今日はよろしくお願いします。契約企業数が好調でしたね。
ティッカーくん
ありがとうございます。過去からの取り組みが数字に表れてきた形です。
解約率や売上総利益率の動きなども、詳しいお話を聞かせてください。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
契約企業数は15.5%増と好調に推移していますが、どのような要因がある?
Q3
平均月次解約率の上昇が気になるところですが、今期の一過性と捉えていいのか、それとも継続的に増加基調になることも懸念されるのか、どう考えていますか?
Q4
売上総利益率が低下基調にありますが、今後も低下が懸念されるのでしょうか。
Q5
広告宣伝費も増加しプロモーション施策も拡大されていると思いますが、効果検証結果があれば教えてください。
Q6
マーケティング活動が今後より重要になるかと思います。現在の社内体制や、今後の機能強化の必要性について教えてください。
Q7
新サービス「tadrill」について、今後の業績影響は?
Q8
今後も新サービスの開発をさらに拡大していく方針でしょうか。それとも「tadrill」を含めた現行サービスの拡大に注力しますか?
Q9
参加型イベントHENNGE NOW!を3年ぶりに都内会場で開催されていますが、以前と比べたユーザー様の反応の変化など、イベントを振り返ってどうだった?
Q10
最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします。
今回の決算発表のポイントを教えてください。
当四半期は、契約ユーザ数の伸びはやや緩やかでしたが、特に脱PPAPなど最近の需要にマッチしたソリューションがIDaaSと同時に提供できるという強みを活かした営業・マーケティング活動を行った結果、新規顧客獲得やARPUは順調に増加しました。
契約企業数の伸びからもわかる様に、マーケットは裾野が広がっていると実感しており、課題となっている新規顧客獲得体制を充足することで、しっかりとこのトレンドをつかみ取りたいです。
契約企業数は15.5%増と好調に推移していますが、どのような要因がある?
過去から取り組んできた販売パートナーとの連携強化の成果などにより、比較的小規模な企業様から安定してご契約いただくことができるようになりました。
ただ、当社としては、引き続きメインターゲットである従業員数300名から5,000名規模の企業に加え、それよりも規模が大きな企業にも、小さな企業にもアプローチをかけている状況ですので、今後も安定的に増やしていきたいと思っています。
平均月次解約率の上昇が気になるところですが、今期の一過性と捉えていいのか、それとも継続的に増加基調になることも懸念されるのか、どう考えていますか?
従来からの解約理由である「企業の統廃合により別のシステムへと統一されてしまった」や「クラウド移行の戦略自体を見直すことになってしまった」などに加え、当四半期は、既存顧客の契約更新時における社内利用サービスの見直しをきっかけとする解約も若干発生しました。
現時点では、平均月次解約率は非常に低い水準を維持できていると考えていますが、既存顧客の新プラン移行が進むにつれて、平均月次解約率が変動する可能性はあるので、今後の動向は注視していきます。
売上総利益率が低下基調にありますが、今後も低下が懸念されるのでしょうか。
売上総利益率の変動は、開発人員増と為替の影響などによるHENNGE Oneのインフラコスト増が主な原因です。なお、為替予約等を実施しているため、期中において著しい為替相場の変動が生じても、2023年9月期の業績予想に大きな影響を及ぼすことはないと見込んでいます。
広告宣伝費も増加しプロモーション施策も拡大されていると思いますが、効果検証結果があれば教えてください。
2023年9月期の広告宣伝費は、2022年9月期に投下した規模とほぼ同等の予定ですが、毎期プロモーションの内容を変化させながら、将来ARR獲得につながるような施策を実施しています。
契約企業数とARPUは順調に増加しており、投下した広告宣伝費以上のARRも獲得できていて堅調に伸びているので、これまでの広告宣伝活動の効果が出ていると考えています。
マーケティング活動が今後より重要になるかと思います。現在の社内体制や、今後の機能強化の必要性について教えてください。
当社のマーケティング活動については、マーケティング担当が営業やカスタマーサクセスのメンバーと連携しながら、当期の方針の通り、将来ARRの獲得に繋がる各種施策を実施しています。
2023年9月期第1四半期決算Q&A(リンク)の「5.1. HENNGE Oneのマーケティング活動はどのように⾏われているか。」で詳細を記載していますので、ぜひご覧ください。
機能強化については、事業開発のメンバー中心に実施していますが、マーケティング活動と同様に会社全体を巻き込んで、お客様のためになるものを作る活動を行っています。お客様に届ける価値を向上していく活動はとても重要で、このような活動を通じて日本のクラウドサービス利用拡大の流れを後押しをしていきたいと考えています。
新サービス「tadrill」について、今後の業績影響は?
tadrillは2022年11月にリリースしたばかりの新サービスですので、今期の業績に与える影響は軽微だと考えています。標的型攻撃メール対策は非常に注目されており、現在、多くの引き合いをいただいている状況です。しっかりとお客様のニーズを捉えて営業活動を推進していき、将来的な事業拡大に繋げていきたいです。
今後も新サービスの開発をさらに拡大していく方針でしょうか。それとも「tadrill」を含めた現行サービスの拡大に注力しますか?
SaaSはお客様への継続的な価値の提供が必要なビジネスですので、HENNGE Oneやtadrillのような現行サービスの改善や新機能の追加なども行っていきますが、それだけでなく、今後もお客様のニーズにあった新サービスを開発・展開していきたいと考えています。
参加型イベントHENNGE NOW!を3年ぶりに都内会場で開催されていますが、以前と比べたユーザー様の反応の変化など、イベントを振り返ってどうだった?
2021年2月に開催した前回のHENNGE NOW!は、コロナ禍で急速に関心が広がったリモートワークやクラウドサービスの需要をとらえる為、主に新規顧客をターゲットとした、1万人規模のオンラインイベントでした。
2022年10月に開催した今回のHENNGE NOW!は、主に既存顧客の新機能や新サービスの利用促進を目的とした、数百人規模のリアルイベントでした。
同じイベント名でも目的・規模が異なっているので単純な比較はできませんが、今回のように、実際に会場に来ていただいてワークショップなどに参加していただくことで、より密度の濃いコミュニケーションを取ることができましたし、お客様同士の交流の機会にもなり、とても良いイベントになったと感じています。
最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします。
HENNGE Oneの価値をしっかりお客様に伝え、理解していただくことにより、当初計画通り今期中での既存顧客の新プラン移行の完了を推し進めると同時に、引き続き、積極的なマーケティング活動と人材獲得力強化による体制強化を行い、中期的なARR成長を加速させていきたいと考えています。長い目線での応援を宜しくお願いします。
情報提供:HENNGE株式会社
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