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IR担当者に決算後インタビューをしてきました
売上高営業利益共に上振れで着地
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IRインタビュー

Gunosy通期を通して売上高営業利益共に上振れで着地

2022.08.08

6047

証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。通期を通して売上高・営業利益が計画値を達成しましたね。

    ティッカーくん
  • よろしくお願いします。取りこぼしなく売上を積み上げることができました。営業利益も広告宣伝費の抑制により、大幅に上振れしました。

  • 今回の決算のポイントや、来期以降の取り組みについてなど、詳しくお聞かせください。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算発表のポイントを教えてください

  • Q2

    sliceについてインド中銀が検討している規制と影響について詳しく教えてください

  • Q3

    アクティブユーザーの推移が微減しているように見える要因は?

  • Q4

    メディア開拓の成功によりimp広告の表示回数増加とありますが詳しく教えてください

  • Q5

    最高投資責任者の設置に至った背景を改めて教えてください

  • Q6

    ゲームエイトの体制変更に至った背景を改めて教えてください

  • Q7

    中期の指針はズラさず来期の予想は中経開示の数値より下回る予想となっていますがこの辺りの背景をあらためて説明いただけますか

  • Q8

    来期予想は経常利益が赤字で純利益が黒字になっているなど少し複雑な予想ですがポイントは?

今回の決算発表のポイントを教えてください

通期の部分に関しては売上高営業利益共にきちんと上振れしたという点がポイントとして挙げられると思います 広告需要期が重なり取りこぼしもなく売上を積み上げることができましたその売上達成の状況を考慮し広告宣伝費を抑制したことにより営業利益は大幅に上振れしましたグノシーの継続率に関しても継続して引き上げができている点とユーザーあたり収益性に関しても新規ユーザーへの入れ替えが進んでいることが起因して改善ができている部分が今回の実績に対するポイントかと思います

sliceについてインド中銀が検討している規制と影響について詳しく教えてください

こちらに関しては情報の正確性を考慮し弊社から説明することは難しいです その上で弊社の考えとしてはインドという国の今後の成長ポテンシャルの大きさとインドの金融を含む経済のデジタル化の波は変わらないと考えています デジタル化が進む過程で革新的なサービスを提供する企業は整備された法律や規制等を遵守したうえでサービスを提供し健全に成長していくものであると考えます一般的に革新的な製品やサービスの開始時点では規制の枠組みが整備されていないことが時折あり当該産業が一定の規模に成長したタイミングで規制当局が介入して健全な形でイノベーションが支援されていくものだと認識しています 弊社としてはSliceが提供しているサービスは社会的にも非常に価値の高いものだと信じておりインドの社会的なインフラを提供する企業の一つとして今後も大きく成長していってくれるものと期待しています

アクティブユーザーの推移が微減しているように見える要因は?

売上達成とマクロ環境の2つを考慮した形で広告宣伝投資を1.6億円下げたことが大きな要因となります 引き続きマクロ環境を考慮し広告宣伝費は抑制していく方針ではございますがプロダクトの改善や基礎KPIの向上等により現状のユーザー規模感は十分維持可能だと考えております 20235月期はプロダクト改善を進め広告宣伝投資を増加させる機会に備え高い投資対効果を実現できる状態を目指します

メディア開拓の成功によりimp広告の表示回数増加とありますが詳しく教えてください

アドネットワークのメディア開拓が進むと広告の露出先が増加していきますそれによりimpは増加いたします

最高投資責任者の設置に至った背景を改めて教えてください

今までは今回最高投資責任者に就任した間庭が投資事業の責任者及びCFOとして攻め守りの両面を担っていましたが投資事業の重要性が非常に高まっているところで間庭の役割を最高投資責任者として攻めの領域に集中させ投資事業の成長を加速させていきたいという背景です

ゲームエイトの体制変更に至った背景を改めて教えてください

近年メディア事業拡大の原動力となったスマートフォンゲーム市場は成熟期を迎える一方でテクノロジーの進化に伴いゲーム業界には新規事業開発のチャンスが新たに生まれてきております ゲームエイトの経営においても攻めと守りのバランスが特に重要となってきておりさらに大きな成長を目指すうえでは攻守両面でCOOとしてゲームエイトの経営を牽引してきた沢村が適任であると判断し経営体制を変更する事といたしました 今後も西尾は会長としてCEOの沢村を全面的にバックアップしつつも西尾はよりGunosyグループ全体の事業機会創出に注力する予定です

中期の指針はズラさず来期の予想は中経開示の数値より下回る予想となっていますがこの辺りの背景をあらためて説明いただけますか

想定よりもマクロ環境の不透明さが増しているところで20225月期Q4より広告宣伝投資を抑えて利益確保に経営方針を変えております引き続き20235月期も広告宣伝投資を抑制した上できちんと利益を出していく方針に変更した為売上高営業利益は当初の予定よりも下がった業績予想となります またYonYで広告宣伝投資を抑えても利益が下がる要因はセールスミックスが変わったことにより売上総利益が減少しているためです具体的には広告宣伝投資の抑制によりGunosy Adsの売上が前年よりも減少し新規事業関連やゲームエイトグループはYonYで増収となっています 結果売上総利益に関しても内訳が変化するため最終的な営業利益に関してもYonYで減益の予想となっております 245月期については235月期の取組みを着実に行うことで当初計画の達成を目指していきたいと考えております

来期予想は経常利益が赤字で純利益が黒字になっているなど少し複雑な予想ですがポイントは?

slicePLの取り込みが開始されたことが要因となります経常利益はSliceの持分法投資損益が反映され営業利益から5.2億円ほどが赤字取込することになります一方で特別利益としてSliceに関する持分変動利益が9.8億円計上されることにより結果的に当期純利益は黒字となります

情報提供:株式会社Gunosy
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

実際に担当者の方にお話を伺うことで決算内容の詳細に加え成長加速に向けた体制変更の背景などについても詳しく知ることができました今後も投資事業含め様々な動きが期待できるGunosyどのように実績を積み上げていくのか非常に楽しみです

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