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買ってはいけない高配当株の見分け方を解説
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投資の知識

要注意!買ってはいけない高配当株の見分け方

2023.06.25

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給料は据え置きなのに物価はぐんぐん上がっていく昨今配当金をもらって少しでも生活を楽にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか

しかし高配当株への投資についてはおすすめしない買ってはいけないという意見も目にします

高配当株はどれもリスキーなのかどのような点が危険とされているのかが気になるところです

そこで今回は買ってはいけない高配当株の見分け方を解説します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    そもそも高配当株とは?

  • 02.

    高配当株がおすすめできないと言われる理由

  • 03.

    買ってはいけない高配当株の特徴4

  • 04.

    高配当株への投資はメリットも

  • 05.

    配当利回りだけで投資先を選ぶのは危険

そもそも高配当株とは?

高配当株とは株式市場で一定以上の配当利回りを持つ銘柄を指します

 

配当利回りは株式の配当額株価で割った値をパーセンテージで表します

 

例えばある株式の現在の株価が1万円で年間の配当が200円である場合配当利回りは2となります200÷10,000×100 = 2



高配当株の利回りは4%や5%以上と言われることもありますが明確に定義は決まっていませんただ東京証券取引所プライム市場の平均利回りは2.25%20234月現在なので3%以上であれば高配当株と言えるでしょう

 

高い配当利回りは配当所得を重視する投資家にとって魅力的な要素となりますが株価の下落や配当の削減のリスクも考慮する必要があります

高配当株がおすすめできないと言われる理由

高配当株への投資がおすすめできないと言われる理由は以下のようなものが考えられます

無配減配による株価下落

高配当株が無配や減配になると株価が下がることがあります

 

もし企業が予想よりも低い配当を実施したり配当を中止したりする場合投資家が失望売りをして株価の下落につながる可能性があります

 

また無配や減配によって投資家がその高配当が持続可能であるか疑問を抱く場合がありますもし企業が配当を持続的に支払うことができないと見なされれば株価下落は起こりやすくなるでしょう

キャピタルゲインを得にくい

高配当株はキャピタルゲイン株価の上昇による利益を狙うのは比較的難しいと言われています

 

高配当株になっている企業は一般的に成熟期にあり成長率が低下していることがあります成熟期の企業は新たな成長機会や拡大の余地が限られているため株価の急激な上昇は期待しにくいです

 

また高配当株の企業は一般的に配当を重視する傾向にあります利益を配当に充てるため再投資や事業拡大に十分な資金を割り当てることが難しくなる場合があります

 

ただし高配当株でも一部の企業は資本成長やキャピタルゲインの機会を持っている場合もあります例えば成熟した企業が新たな市場に参入したり事業拡大を図ったりする場合などですまた株式市場全体の好調や業績の改善などが要因となり高配当株の株価が上昇することもあります

配当金だけで生活できない

高配当株であっても配当金だけで生活費を賄うのは困難です

 

高配当株は一定の配当所得を提供する傾向がありますが企業の業績や経済状況によって配当金は変動する可能性があります

 

特に経済の不安定性企業の業績悪化時には配当金が削減される場合もありますそのため完全に配当金だけに頼って生活しようとするのはリスキーです

 

さらに高配当株から得られる配当金の額は株式の保有数や企業の配当政策によって制約されます潤沢な資金を持っていない投資家においては配当金生活を送ることは難しいでしょう

買ってはいけない高配当株の特徴4

以下のいずれかに該当する場合株価が下落したり無配または減配になることが懸念されます高配当であっても購入は控えた方が賢明です

配当利回りが極めて高い銘柄

配当利回りが極めて高い銘柄には要注意です

 

極端に高い利回りを維持するためには企業が持続的な収益を上げ続ける必要があり業績や財務状況が不安定な場合無配や減配が行われる可能性があります

 

そのため高い配当利回りをキープし続けられるかが問題です

 

株価の急落や企業の経営トラブル業績の悪化などが原因で配当利回りが高くなる場合があることは念頭に置いておきましょう

利益が減少している

営業利益や経常利益が減少している高配当株にもは注意が必要です

 

