HENNGE株式会社は、クラウドサービスを安全・効率的に利用するための企業向けSaaSを開発・提供している企業。1,900社(2021年9月末時点)以上が利用する「HENNGE One」を成長ドライバーとして、他にも様々なサービスを展開し業績を伸ばしている。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
HENNGEの企業沿革
02.
HENNGEの事業ポートフォリオ
03.
HENNGE Oneとは
04.
HENNGE One事業のビジネスモデル
05.
イベントの開催
06.
HENNGEの主な経営指標
07.
今後の成長の軸
08.
HENNGEの業績情報
09.
HENNGEのミッション
HENNGEの企業沿革
同社は、1996年に有限会社ホライズン・デジタル・ エンタープライズとして設立。各サービスのリリースや複数回の商号変更などを経て、2019年に東証マザーズに上場している。
HENNGEの事業ポートフォリオ
HENNGEの事業は、同社を代表するSaaSであるHENNGE Oneを企業向けに提供するHENNGE One事業と、プロフェッショナル・サービス及びその他事業の大きく二つに区分される。
売上構成比としては。HENNGE One事業が9割を占めている状況。ここからは、HENNGE One事業の概要とビジネスモデルを紹介する。
HENNGE Oneとは
HENNGE Oneとは、企業がクラウドサービスを利用する際の利便性や安全性をサポートするSaaS認証基盤(IDaaS)。Microsoft 365、Google Workspaceなど複数のサービスを横断して効率的・安全に利用することを可能にする。
利用社数は1,900社を超え、契約ユーザ数も約214万人と極めて強固な顧客基盤を築いている。また、セキュリティの意味合いが強いこともあり平均月次解約率は0.25%という低水準。一度利用開始した企業が利用を長期に継続しやすいという特徴を持っている。(2021年9月末時点)
HENNGE One事業のビジネスモデル
HENNGE One 事業は、企業に対してサービスを提供し、年額で使用料を得るサブスクリプションモデル。基本的に契約ユーザ単位で費用が発生するプランとなっている。
イベントの開催
サービスの認知やパートナー企業との連携強化を目的として、ミートアップやセミナーなどのイベントも数多く開催している。
HENNGEの主な経営指標
HENNGE One 事業における主な経営指標は、契約企業数、平均契約ユーザ数、契約ユーザ単価の3つ。短期的には契約企業数を上げること、中長期的には契約ユーザ単価を上げることを成長戦略としている。
今後の成長の軸
顧客企業のSaaS活用を応援し、提供する機能を増やしてテクノロジーの解放を進めていくことで、中長期的な成長につなげていく。
HENNGEの業績情報
ニューノーマル下で拡大する機会を捉えるべく積極的なマーケティング投資を行ってきたことで、FY21の売上高はYoY16.7%増の48.5億円で着地。順調に売上高を伸ばし続けている。