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ボリンジャーバンドについて解説
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投資の知識

ボリンジャーバンドとは?見方や使い方注意点を一挙解説します

2023.08.08

証券コード

ボリンジャーバンドは株価などの移動平均線をもとに標準偏差を用いて求める指標の1つです
今の価格のばらつきや傾向がわかるため売買のタイミングを考えたり今後の価格変化の予想をしたりする際に役立ちます

今回はボリンジャーバンドについて計算式や意義注意点を解説します投資家の方はぜひ参考にしてください

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    ボリンジャーバンドについて

  • 02.

    ボリンジャーバンドの意義

  • 03.

    ボリンジャーバンドの注意点

  • 04.

    ボリンジャーバンドを投資に活用しよう

ボリンジャーバンドについて

ボリンジャーバンドはアメリカのジョンAボリンジャーによって考案されました計算式で求められるテクニカルな指標です

 

ボリンジャーバンドは移動平均線を中心に複数の線を伴っていますこの線と現在の株価やチャートの推移を比べることで現在の価格は過去と比べてどの程度差があるかがわかります

相場の変動や流れ売買するタイミングを図るときには欠かせない指標と言えるでしょう

移動平均線と標準偏差から成る

ボリンジャーバンドの中心は移動平均線です移動平均線は各期間の平均価格を線で示したグラフです

 

上下には標準偏差に基づいたグラフが23本ずつあります標準偏差とは平均からどの程度離れているかを示す値であり学力でいう偏差値です

上側がプラスで移動平均線から近い順に+1σ+2σ+3σ下側はマイナスで同じく移動平均線から近い順に-1σ-2σ-3σと呼ばれます

 

標準偏差のグラフはこれから価格が変動する値の範囲を示します+1σ〜-1σの範囲に入る確率が68.3+2σ〜-2σに入る確率は95.5+3σ〜-3σは97.7%です

よほどの変化がない限りは±3σの範囲内に入るといえます

ボリンジャーバンドの計算式

標準偏差の計算式は以下になります

 

σ=√{(各データの値-平均値)2乗の和}÷データ数

 

2σは上記の数を倍-2σは倍にした値をマイナスにすることで求められます

ボリンジャーバンドの意義

ボリンジャーバンドは主に以下の目的で使用されます

 

  • 売買タイミングの判断
  • 株価の予測

 

ボリンジャーバンドは視覚的にわかりやすく初心者でも利用できる指標です活用法を覚えて普段の投資に積極的に取り入れていきましょう

売買タイミングがわかる

チャートがボリンジャーバンドの+2σを超えると価格が上がりすぎと考えられます本来の価格よりも高い状態なのでこのタイミングでは売った方が良いでしょう反対に-2σを下回ると価格が下がりすぎている状態のため買いをおすすめします

このようにボリンジャーバンドを活用すれば売り買いのタイミングを図れるでしょう

 

加えてバンドの幅も投資判断に利用できますバンドの幅が狭い時は価格の動きが乏しく広い時は価格の変動が激しいと言えます幅が狭い時にチャートが±2σを超えるとそのトレンドはしばらく続くことが多いですこのタイミングでトレンドに従った売買をするのも良いでしょう

株価の予測に使われる

ボリンジャーバンドを使えば今後の株価を予測できます

 

チャートは基本的に+2σ〜-2σの範囲内で推移しますチャート画面でボリンジャーバンドを表示すると未来のバンドの動きが予想できますこれに合わせて株価の変動もある程度予測できるでしょう

表示期間を月単位や年単位など広く取れば長期における株価の動きを大まかに捉えられます

長期の投資判断をしたいとき購入銘柄を選定したいときにおすすめです

ボリンジャーバンドの注意点

ボリンジャーバンドは標準偏差という統計学の考えを採り入れた指標ですそのため投資を数学的に捉えることができ信頼性も高くなります

 

しかし万能ではありませんボリンジャーバンドの+2σ〜-2σに入る確率は95.5%と非常に高いですが4.5%の確率で外れるとも言えます+2σ〜-2σの範囲に入ると信じて取引をすると外れた時に損をしてしまうかもしれません投資をするときは例外的な価格変動の可能性を考慮しましょう

ボリンジャーバンドを投資に活用しよう

今回はボリンジャーバンドの仕組みや計算式活用法を紹介しました

ボリンジャーバンドは移動平均線と46本の標準偏差からなる指標です標準偏差のグラフとチャートを比べることで今の価格が高いのか低いのかを判断できます将来の価格変動を考える際にも利用できるため投資において役に立つでしょう

 

ただし投資には絶対というものがありませんボリンジャーバンドは信頼性の高いテクニカル指標ですが売買タイミングや未来の価格を確実に判断できるわけではない点に注意しましょうあくまでも判断材料の一つとして他の指標や考えと併用したうえで投資に取り入れてください

 

情報提供:ボリンジャーバンドとは?見方や使い方注意点を一挙解説します
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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