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株式投資の損切りと失敗しないための考え方を解説
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投資の知識

株式投資の損切りの仕方と失敗しないための考え方

2023.07.09

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株式投資は利益を生み出す可能性がありますが損失もつきもの

そこで大切なのが損切りです

損切りとは投資の失敗を最小限に抑えるために損失が一定の水準を超えた場合に売却することを指します

この記事では損切りの仕方と失敗しないための考え方について解説します損切りを上手に行うことで長期的な投資の成功につなげましょう

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    そもそも損切りとは?

  • 02.

    損切りせずに塩漬けにしておくとどうなる?

  • 03.

    損切りが難しいと言われる理由

  • 04.

    損切りルールはどう決めたらいい?

  • 05.

    損切りするときは逆指値注文が便利

  • 06.

    株式投資で損切りをするときの注意点

  • 07.

    損切りは価値のある行為

そもそも損切りとは?

損切りとは投資において自身が保有している銘柄の価格が買ったときよりも下落した場合に売却して損失を確定させることです

 

損失がさらに膨らむのを防ぎ資金を守ることが損切りの目的です

 

損切りをすることで投資の基本原則の1つである損小利大を目指せます

 

損小利大とは損失を最小限に抑えながら利益を最大化すること具体的には損失をできるだけ小さく抑えるために損切りを行い一方で利益が出る取引では利益を積極的に伸ばすようにします

 

投資において完璧な予測は不可能であり損失を出す取引も避けられませんしかし損失を小さくすることができれば総合的な収益を向上させることができます

 

損切りは感情に左右されず冷静な判断が求められるため実行が難しい行為ですが投資家にとって重要な概念と言えるでしょう

 

適切なタイミングで損切りを行うことで次の投資に資金を回すことができます長期的な投資の成功につなげるためには損失を早めに切り捨てることも重要です

損切りせずに塩漬けにしておくとどうなる?

株式投資で含み損を抱えた場合将来の上昇を期待して塩漬けにしておくか損切りをして損失を確定するかを選ぶことになります

 

塩漬けにした場合以下のようなデメリットが生じる可能性があります

損失が拡大する

塩漬けにしておくことで損失が拡大する可能性があります

 

含み損を抱えた銘柄について将来の成長や回復を期待して株を保有し続けることを選んでしまいたくなるのは投資初心者に限ったことではありません

 

ただしこれはリスクを伴う選択です

 

根拠のない期待に基づいて株を保有し続けることはリスキーと言わざるを得ません

他の投資機会を逃す

損失を出している銘柄を保有し続けることで他の有望な銘柄への投資機会を逃す可能性があります

 

塩漬けにしている間に他の有望な銘柄が急上昇することも考えられます

 

この場合塩漬けにしている銘柄に資金を拘束しているため他の銘柄の成長に参加することができません

 

株式市場には多くの銘柄がありますので一時的に損をしたとしても他の銘柄に資金を移すことで利益を追求することができます

メンタルへの負担が増える

含み損を抱えるとメンタルへの負担が増えます

 

資産が減少している現実に直面し焦って取り返そうとして無理な売買を行うとさらなる損失を招く可能性があります

 

また塩漬けにしている間に株価がさらに下落した場合含み損が拡大しそれによってメンタルへの負担が一層増えることも

 

このような状況では冷静さを欠いた判断や感情的な行動が起こりやすくなるためさらなる損失を招きやすくなります

損切りが難しいと言われる理由

損切りが難しいと言われる理由の1つは損失を認めることへの心理的な抵抗感が挙げられます

 

損切りは自身の投資判断が誤っていたことを認める行為でもあります

 

特に会社勤めの人は普段の生活で損失を出す機会がなかなかないため損失を確定させることに対する抵抗感が強くなることがあります

 

他にも株式市場では株価の上昇と下落が繰り返され株価が下落して含み損を抱えた場合でもいつかは戻るだろうと考えてしまうことも理由の1つです

 

人間の意思決定における心理的な特徴を説明するプロスペクト理論によれば人々は損失を避ける傾向があります

 

株価が下落して含み損を抱えた場合損失を回避するために株価の回復を期待し損切りを躊躇してしまいますこれは損失を出したくないという心理的な欲求が働き損失を回避しようとする本能的な反応です

 

そのため損切りによって損失が確定することに対して抵抗感を感じるのは自然なことだと言えるでしょう

 

またプロスペクト理論では損失に対する感覚が利益に対する感覚よりも強くなることが指摘されています

 

つまり同じ金額の損失と利益を比較した場合損失の方が心理的な影響が大きくなるのです

 

このような心理的効果が無意識に働いていることを理解しできる限り冷静に判断が下せるように努めましょう

損切りルールはどう決めたらいい?

