本日はよろしくお願いします。
ティッカーくん
よろしくお願いします。
QoQにて増収増益となった要因など、詳しくお聞かせください。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
11月に広告宣伝費の投資効果を検証した理由を教えてください。
Q3
資料の推定IRRが月によって大きく増減するのはどのような要因がありますか。
Q4
広告宣伝投資を増加させたことによって収益性が改善する仕組みを教えてください。
Q5
sliceについて教えてください。
Q6
ゲームエイトは引き続きソリューション支援が好調のようですが、その中でもどのような支援が一番収益的に大きいのでしょうか。
Q7
CPMについて、出稿金額の大きかった業種からの回復は見込めないものなのでしょうか。また組織力強化について考え方を教えてください。
Q8
今回追加で投資をされていますが、SAVEOについて教えてください。
Q9
世界的な利上げが未上場企業投資への逆風となっていますが、影響をどのように見ていますか。
Q10
投資家へのメッセージをお願いします。
今回の決算発表のポイントを教えてください。
連結業績はQonQで増収増益となりました。Gunosy Ads、ゲームエイト、その他の売上においてQonQで増益となったことが要因です。 Gunosy Adsはアドロジックの調整や11月からのグノシーへの広告宣伝投資増額による新規ユーザーの増加により収益性が改善したこと、ゲームエイトはソリューション事業が堅調に推移したこと、その他はゲームエイトの子会社であるSmarpriseの業績が想定よりも堅調に推移したことがそれぞれの増収要因となります。 また、グノシーについては基礎KPIが好調に推移したこと、11月に広告宣伝費について今までの水準から大幅に増額した1.2億円/月を投資しましたが、当社内の投資判断基準をクリアした推定IRRとなったため、広告宣伝投資を増額しすることを意志決定いたしました。短期的には営業損益にマイナスの影響となりますが、中長期の成長を重視した意思決定になります。 投資先であるsliceについては、RBI公表のDigital Lending Guidelinesに準拠したプロダクトの提供開始を2022年12月1日に実施しており、問題なく順調にプロダクトの移行が進んでおります。
11月に広告宣伝費の投資効果を検証した理由を教えてください。
長期継続率の動向を9月末まで慎重に精査を行い、KPIが改善してきていることを確認したうえで、一時的なニュース要因等の影響がないかを慎重に判断し、10月に下期の広告宣伝投資前倒しによる投資対効果の検証を意志決定いたしました。その後、最短で実施可能な11月より広告宣伝投資を増額することにいたしました。
資料の推定IRRが月によって大きく増減するのはどのような要因がありますか。
推定IRRは、ユーザーあたりの獲得単価(CPI)及び見込限界利益から推計した3年間のIRRとなります。CPIや、その月に獲得したユーザーの継続率(RR)、および収益性は月によって変動するため、この変動にあわせて増減しております。 2022年6月以降は収益性の改善、および広告宣伝投資の金額を抑えていたこともあり、当社の基準値を大きく上回っておりました。広告宣伝投資を増額すれば獲得効率は一定悪化するのですが、収益性の改善を行えていたこともあり、1.2億円に倍増してもIRRは当社の基準値を上回っており、下期の広告宣伝費の増額においても判断材料となりました。
広告宣伝投資を増加させたことによって収益性が改善する仕組みを教えてください。
新規で獲得したユーザーは、獲得の経過日数に応じて一定、収益性が低下していきます。つまり、獲得して日が浅いユーザーは収益性が高い状態といえます。そのため、広告宣伝投資を増加させ、獲得してからの日が浅い新規ユーザーの割合が増加すると全体の収益性が改善されます。
sliceについて教えてください。
sliceについては、2022年9月2日にインド準備銀行(RBI)が発行したDigital Lending Guidelinesに沿った製品エクスペリエンスの変更すべく、対応を進めておりました。結果、2022年12月1日に新プロダクトがリリースされ、順調に移行が進んでおります。 赤字幅縮小に関しては、コストコントロールを実施しているためです。
ゲームエイトは引き続きソリューション支援が好調のようですが、その中でもどのような支援が一番収益的に大きいのでしょうか。
戦略上、一番収益的に大きいサービスについては回答は差し控えさせていただきますが、主なサービスとしてはリリース前の事前登録の支援や、インフルエンサーによるPR、クライアントからの依頼による攻略記事の作成などがございます。
CPMについて、出稿金額の大きかった業種からの回復は見込めないものなのでしょうか。また組織力強化について考え方を教えてください。
組織力強化につきましては、アドネットワークに関わるメンバーの運用スキル向上を進め、運用効果改善を進めております。また、合わせて効果が合いやすい顧客開拓を進めることでCPMを改善していく想定です。この取り組みのなかで広告主の状況にもよりますが、出稿金額を多く頂いていた業種からの出稿が戻る可能性はございます。
今回追加で投資をされていますが、SAVEOについて教えてください。
インドのバンガロール市を拠点として、2019年創業された薬局向けに医薬品のマネージドマーケットプレイス (B2Bコマース事業) を⾏なっている会社となります。 Saveoは薬局に対して、医薬品卸におけるデジタル化されたECプラットフォームのような体験を提供しています。 薬局は、流通する大半の医薬品について、Saveoプラットフォーム上で注文を行うことで、都市部であれば数時間以内に注文した医薬品を薬局に届けてもらうことが可能です。 薬局に高い利便性を提供することで、ひいては薬局を利用する人々に対してより良い購入体験を提供しています。 近年、特に力強い成長を見せており、2022年11月には Deloitte India (デロイトインド社) が発表する、”インドで最も成長しているテクノロジー企業50社” (直近3年の売上高成長率を基準に集計) において、第2位にランクインしております。
世界的な利上げが未上場企業投資への逆風となっていますが、影響をどのように見ていますか。
当社としては、既存の投資ポートフォリオについては、過去に市場が好調であった時にも非常にセレクティブに投資をしてきた背景があり、健全度の高い状態を保てていると考えています。また、新規投資という観点ではこのような状況だからこそ魅力ある投資機会も存在すると思っており、引き続きセレクティブにインド、国内にて投資を実行していく方針です。
投資家へのメッセージをお願いします。
2023年5月期第2四半期については、進捗があった四半期だったと認識しております。メディア事業については、グノシーにおけるKPI改善により投資対効果の改善が進んだことにより、中長期の成長ドライバーとして投資を拡大していくことが可能な状態になりました。 これからも「情報を世界中の人に最適に届ける」ことをミッションに、メディア事業、ゲームエイト、投資事業を軸に成長を進めてまいりたいと思います。
情報提供:株式会社Gunosy
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