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S&P500構成銘柄の特徴やダウとの違いを解説
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投資の知識

S&P500とは?構成銘柄の特徴やダウ平均との違いを解説

2023.09.11

証券コード

投資をしているとS&P500というワードを耳にする機会がありますがそもそもS&P500が何なのかよく知らないという人も多いのではないでしょうか

簡単に言うとS&P500は米国の代表的な企業500社の株価の指数平均です

今回はこのS&P500についてダウ平均との違いも交えて解説します

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    S&P500とは

  • 02.

    ダウ平均との違い

  • 03.

    S&P500に投資するメリットと注意点

  • 04.

    S&P500に投資するには

  • 05.

    NISAで非課税運用もできる

  • 06.

    初心者や米国株に興味のある人にも

S&P500とは

S&P500米国の格付け会社であるスタンダードアンドプアーズ社現在のS&Pグローバルレーティング社が算出した米国の代表的な企業500社の株価の指数平均のことです

 

S&P500の時価総額は米国株式市場全体の約80%を占めているためアメリカの経済全体が好調なのか伸び悩んでいるのかがこの数字によってわかります

 

アメリカ経済は日本に大きな影響を与えるためS&P500は米国株に投資しない人でも注目すべき指標と言えるでしょう

S&P500の銘柄はどう選ばれている?

S&P500に選定される企業は時価総額発行済み株式の総額が大きい上位500社です

 

銘柄の採用条件は時価総額だけでなく次の点もクリアしている必要があります

 

  • 米国に本拠地がある
  • 米国における固定資産および売上が全体の大部分を占めている
  • 四半期連続黒字

 

幅広い業種がバランスよく含まれるように異なる産業やセクターから構成されます

 

 S&P500は企業の業績や市場の変化に応じて年に4回の銘柄入れ替えが行われます

代表的な銘柄

S&P500の代表的な銘柄である上位10銘柄2023731日現在を見てみましょう

 

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. アマゾン
  4. エヌビディア
  5. テスラ        
  6. メタプラットフォームズ                   
  7. アルファベット A       
  8. アルファベット C       
  9. バークシャーハサウェイ        
  10. ユナイテッドヘルスグループ 

 

アップルやマイクロソフトアマゾンなど誰でも知っている世界的大企業がずらりと並んでいます

 

 S&P500の代表的な銘柄が米国株全体をリードしていることがわかります

ダウ平均との違い

S&P500とダウ平均はどちらもアメリカの株価指数ですが構成銘柄数や計算方法が異なります

 

S&P500500銘柄で構成され幅広い業種をカバーしている一方でダウ平均はダウジョーンズインダストリアル平均株価Dow Jones Industrial Averageの略称で30の主要な工業企業の株価を対象にしています

 

計算方法においてはS&P500は各企業の時価総額に基づいて加重平均される指数ですこれに対してダウ平均の計算方法は単純平均される指数株価が高い企業の影響を受けやすいという点があります

S&P500に投資するメリットと注意点

S&P500に連動する投資商品は投資初心者にとって取り組みやすい選択肢の1つです

 

個々の銘柄選定やトレードの必要がありませんしポートフォリオが多様化されリスクが分散されるため個別の銘柄の業績に過度に依存せずに済みます

 

またS&P500に連動する投資信託やETF運用コストが比較的低い傾向があり投資家は運用にかかるコストを最小限に抑えることができます

 

そんなメリットの多いS&P500ですが短期的な利益を狙うのは難しいかもしれません

 

なぜならS&P500は多数の銘柄から成る指数であり個別の企業の影響を相殺しやすい特性があるからです

 

個別の企業の業績が急上昇したからといって指数全体が短期間で急騰することは難しいためS&P500は長期的な利益を追求する投資対象として選ばれるのが一般的です

 

これに加えて一般的な株式投資と比べて大きなリターンを狙いにくいとされています

 

市場全体に対する安定的な投資とされることが多く大きなリターンを追求するよりも安定性を重視する投資スタイルと言えるでしょう

S&P500に投資するには

S&P500に投資する方法として投資信託とETFがあります

投資信託

インデックスファンドと呼ばれる特定の市場指数: S&P500やセクターに連動するように設計された投資信託を利用することでS&P500に投資できます

 

 インデックスファンドは一般的に他の運用方法に比べて運用コストが低いのが特徴です

ETF上場投資信託

ETF の中にはS&P500に連動するものもありますこれらは株式市場で取引可能な証券でありS&P500に投資する手段として利用可能です

 

ETFは株式市場で取引されるため投資信託と比べて取引手数料や運用コストが削減されます

 

そのためインデックスファンドと比べて低い運用コストを持つことが多いです

NISAで非課税運用もできる

S&P500に連動する投資信託やETFは初心者にも適しており値動きがわかりやすく低い手数料が魅力です

 

NISAの非課税制度を利用してS&P500に連動する銘柄に投資すれば節税効果も期待できるので検討してみるのもありです

初心者や米国株に興味のある人にも

S&P500への投資は米国株に興味がある方や長期投資を検討している方にも向いていると言えますまた複数の銘柄で構成されてリスクも分散されているため初心者でも取り組みやすいです取り扱っている証券会社も多いのでぜひ一度は調べてみてはいかがでしょうか

情報提供:S&P500とは?構成銘柄の特徴やダウ平均との違いを解説
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

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