損切りルールを決める方法は個人の投資スタイルやリスク許容度によって異なります

 

まずは自分自身のリスク許容度を考え損失に耐えられる範囲を明確にすることが第一歩です

 

そして投資スタイルや利確目標などを考え損切りラインを設定します

 

例えば短期トレーダーは損切り幅を狭くし細かく取引利確していく一方長期投資家は短期的な値動きに左右されないように損切り幅を広めに設定することが一般的です

 

実際に損切りルールを決める際は具体的に以下のようなポイントを取り入れるといいでしょう

 

  • 損失率や損失額で損切りラインを決める
  • トレードの根拠が失われたら損切りする

損失率や損失額で損切りラインを決める

損失率で損切りラインを設定する場合購入した株式の購入価格をベースラインとして考えます

 

株価がベースラインから一定の損失率を超える場合に損切りを検討します

 

一般的には購入価格から15%程度までは許容範囲としこれを超えた場合投資家は株式を即座に売却し損切りします

 

例えば20万円で購入し2,000損失率1下落した時点で損切りする場合株価が198,000円以下になったら売却できるように事前に注文を入れておくのがおすすめです

 

損失額で損切りラインを設定する際は購入した株式の購入価格から一定の損失額を超える場合に損切りを検討します

 

自身のリスク許容度に応じて5,000円値下がりしたら損切りするなどのようなルールを決めます

トレードの根拠が失われたら損切りする

テクニカル分析ファンダメンタルズ分析などの根拠に基づいて株式を購入した場合その根拠が崩れたら損切りします

 

例えば移動平均線を使った分析で株価が割り込んだ場合や業績の悪化が発表された場合などです

 

重要なのはトレードの根拠が崩れたと判断する基準を事前に設定しておくことです明確な基準を持つことで感情に左右されずに損切りを行うことができます

損切りするときは逆指値注文が便利

逆指値注文指定した価格を下回った場合売り注文の場合または上回った場合買い注文の場合に自動的に注文が実行される仕組みです

 

損切りするときに逆指値注文を利用すると株価が事前に設定した損失ラインを割った場合に自動的に売買が実行されます

 

感情的な判断やタイミングの見極めに迷うことなく損切りを行うことができるため特に初心者の投資家にとっては便利な注文方法だと言えるでしょう

 

また株価が自分の設定したラインに達した瞬間に売買注文が発動されるのでリアルタイムで株価を監視する必要がなくなります

 

短期間で大きく値が動く相場でも自分の意思に関わらず売買が実行されるというメリットがあります

株式投資で損切りをするときの注意点

株式投資で損切りをするときは損切りルールを守ることが必須ですせっかくルールを決めても実行しなければ意味がありません

 

しかし負けを認めたくない心理や過度な自信からルールを破ってしまうことがあります

 

損切りルールを破るとそのルール自体の信頼性が損なわれます信頼性が損なわれると投資家はルールを守る意欲を失い自己判断や一時的な感情に基づいて取引を行ってしまうのです

 

これは結果的に不利な取引や損失の拡大につながります

 

そしてルールを破ることが習慣化されると取引の判断基準が曖昧になり損失が拡大していくリスクが高まります

 

損失が増える状況になると焦りや恐怖が感情を支配し判断力が鈍化するという悪循環に陥ることは言うまでもないでしょう

損切りは価値のある行為

株式投資においては利益を最大化するだけでなく損失を最小限に抑えることも重要です

 

損切りを適切に行うことで損失の拡大を防ぎ資産形成の効率を改善することができます

 

株式投資は必ずしも100%利益が出るわけではありませんし損失を受けることも避けられません

 

損切りは利益を減らす行為ではありますが同時に損失を拡大させるリスクを減少させるため非常に価値のある行動とされています

 

損切りは損失の拡大を防ぐだけでなく投資資金の効率を改善し次の投資機会に備えることも可能です

 

心理的には抵抗感を覚えることもあるかもしれませんがルールやラインを設定しておくことで適切なタイミングで損切りを行うことができます

 

損切りルールの決め方は人それぞれですが自分が納得できる基準を設定しましょう

情報提供:株式投資の損切りの仕方と失敗しないための考え方
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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