【スパイダープラスQ2決算】
スパイダープラスは8月12日、2021年1月〜2021年6月(Q2)決算を発表した。
売上高は前年比8.1%増の1,089百万円、営業利益は▲211百万円だった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2021年12月期Q2決算
02.
TVCM・人員増加によりYoYにて増収減益
03.
ICT事業が高成長、YoYにて+32%の実績
04.
FY21通期予想比:通期予想に対し、Q2時点での進捗は順調
05.
新サービス『SPIDERPLUS PARTNER』を開発
06.
SPIDERPLUSアカデミックプランを開始
07.
スパイダープラスQ2決算のまとめ
2021年12月期Q2決算
TVCM・人員増加によりYoYにて増収減益
FY2020Q4より実施した TVCM・人員増加によりYoYにて増収減益の結果となる。広告宣伝の効果により、新規顧客数は四半期過去最高の増加数を達成。
主要KPIであるID数は42,638IDとYoYで28%増加、ARPUも3,677円となりYoYで5%増加し、各種指標が順調に成長。それに伴いARRがYoY35%増加と大きく拡大した。
ICT事業が高成長、YoYにて+32%の実績
ICT事業の成長が順調に推移。既存顧客のID数追加や広告宣伝の影響により、契約者数がYoYにて+58%の進捗率を達成したことが大きな要因となる。エンジニア事業はYoYにて売上高・営業利益は大幅減だが、ICT事業への活動へ注力しており、エンジニアリング事業は積極的に営業活動を行っておらず、予想通りの進捗。
FY21通期予想比:通期予想に対し、Q2時点での進捗は順調
FY21Q2実績は、通期の予想に対して順調に進捗している。ICT事業の進捗率は46.1%であり、ビジネスの性質上、下半期から実績が伸びる傾向にある。営業利益・経常利益・純利益は広告宣伝の増加による販管費の増加により、通期予想ではマイナスの見込み。
新サービス『SPIDERPLUS PARTNER』を開発
現場監督と専門工事会社のコミュニケーションをデジタル化するサービス『SPIDER PLUS PARTNER』を新たに開発。『SPIDER PLUS』を導入している現場監督が専門工事会社との情報共有やコミュニケーションをデジタル化するサービスとなる。販売価格が決定次第、サービス提供が開始される。
SPIDERPLUSアカデミックプランを開始
建設業界の職業訓練生が行う施工学習現場にSPIDERPLUSを無償提供し、建設業界のDXを教育現場から促進する為のサービスを開始。学生の段階で最新の建設ITを学び、SPIDERPLUSを導入した企業に就職した際、即戦力として活躍できるような環境を提供。SPIDERPLUS未導入企業に就職した際も、SPIDERPLUSの認知度アップが見込まれ、ユーザー数の拡大が期待される。