Gunosyは4月14日、2022年5月期第3四半期決算(202年6月〜2022年2月)を発表しました。決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年5月期第3四半期決算内容
02.
各領域で順調な進捗。YoYで増収
03.
新規ユーザー比率が約30%まで上昇
04.
メディア開拓が進みQoQで増収
05.
引き続きauサービスTodayの収益性改善に取り組む
06.
「slice」は圧倒的な成長を継続中
07.
「slice」の累積投資額は約30億円まで増加
08.
各事業の好調を受けて、通期予想を上方修正
09.
FY22通期予想比:売上高、営業利益ともに順調に進捗。
010.
Gunosy通期決算のまとめ
2022年5月期第3四半期決算内容
売上高は前年比2.3%増の6,598百万円、営業利益は同66.4%減の189百万円だった。
各領域で順調な進捗。YoYで増収
グノシーの新規ユーザー獲得によるユーザーあたり収益性の改善や、前Qで一時的に減収したゲームエイトの売上回復により、QoQで増収増益。Q3累計では、YoYで増収となった一方で広告宣伝費を前年から6.8億円増加させたため営業利益は減益となっている。
新規ユーザー比率が約30%まで上昇
新規ユーザーの割合は、22年2月時点で約30%まで増加。広告宣伝投資の抑制により、Q2に開示した期末時点での新規ユーザー割合の見込みは「40%〜50%」には達しない見込み。ただしユーザーあたりの収益性・継続率が想定より向上していることから、売上高はQ2開示の通期業績予想達成を見込んでいる。特に継続率は、21年2月実績に比べて22年2月時点で1.7倍と大幅に改善している。
メディア開拓が進みQoQで増収
アドネットワークについては、組織強化によりメディア開拓が進み、CPM、impともに回復基調となりQoQで増収。 顧客開拓を引き続き実施し事業成長を推進する。
引き続きauサービスTodayの収益性改善に取り組む
新たに検索機能とヘッダービデオをリリース。それぞれUXの向上、収益性の向上に寄与する見込み。ユーザーあたり収益性(Sales/DAU)は21年5月対比で22年2月の成長率35%と、引き続き改善中。
「slice」は圧倒的な成長を継続中
AUMは21年12月でYoY+480%と、圧倒的な成長を継続。ユーザー数やカード発行枚数も大幅に伸長させつつも、デフォルト率は低い水準をキープしている。なお、2022年5月期中に持分法の適用が開始される見込みだが、P/Lでの損益取り込みについては来期Q1より開始となる見込み。
「slice」の累積投資額は約30億円まで増加
「slice」に関しては、Q2末時点での17%超の持分に加えてQ3で約$10mnの追加出資を実行。累積投資額は約30億円まで増加している。また、投資事業累計では約50億円を出資済。出資額の75%はインド企業となっている。
各事業の好調を受けて、通期予想を上方修正
グノシーのKPIが改善していることや、広告宣伝投資を抑えながらも売上高が順調に進捗していることを踏まえ、通期業績予想を上方修正。営業利益は2億円上振れ予想となっている。
FY22通期予想比:売上高、営業利益ともに順調に進捗。
修正した通期予想に対しても、売上高・営業利益ともに順調に進捗している状況。