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株の売買で手数料が生じる時と計算方法を解説
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投資の知識

株の売買に手数料は必要?手数料が発生するタイミングと計算方法を解説

2023.02.16

証券コード

投資を始める際は値動きによる損益以外に手数料などのコストを念頭に置いておく必要があります例えば株式の売買時には証券会社に支払う手数料がかかります

株取引に必要となる手数料はどの証券会社を利用するかで違いがありよく確認しないまま取引を始めると高額なお金を払ってしまうことにもなりかねません

株取引に手数料はなぜかかる?
手数料はどの時点で発生する?
どうやったら手数料を抑えられる?

本記事では上記の疑問を抱いている方に向け株の売買に手数料が必要な理由やそれがどの時点で発生するか必要な金額の算出方法手数料を抑える方法について解説します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    株の売買に手数料がかかる理由

  • 02.

    株の売買で手数料が決定される仕組みとは

  • 03.

    証券会社ごとに必要な手数料を確認しよう

株の売買に手数料がかかる理由

株の売買においては証券会社に手数料を支払わなければなりません手数料が必要な理由は証券会社が企業と投資家の間を仲介する役割を担っていることにあります

 

つまり投資家が払う手数料は仲介のために必要なお金であり仲介役の証券会社は株を売る側と買う側を出会わせるということもやってくれます

 

では株の売買における手数料はどのような仕組みで生じるのでしょうか

株の売買で手数料が決定される仕組みとは

株取引に必要な手数料は以下の要素で決定されます

  • 証券会社の設けた基準
  • 取引に用いる手段
  • 取引の金額

証券会社の設けた基準

証券会社は民間企業なので手数料の金額を決定する基準は企業の事業戦略や運営方針状況などによってそれぞれ異なるものを用いています

 

例えばオンライン取引の金額が200万円まで場合は手数料が無料オンライン取引でも50万円以上の取引でなければ手数料が要る電話取引の場合は必ず5,000円の手数料が要るなど各会社が定める基準には違いがあります

 

具体例を挙げるとGMOクリック証券は100万円までの金額の取引には手数料がかからずDMM株では取引成立ごとの手数料が業界最安水準と打ち出しています

 

しかし証券会社の定めた金額は不変というわけではなく何年かに一度見直されることがあります例えばSBI証券では600万口座を達成した記念として投資家が25歳以下の場合は手数料を返還することで実質無料にするというキャンペーンを実施しそののちに完全無料になりました

 

手数料の金額が変わるのは利用者のが増加を見込んだキャンペーンが行われるケースや収支状況が改善したケースです

 

証券会社の収益源は複数存在しており投資家が株の取引で払う手数料はあくまでその1つに過ぎませんそのため収支状況が改善した場合は必要な金額の大幅な削減ができるのです

 

会社によって基準が違うため取引の開始前はそれぞれの手数料をよく確認しましょう

取引に用いる手段

株取引で生じた手数料は証券会社を運営するための経費に充てるためにも使われていますそのためなるべく経費のかからない投資手段を用いれば手数料を抑えることが可能です

 

例えば以下の3つの取引手段ではオンライン取引が最も少ない手数料で取引をすることができます

  • オンライン取引:システム維持と管理にかかる費用が必要
  • 電話取引:システム維持と管理にかかる費用+人件費が必要
  • 対面取引:システム維持と管理にかかる費用+人件費+実店舗運営費が必要

オンライン取引は人件費や人を配置するための場所代が不要なことから手数料を大幅に減らすことができるのです自分の投資スタイルに合っているかお金はどのくらい必要かなどを考慮して取引手段を選びましょう

株取引の金額

株取引に必要な手数料は取引された金額に比例して決められることがほとんどです

 

手数料が決まるプランには1回の約定株の売買が成立することにおける金額を指標とする1約定プラン1日の取引に用いたお金の合計額を指標とする1日定額プランがあります

 

どちらのプランにするかを決める際は1日あたりの取引金額と取引頻度を考慮しましょう以下プランごとの手数料が生じる段階と算出方法について確認しましょう

1約定プラン

1約定プランは株を売買するたびに手数料がかかるため取引が成立した際の金額を基準として算出します手数料が生じるときは取引が成立した段階なので例えば株式購入売却を行った場合は2回支払う必要があります

 

1約定プランが向いているのは1日の取引回数が少ない人ですが1日の取引プランを毎回変更できるところもあるのでそういったところを通せば予算額や投資回数に応じて変えられます

1日定額プラン

1日定額プランでは1日の取引合計額をもとに手数料を算出します手数料が生じるときは各会社が指定した1日の取引終了時ですが実際に手数料を支払う時は必ずしもそれとは一致しません

 

1日定額プランが向いているのは1日の取引回数が多い人ですがこのプランを採用している会社はほとんどが取引の方法をオンラインに限定しています

 

野村證券やSMBC日興証券など1日定額プランを設定していないところもあるためこちらも事前に確認しておきましょう

証券会社ごとに必要な手数料を確認しよう

株の売買における手数料を抑えるためにはどの証券会社を選ぶかを重視しましょう各種定められた手数料決定基準やプラン取引手段やどのくらいのお金を投入するかによって手数料が変わってくるからです

 

出費を抑えるためには仲介を担う会社にとって人件費や店舗の維持費が不要なオンライン取引を選びましょう経費が少なければそれをまかなうために充てられる手数料も少なくて済むからです

 

株式売買に使う証券会社を選ぶ際はオンライン取引を利用したケースでの手数料を1約定ごとのプランと1日定額制のプランで比較することをおすすめします

 

取引が成立した際の金額に応じて手数料が加算されるところもあるので事前にWEBサイトで詳細な金額を確認し会社ごとに比較すれば自分に適したところを選びやすくなります

情報提供:株の売買に手数料は必要?手数料が発生するタイミングと計算方法を解説
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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