高配当株が営業利益や経常利益の減少に直面している場合配当の持続性が問題となります

 

企業は利益を配当として株主に還元するため収益の減少が継続すれば将来的に無配や減配のリスクが高まります

 

配当をもらうために株を購入したのに無配減配になってしまったら本末転倒です

 

また営業利益や経常利益の減少は投資家心理や株価にも影響を与える可能性があります

 

株価は企業の業績や将来の見通しをもとに形成されるため利益の減少が株価の下落につながることがあります

配当性向が100%以上の銘柄

配当性向が100%以上ということは企業が実際に稼ぎ出した利益よりも配当の支払い額の方が多いことを示します

 

これは一時的な配当政策や特別な事情によるものかもしれませんが持続可能な配当政策とは言えません

 

企業は将来の成長や事業投資のために利益を再投資する必要があるので長期的な視点で考えると過度な配当支払いは重荷となるでしょう

 

さらに配当に充てるために企業が借入を増やしたり資本金を減らしたりするなどの財務戦略をとる可能性があります

 

これは財務状況の悪化につながる危険性をはらんでいます

 

企業が将来的に必要になるだろう資本を十分に確保できない場合業績や成長の停滞借入の増加信用リスクの増大などの問題が生じることもあるかもしれません

配当金の急な増額

配当金が急に増額した場合通常は企業の業績や財務状況の改善に基づくものであるべきです

 

しかしその増額が一時的な特別要因や利益増加によるものであるなら要注意です

 

特別配当や記念配当など1度きりの臨時配当は翌年にはなくなり元の配当額に戻ります

 

業績が一時的に好調であっても将来の業績の不確実性や業界の競争状況の変化により配当額が減少する可能性は捨てきれません

高配当株への投資はメリットも

高配当株への投資では利回りの高い配当を得られることが最大の魅力ですがそれ以外にも次のようなメリットが挙げられます

安定した収入源

一般的に高配当株は成熟期の企業であることが多いです

 

成熟期の企業は一定の市場シェアを獲得し安定した収益を生み出すことができますそのため企業は余剰資金を配当として株主に還元することができます

 

業績に悪化や経営方針の転換などによる無配減配がない限り安定した収入源であると言えるでしょう

初心者でも取り組みやすい

高配当株への投資は比較的簡単な投資戦略で始められます

 

単純に株式を購入し配当金を受け取るだけで利益を得ることができますそのため株式市場や複雑な取引戦略に慣れていない初心者にとって理解しやすく取り組みやすい方法です

 

株式市場には膨大な情報が存在しキャピタルゲイン売買差益狙いの投資方法では企業の財務諸表業績報告業界動向競合他社の情報など多くの要素を適切に分析判断する必要があります

 

また投資目的や投資期間リスク許容度などを明確にしポートフォリオを適切に分散させるなどのリスク管理も重要でこれらのスキルは一朝一夕には身につきません

 

その点高配当株への投資は銘柄選びさえ間違わなければ手堅い投資方法と言えます

配当利回りだけで投資先を選ぶのは危険

高配当株は安定した収入源を確保できる人気の投資手法ですが配当利回りだけで投資先を選ぶのは危険です

 

なぜなら記念配当などにより直近の配当金がたまたま高額だった銘柄業績悪化で株価が下がったため高配当となった銘柄も高配当株に含まれているからです

 

対策としては最低でも過去5年間の配当実績を確認継続して同水準の配当を行っているかをチェックすることその他には1株配当額1株あたり利益EPSを上回る状態が続いている銘柄には投資しないなどがあります

 

配当額が利益を上回っている企業は無理をして配当金を支払っているため蓄えた剰余金を取り崩す必要がありますこのような企業は長期にわたって配当を継続することはできません

 

ただ単に配当利回りが高い銘柄を選ぶのではなく配当の状況や収益の安定性を考慮したうえで銘柄を選定することが重要です

情報提供:要注意!買ってはいけない高配当株の見分け方
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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