応する特徴があるためトレンドの初動を予測するのに役立つ一方レンジ相場には弱いのが欠点です

 

MACDには短期EMAと長期EMAの差を表したMACDラインMACDラインの移動平均線であるシグナルラインと呼ばれる2本のラインがありこれらのラインの推移に基づいて市場の判断を行います

 

MACDラインとシグナルラインのクロス交差を強気や弱気の判断売買のシグナルとして使うのがMACDのもっともポピュラーな活用方法です

 

MACDのパラメーター期間の設定は投資家自身の好みや取引スタイルによって変えられますが一般的な組み合わせは短期EMA12日間長期EMA26日間シグナルラインが9日間です初心者のうちはこのパラメーターを使用するのが無難だと言えます

MACDの基本の見方

MACDMACDラインとシグナルラインヒストグラム3つで構成されています

 

MACDラインは短期移動平均線から長期移動平均線を引いた値を表し相場の勢いや転換点を示す役割を果たします

 

シグナルラインはMACDラインの移動平均を表しますトレンドの転換を確認するための重要な指標です

 

ヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を表す縦棒のグラフですMACDラインとシグナルラインのクロスや相対的な距離を視覚的に表示しトレンドの変化を示す役割を担っています

 

MACDラインとシグナルラインヒストグラムを見るときはクロス0ラインヒストグラムの変化に注目しましょう

クロス

MACDラインとシグナルラインのクロス交差を見ます

 

このクロスは相場の転換点を示す重要なシグナルとされており買いや売りのタイミングを判断する手がかりとなります

0ライン

0ラインはヒストグラムの中心に位置する水平なラインです

 

ヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を表したものでありその値は0を中心に上下に振れます



0ラインの上下振れは相場の買い圧力と売り圧力のバランスを示すものです

 

例えばヒストグラムが0ラインを上回る上振れ場合買いの圧力が強まっていることを示し株価上昇の勢いや買いトレンドの強さを表します

ヒストグラムの変化

ヒストグラムはMACDラインとシグナルラインの差を表現したバー状のグラフです

 

MACDラインからシグナルラインを引いた値を表しプラスとマイナスの領域で表現されます

 

バーの高さがプラスの領域にある場合MACDラインがシグナルラインよりも高いことを示し相場の上昇トレンドを示唆します

 

逆にバーの高さがマイナスの領域にある場合MACDラインがシグナルラインよりも低いことを示し相場の下降トレンドを示唆します

MACDの使い方

MACDを活用する際にゴールデンクロス/デッドクロスヒストグラムおよびダイバージェンスは一般的な売買サインとして利用されます

ゴールデンクロス/デッドクロス

ゴールデンクロスはMACDラインがシグナルラインを下から上に抜ける状況を指します

 

相場の上昇トレンドの転換点や買いのシグナルとして解釈されます

 

反対にデッドクロスはMACDラインがシグナルラインを上から下に抜ける状況を指すことから下降トレンドの転換点や売りのシグナルとされています

 

ただしゴールデンクロスやデッドクロスは遅れてサインが出る場合があるので注意が必要です

 

すでに持っているポジションを継続するかどうかを判断する際の参考として活用されることが多いです

ヒストグラム

MACDヒストグラムのバーの高さや連続性を見ることで相場の勢いやトレンドの変化を判断することができます

 

バーが上方に増加し続ける場合は上昇トレンドが強まっていることを示し逆にバーが下方に増加し続ける場合は下降トレンドが強まっていることを示します

 

ヒストグラムの変化を観察しトレンドの強さや転換点を把握することができます

ダイバージェンス

ダイバージェンスは株価とMACD指標との間に生じる不一致のことです

 

株価が上昇しているのに対しMACDが下降している場合または株価が下降しているのに対しMACDが上昇している場合にダイバージェンスが発生します

 

ダイバージェンスは相場の転換点を示すシグナルとされ例えば株価が上昇しているのにMACDが下降している場合相場が過熱していると考えられます

 

相場が過熱すると株価の調整や反転が起こりやすくなるため売りサインとみなされます

MACDを投資で活用するときの注意点

MACDは多くの投資家に使われているテクニカル指標ですがその活用には下記のような注意点が存在します

 

これらの注意点を踏まえながらMACDを適切に活用することでより効果的な取引判断を行うことができます

サインの遅れ

MACDは過去の株価データをもとに計算されるため一部の値動きに対して遅れて反応することがあります

 

例えばゴールデンクロスやデッドクロスはエントリーポイントとしての遅れがあるためゴールデンクロスやデッドクロスのサインだけに頼るとすでに株価の上昇や下落が発生している可能性があります

 

そのためトレンドが確認された後にサポートやレジスタンスのレベルチャートパターンなどと組み合わせてエントリーポイントを慎重に選ぶことが重要です

ダマシの発生

ダマシとは一見すると売買のシグナルと見えるが実際には正確なサインではないポイントを指します

 

例えば短期的な価格の変動やノイズによって一時的にゴールデンクロスやデッドクロスが発生しその後すぐに元のトレンドに戻る場合があります

 

MACDに限らずすべてのテクニカル指標にはダマシが発生する可能性があるため判断に迷った場合は他のテクニカル指標と組み合わせて分析することが重要です

値動きの少ない場面での活用

MACDはトレンドが発生しているときに威力を発揮しますが値動きが少ないレンジ相場では有効なサインを出しにくい場合があります

 

値動きが少ない場面ではMACDのクロスやヒストグラムの変化が小さくなりトレンドの形成や転換を正確に捉えることが難しくなるのです

 

特にトレンドの終わりには方向感のない相場になりやすくMACDの信頼性が低下する可能性があります

他のテクニカル指標と組み合わせて分析精度を上げよう

MACD初心者から上級者まで幅広い投資家に利用されているテクニカル指標です

 

初めは使い方が難しく感じるかもしれませんが実際に取引に活用してみることでその威力を実感できるでしょう

 

トレンドの転換や売買タイミングの判断においてMACDを活用してみてください

 

ただしMACDは過去のデータに基づいて計算されるため将来の値動きを正確に予測するものではありません

 

MACDだけでなく他のテクニカル指標や分析手法などと組み合わせてより確かなトレード判断を行うよう心がけましょう

情報提供:初心者向けMACDとは?基本の見方と注意点
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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