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押し目買いとは?戻り売りとどう違う?
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投資の知識

押し目買いとは?戻り売りとの違いや上昇トレンド銘柄の選び方を解説

2023.10.27

証券コード

押し目買いは株価が一時的に下がったときにそのタイミングで株を買う方法ですこの方法を理解して実践できれば株式投資の戦略の幅が広がります

この記事では押し目買いの基本から銘柄の選び方具体的な投資戦略など成功するために必要な情報をわかりやすく説明します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    押し目買いの基本概念

  • 02.

    押し目買いを成功させる2つのポイント

  • 03.

    押し目買いを実践!4つのステップ

  • 04.

    押し目買いのポイントを押さえて利益獲得を目指そう

押し目買いの基本概念

まず最初に押し目買いはどのようなものなのか基本から見ていきましょう

押し目買いとは?

押し目買いとは銘柄の株価が一時的に下落した時点で上昇トレンドが続くと予想して購入し株価が再び上昇したときに売却して利益を得る方法です逆張りの投資方法の一種です株価が下落することを投資用語で押すと言うことからこのように呼ばれています

 

押し目買いを行う際には経済指標や企業の業績市場全体のトレンド等を把握し適切なタイミングでの購入がポイントです

押し目買いのメリットとデメリット

押し目買いの最大のメリットは相場が一時的に大きく下落した時点で購入すれば適正価格よりかなり安く購入できて株価が再び上昇した際に売却すれば大きな利益を得られる点です

 

しかし当然デメリットも存在します押し目と見るべき局面の判断が難しく判断を誤ると損失を被る可能性がありますまた市場全体が下落トレンドに転じてしまうと押し目買いが成功しなくなるリスクもありますそのため押し目買いを行う際にはリスク管理をしっかりと行わなければいけません

押し目買いと戻り売りの違い

押し目買いは上昇トレンド中に一時的な下落局面での購入を目指すのに対して戻り売りは下落トレンド中に一時的な上昇局面での売却を目指す手法ですつまり押し目買いは上昇相場を狙い戻り売りは下落相場を狙う点で対の関係にある手法と言えます

 

どちらの手法も相場の局面を正確に把握し適切なタイミングでの取引がポイントです

押し目買いを成功させる2つのポイント

では次に押し目買いを成功させるためのポイントについて見ていきましょう

ポイント1:上昇トレンドを見極める

上昇トレンドを見極めるためにはまず株価のチャート分析が欠かせません過去の株価データを基に上昇トレンドラインや移動平均線などのチャート分析手法を用いて株価の動きを把握します

 

また企業の業績や市場全体の動向さらには政治的な要因も忘れずに考慮に入れましょうこれらの情報を総合的に分析して銘柄とタイミングをチェックすれば上昇トレンドを正しく見抜ける確率が高くなります

ポイント2:押し目買いで成功する銘柄を選ぶ

上昇トレンドの見極め方と同時に大切なのが銘柄選びです押し目買いで成功する銘柄の条件は以下の通りです

 

  • 高い売買ボリュームがある
  • 良好な業績とビジョンがある
  • 他の指標RSIMACDなどで買いシグナルが出ている

 

これらの要件を満たす銘柄を押し目買いできればトレードで利益をあげやすくなるでしょう

押し目買いを実践!4つのステップ

上昇トレンドにある銘柄を定めたら実際に押し目買いをしてみましょうこの際具体的にはどのようにすれば良いのかを紹介していきます

ステップ1:押し目買いをサポートするツールの利用

押し目買いをサポートするツールとしてチャート分析ツールやアラート機能を備えた取引サービスがありますこれらの便利なツールを活用すれば押し目買いのタイミングを見逃さず適切な判断をサポートしてくれます


市場にはたくさんの取引プラットフォームがあります実際に使い勝手などを確かめて自分に合ったものを選び積極的に利用しましょう

ステップ2:テクニカル分析を駆使する

テクニカル分析は過去の価格と出来高データを基に将来の株価のトレンドや反転ポイントを予測する手法ですチャートパターン移動平均線RSI相対力指数などのテクニカル指標を使用して過去の押し目買いのポイントを特定し将来のエントリーポイントを見つけるのに役立ちます

 

例えば移動平均線は相場のトレンドを確認するための指標ですがサポート支持ラインとレジスタンス抵抗ラインを活用する方法があります上昇トレンドは株価が移動平均線の上にある場合が多く下落トレンドはその逆になります

 

押し目買いは上昇トレンドの際に一時的な価格下落を利用して投資する戦術ですサポートラインとレジスタンスラインはそれぞれ株価が下がりにくいポイントと上がりにくいポイントを示します


上昇トレンドであると確認したうえでサポートライン付近で押し目買いを行いレジスタンスラインで利益確定を狙いますこれによりリスクを抑えつつ利益を最大化できる可能性が上がります

ステップ3:ファンダメンタルズ分析で情報の補完をする

ファンダメンタルズ分析は企業の財務状況や業績を評価し株式の実態価値を判断するための手法です押し目買いを検討する際には上記で説明したテクニカル分析などと組み合わせて株価が過剰に下げられたかどうかを判断すると効果的です

ステップ4:損切りラインを決めてから購入する

押し目買いではしばしば損失を抱える場面がありますが常に冷静な判断力を保つことが重要です押し目買いで入ったポイントからさらに株価が下がると一時的に損失になります自分が想像していた以上に株価が下落すれば焦るのが普通です

 

しかし感情に左右されてトレードすると大きな損失を被る可能性が高くなります押し目買いをする際は必ず事前に損切りラインを決めておきましょうそして損切りラインを下回ったら迷わず損切りをすることで損失を最小限に抑えることができます

 

またテクニカル分析やファンダメンタルズ分析で株価が必ず上がるという自信がある場合はナンピン買いという選択肢もありますナンピン買いはさらに低い株価で株を追加購入して平均取得価格を低くしますそうすれば株価が反発した場合損失を回復しやすくなり利益も大きくなる可能性があります

 

最初にリスクに対する対処法を決めておけば一時的な価格変動に右往左往せず冷静に状況判断ができます

押し目買いのポイントを押さえて利益獲得を目指そう

押し目買いは上昇トレンドの押し目を活用して投資する戦術で株式投資において有効な戦略の1つです一方で誤った選択をすると大きな損失を抱えるリスクもあるので徹底したリスク管理が大切です

 

十分な知識と経験を積みながら押し目買いという戦略を利用していきましょう

情報提供:押し目買いとは?戻り売りとの違いや上昇トレンド銘柄の選び方を解説
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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