主に3点あります。まず、将来のネットワーク効果を加速させる大手顧客の開拓等、顧客基盤の構築が進みました。次に、先行投資については高いARR成長率の実現するためのプロダクトづくりと組織づくりに引き続き注力しております。最後に、事業についてはイネーブルメント施策を中心として、中期KGIであるARR100億円の早期達成に向け進捗させています。 また、今期の決算説明資料にて、今後の建設市場の見通し、建設DXを後押しする政策、弊社の中期戦略を資料化しておりますので、そちらにもご注目いただければと思います。

主な販管費の増加要因は人的投資を注力しているので、採用強化による人件費の他、大型の展示会出展などマーケティングコストの増加によるものです。展示会については、建設DX関連では国内最大規模の展示会に出展しました。弊社は、上場前から展示会を優良商談を獲得する１つのチャネルとして活用しております。Q3で開催された建設DX展は関西地区で開催されたもので、Q4では関東地区でも開催されます。それにも参加予定です。

期末目標達成に向けてオプションの一括導入やIDの全社導入等の大型案件のクロージングを進めております。

導入企業同士が同じ現場で仕事をすることになった際に、事業者間の情報共有や工事進捗管理もSPIDERPLUS上で行うことができるようになります。そのような現場が多ければ多いほど、これからDXに取り掛かる企業にとっては自社業務のDXに留まらず、現場内で他社との連携によるハイレベルな生産性向上も行えるSPIDERPLUSの魅力度が増すため、新規契約の後押しとなります。

既存顧客のID浸透を早める施策として、商談単位を現場単位から支社単位、全社単位と大きくしていくことを重視しております。現在は、各社のDXフェーズによってニーズは様々ですが、企業全体でDX化を推進する企業が増え始めています。

既存顧客の中では、3つのオプションパック全てをご利用いただいているお客様もおり、プロダクトの価値が正しく伝われば、その許容度の幅は広いと考えております。

建設業界以外では、引き続きプラント業界が順調に進んでおります。また、説明会で紹介したホテル業界の事例は、事例数は多くないものの、展開可能性のある業界と考えております。

BPOサービスは、既存顧客を中心に開拓を進めております。もちろん、既存顧客のみでなく、新規商談でもBPOサービスとその前提となるオプション機能の同時営業を積極的に行なっております。

引き続き、東南アジアに進出する日系建設会社を中心とした展開を進めております。また、日系企業だけでなく現地企業とのネットワークも構築も出来始めております。

引き続き、個人投資家の皆様への情報発信を重要視してIR活動に努めております。