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指値と成行について解説
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投資の知識

初心者向け指値成行についてわかりやすく紹介

2023.07.07

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投資を始めたばかりの方は投資商品を購入する際の注文方法である指値さしね注文成行なりゆき注文の意味や違いを把握していない方もいるでしょう

結論から言うと指値注文は購入売却価格を定めて注文する方法で成行注文は購入売却価格を定めずに注文する方法です

本記事ではそんな指値成行のメリットやデメリット初心者はどちらの方法がおすすめかなどを紹介します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    指値さしね注文とは

  • 02.

    指値注文のメリット

  • 03.

    指値注文のデメリット

  • 04.

    成行なりゆき注文とは

  • 05.

    成行注文のメリット

  • 06.

    成行注文のデメリット

  • 07.

    初心者なら指値成行どっちがおすすめ?

  • 08.

    指値成行の違いは注文価格を決めるか決めないか

指値さしね注文とは

指値注文とは株式を購入売却する際に価格を定めてから取引をする方法です例えば1株あたり100円の銘柄を190円で買い注文を出したり1株あたり110円で売り注文を出したりできます

 

事前に対象株の取引価格を設定できるため購入売却したい取引価格を決められますただし指値注文は指定した金額に株価が到達しないと注文は成立しません

 

例えば1株あたり100円で指値注文をする場合買い注文の場合は100円以下売り注文の場合は100円以上に株価が変動しないと注文が成立しないということです

 

そのため取引のチャンスを逃したり損失が大きくなるデメリットに注意する必要があります次の章から指値注文のメリットとデメリットを詳しく紹介しますので確認していきましょう

指値注文のメリット

指値注文のメリットは以下の2つです

 

  • 希望価格で取引ができる
  • 取引を自動的に成立させられる

希望価格で取引ができる

指値注文はあらかじめ注文価格を設定できるため希望に近い価格で取引できます

 

例えば株価のチャートを見ながら意識されているトレンドラインを参考にその価格よりも下がったら買いその価格よりも上がったら売りの注文を出せるなどです

 

そのため自分の気持ちに左右されず決めている注文ルールにしたがって根拠のある株価で取引ができます

 

初心者のうちは急な価格変動で焦ってしまうケースもめずらしくありません

 

指値で注文することで想定よりも高い価格で買ってしまったり想定よりも低い価格で売ってしまったりするリスクを防げます

取引を自動的に成立させられる

指値注文は設定した価格で注文できる取引ですそのためあらかじめ注文を出しておけば自動で取引を成立させられます

 

例えば働いている方や子育て育児で忙しい方は朝や夜のうちに指値で注文しておくことで取引画面を開いていなくても希望している価格で取引ができるということです

 

取引画面を開いていなくても注文したい価格で取引できることは忙しい方にとって大きなメリットだと言えるでしょう

指値注文のデメリット

一方で指値注文のデメリットは2つです

 

  • 損失が大きくなる可能性がある
  • チャンスを逃してしまう可能性がある

損失が大きくなる可能性がある

指値注文は指定した価格に達するまで注文は成立しないため想定よりも損失が大きくなる可能性があります

 

例えば12,500円で購入した株が11,500円まで下落した時点で指値で1,600円の売り注文を出したとします

 

その場合株価が1,600円以上になれば自動で売り注文が入りますが株価が1,600円に到達せずに1,300円まで下落し続けると損失はさらに大きくなるということです

 

したがってリスク回避のために指値で注文する際は損失が大きくなるリスクも考えておきましょう

チャンスを逃してしまう可能性がある

指値注文では取引のチャンスを逃してしまう可能性があります

 

なぜなら指値は指定した価格に到達しないと注文が成立しないため設定した価格に到達する前に株価が大きく変動すると利益が出ないからです

 

例えば1株あたり500円の株を550円の指値売り注文をした場合540円で株価が急激に下がっても利益は発生しません

 

値動きの予想は的中しているにもかかわらず指値で設定した価格に到達しなかったため利益が発生していない状態ですしたがって指値注文は利益のチャンスを逃してしまう可能性があることも覚えておきましょう

成行なりゆき注文とは

成行注文とは買い注文をする場合は現時点で一番安く売り注文をしている人から株を購入でき売り注文をする場合は現時点で一番高く買い注文をしていた人に株を売却できる仕組みです

 

そのため成行注文は購入売却価格を定めずに注文できすぐに取引を成立させられます

 

成行は自分で価格を定める指値とは違い価格を設定せずに注文した時点で一番有利な売買相手と取引が成立する仕組みだと覚えておきましょう

成行注文のメリット

成行注文のメリットはスピーディーに取引を成立させられることです利益や損失をすぐに確定させることが可能で自身のタイミングで取引ができます

 

例えば今後の値動きを予想したときにすぐに上昇が予想される株は成行注文で早いうちに購入しておくと大きな利益につながります

 

また株価を保有していてこれ以上の損失を出したくない場合は成行注文ですぐに損切りすることで損失の拡大を抑えられます

 

このようにスピーディーな注文ができることは成行注文の大きなメリットです

成行注文のデメリット

一方で成行注文のデメリットは想定していない価格で注文が成立する可能性があることですというのも成行注文は一番有利な売買相手と取引が成立する仕組みだからです

 

例えば12,500円の銘柄で一番安い売り注文が2,550円だとします

 

この場合スムースに成行注文が成立すれば2,550円で株を購入できますが注文をしている間に多くの買い注文が入った場合2,550円の売り注文が買われてしまい12,600円で買いが成立する可能性もあります

 

そのため成行注文はスピーディーに取引を成立させられる一方で想定していない価格で注文が成立するデメリットもあるのです

初心者なら指値成行どっちがおすすめ?

結論から言うと投資初心者なら指値がおすすめですなぜなら初心者のうちは相場の動きに焦ってしまい想定していた価格とは異なる価格で購入してしまう可能性があるからです

 

例えば11,300円の銘柄が上昇すると予想した際に1,100円まで下がったら購入しようと考えていても急な株価の上昇で1,100まで下がる前に1,400円まで上昇すると焦って購入してしまうケースもめずらしくありません

 

その結果1,400円時点で購入した株価が急な値動きの反動で下落してしまい損失につながってしまう場合があります

 

初心者のうちはあらかじめ定めておいた株価で指値注文を設定し落ち着いて取引することが大切です

指値成行の違いは注文価格を決めるか決めないか

今回は指値注文と成行注文について解説しましたそれぞれの特徴は以下のとおりです

 

  • 指値注文:株価の購入売却価格を決めて注文する方法
  • 成行注文:株価の購入売却価格を決めずに注文する方法

 

また初心者のうちは成行よりも指値の方をおすすめしますなぜなら成行注文はすぐに注文ができるため急な株価変動の際に焦って注文を出してしまう可能性があるからです

 

それぞれの注文方法に慣れるためにも本記事を参考に指値注文成行注文を実際に体験してみましょう

情報提供:初心者向け指値成行についてわかりやすく紹介
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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