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キャピタルゲインの特徴と税金について解説
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投資の知識

キャピタルゲインとは?インカムゲインとの違いと特徴かかる税金を解説

2023.01.26

証券コード

投資による利益はキャピタルゲインとインカムゲインの2種類に分けられます

キャピタルゲインとは保有している資産を売却することで 得られる利益のことです

キャピタルゲインをねらう投資は株価の推移をこまめに見る時間がある人や多少リスクが高くても高いリターンを望む人に向いています

ここではキャピタルゲインとインカムゲインの違いと特徴かかる税金について説明します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    キャピタルゲインとは

  • 02.

    キャピタルゲインとインカムゲインの違い

  • 03.

    株式投資におけるキャピタルゲイン

  • 04.

    株式投資でキャピタルゲインをねらうメリット

  • 05.

    株式投資でキャピタルゲインをねらう注意点

  • 06.

    キャピタルゲインを得たら確定申告は必要?

  • 07.

    株式投資のキャピタルゲインにかかる税金

  • 08.

    自分に合った投資スタイルで利益を重ねていこう

キャピタルゲインとは

キャピタルゲインとは保有している資産を売って手に入れることができる利益のことです

 

例えば100万円で買った株式を150万円で売った場合50万円の差額が発生しますこの差額がキャピタルゲインです

 

キャピタルゲインは株式だけでなく債券不動産などの貴金属の売却でも得ることができます

 

また購入価格より安い価格で売却して出た損失はキャピタルロスと呼ばれます

キャピタルゲインとインカムゲインの違い

株式の利益にはキャピタルゲインとインカムゲインの2種類があります

 

保有する資産を売却した際に得られる利益がキャピタルゲインであるのに対しインカムゲインは資産を保有している期間に得られる利益です

 

例えば株式の配当金や不動産の家賃収入などはインカムゲインに分類されます

 

得られる利益はキャピタルゲインの方が大きくなる可能性も

 

株式の配当金は通常株価の数%ですが株式の売却で得られるキャピタルゲインは株式の購入時に支払った金額よりはるかに大きくなることがあります

 

ただしインカムゲインがマイナスになることはありませんが株式や債券などの資産を売却する際に価格が下落していると大きな損失となる可能性があるので注意が必要です

株式投資におけるキャピタルゲイン

株式投資におけるキャピタルゲインは売却益のことです

 

例えば株価60万円で買った株式が80万円になったタイミングで売却した場合20万円のキャピタルゲインが手元に残ることになります

 

また株式投資では売却した際に利益だけでなく損失が出ることもしばしば

 

この売買損失はキャピタルロスと呼ばれ例えば50万円で買った株式を40万円に値下がりしたタイミングで売却したら10万円のキャピタルロスが出ます

株式投資でキャピタルゲインをねらうメリット

株式投資におけるキャピタルゲインのメリットは短期間で利益を出すことができる大きな利益を目指せる点です

 

投資資金が少額であっても投資を始めてからほんの数日で利益を上げることができる場合もあります

 

株価の値動きは絶えず上下しているため企業の決算発表時などは購入してすぐに急騰することがあります

 

上昇しそうな銘柄を探して株価を頻繁に確認すれば短期間で利益を得られる可能性があるのです

 

さらに株価が安いうちに買って上昇したときに売ると購入金額の倍以上の利益を得ることも可能です

 

株価が10倍以上になる株式をテンバガーと呼びますが投資先の企業がこのような大幅な成長を果たせば多額のキャピタルゲインを得ることも夢ではありません

株式投資でキャピタルゲインをねらう注意点

株式投資でキャピタルゲインをねらう場合株価の暴落に注意が必要です

 

株式投資では企業の業績のみならず自然災害や景気などにも左右されます

 

実際リーマンショックのあとには株価が著しく下落し資産を大幅に減らした投資家が多くいました

 

損失をできるだけに少なくするには適切に損切りをして損失の拡大を抑えることが重要です

 

またキャピタルゲインねらいの投資では大きな利益を期待していたにもかかわらず予想したほどの利益にならないことも少なくありません

 

キャピタルゲインを得るには投資の知識と利益確定のタイミングを見極める判断力が必要です

キャピタルゲインを得たら確定申告は必要?

キャピタルゲインには所得税がかかります

 

原則として確定申告をして税金を納めることになりますが証券会社で開設している口座の種類によっては確定申告が不要なケースがあります

 

NISA口座特定口座源泉徴収ありを利用している場合は確定申告の必要はありません

 

NISA口座を利用するとキャピタルゲインが最長5年間非課税となり確定申告も必要ありませんが年間の投資額は120万円までです

 

なお2024年から現行のNISANISAに置き換わり年間の投資上限額などが変更になるため注意が必要です

 

特定口座の源泉徴収ありを選択した場合も確定申告の必要はありませんキャピタルゲインにかかる税金は証券会社が代わりに納税してくれます

株式投資のキャピタルゲインにかかる税金

株式投資のキャピタルゲインは譲渡所得として課税の対象となります

 

売却によって得た金額から購入に要した金額や手数料を差し引いた金額に対して課税されます

 

上場株式の場合譲渡所得に対する税率は2037年まで20.315復興特別所得税を含む所得税は15.315住民税は5です

自分に合った投資スタイルで利益を重ねていこう

キャピタルゲインねらいの投資では短期間で大きな売却益を期待できる一方株価暴落による大きな損失のリスクもあります

 

したがって高いリターンを得るためなら多少のリスクは許容できる人向けの投資と言えるでしょう

 

キャピタルゲインとインカムゲインを組み合わせて投資することも可能なので自分の生活環境や投資資金に合った投資スタイルを検討することが大切です

情報提供:キャピタルゲインとは?インカムゲインとの違いと特徴かかる税金を解説
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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