本日はよろしくお願いします。投資先が成長していますね。
ティッカーくん
よろしくお願いします。ユニコーンの仲間入りしました。
IR担当者
今後の見通しについても、ぜひ詳しく聞かせていただきたいです。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
インドsliceに対する長期的な取り組みについてお教えください。
Q3
sliceの今後の評価が拡大した場合、資本政策としてどのように有効活用しますか。
Q4
Gunosy AdsについてQonQで減収になっているのはどのような要因でしょうか。
Q5
その点では、グノシーの新規ユーザーの割合が目標にやや届かないように見えますが、対策はありますか。
Q6
ゲームエイトの状況についてはいかがでしょうか。
Q7
前回決算時にアドネットワークにおいて改正薬機法施行により他社からの移りが見られるとありますが、足元ではいかがでしょうか。
Q8
Gunosy Prideの新たな行動指針の開示もあったと思いますが、内部から見た組織の変化があれば教えてください。
Q9
最後に個人投資家に向けてメッセージをお願いいたします。
今回の決算発表のポイントを教えてください。
決算の発表のポイントはやはりインドの投資先のsliceがユニコーンの一社になったことが一番大きいところですが、メディア事業では収益性の改善、基礎KPIの改善が進んできました。その他にはゲームエイトグループの新しい成長ドライバーとして海外事業の立ち上がりが進んできたところです。
インドsliceに対する長期的な取り組みについてお教えください。
戦略投資先として長期保有を考えており、売却はいまのところ計画していません。sliceと当社のミッションには親和性があると考えており、中長期的な目線ですが将来的な事業提携の可能性なども含めた連携の余地等も模索していきたいと思っています。
sliceの今後の評価が拡大した場合、資本政策としてどのように有効活用しますか。
sliceが加わることによって会社として一段階大きなステージにいけると思っています。当社の財務的な基盤が一層強化されることによりとりうる戦略の幅も広がり、既存のメディア事業、新規事業、投資やM&A等に関してもより積極的な姿勢を取ることが可能になってくるものと考えています。
Gunosy AdsについてQonQで減収になっているのはどのような要因でしょうか。
Q1(6-8月)と比べて、オリンピック反動等でMAUが弱含んだことが原因にあると思っております。一方で、Q2決算説明資料のP29にも記載しましたが、グノシーの重要なKPIである継続率については着実に改善が進んでおり、根本のプロダクト力が向上していることについては大きな手応えを感じています。また、現状のマーケティングで獲得している新規ユーザーについては既存ユーザーよりも収益性が高い傾向にあり、新規ユーザーの構成比が高まることでの売上の改善も見込める状況にあります。今後もプロダクト力の向上、マーケティングの精緻化を通じて基礎KPIを改善し、プロダクトとしての投資対効果を高めることを重要しながら、しっかりと財務数値の面でも成長をお見せできるようにしていきたいと思います。
その点では、グノシーの新規ユーザーの割合が目標にやや届かないように見えますが、対策はありますか。
新規ユーザーの割合を増加させるのを目的としているわけではなく、あくまで新規ユーザーの割合というのは結果であって、最終的なKPIの改善具合や売上の貢献というところが重要だと思います。当社としては引き続き、広告宣伝投資の投資対効果が納得できる範囲でしっかり広告投資を行い、メディア事業を伸ばしていきたいと思っています。現状だと、まだまだプロダクトやマーケティングのブラッシュアップによるKPIの改善余地もあると思っているので、そちらの実現具合を見て投資額を増やすか増やさないか決めていくことを考えています。
ゲームエイトの状況についてはいかがでしょうか。
こちらについてもQonQでの減収ではありますが、メインのゲーム攻略wiki以外のクリエイター事業領域での提携パートナーとの契約条件変更や、ゲーム攻略wikiについてもゲーム市場でのヒットタイトルがあまり出てこなかったことが要因と考えております。ポイントとしてはゲームエイトはどうしてもゲーム市場でのヒットタイトルの有無に業績影響を受けるという所であり、Q2はそれに恵まれませんでしたが、ゲームエイト自体の競争力は高い水準を維持できており、あくまで四半期単位で見たいときの業績の想定されるボラティリティの範囲内での推移と思っております。今後、ヒットタイトル等がゲーム市場に出た際などには逆に業績の上振れが期待できると思っております。また、海外事業のPV成長が非常に好調であり、今後の成長ドライバーとして期待できるようになってきているというのも直近の抑えるべきポイントと思っております。
前回決算時にアドネットワークにおいて改正薬機法施行により他社からの移りが見られるとありますが、足元ではいかがでしょうか。
ADNWに関してもしっかりと売上の伸びを見ることができる事業に流れが変わってきたと思ってます。足元では営業組織を強化して、増えてきた引き合いに対応できるよう組織を作っています。
Gunosy Prideの新たな行動指針の開示もあったと思いますが、内部から見た組織の変化があれば教えてください。
Gunosy Prideの策定に至った経緯は、これまでの行動指針であったGunosy Wayの価値感や意図、趣旨が策定した当初から時間が経つにつれて、その大事にしたい部分が伝わりにくくなっていた点があると思っており、第二創業期にあたるいま、改めて大事にしたい価値観を見つめ直し、社内外に共有したいと思ったからです。たとえば、過去は「数字は神より正しい」と言うほどKPIをとても重視していて、数値を大事にするというのは変わらないですが、数値だけに目が行き過ぎるのではなくて、プロダクトをより良くするから数値が上がるんだよね、など根底にある大事にしたい価値観をあらためて再確認しました。徐々に社内でも浸透してきており、動き方も変わってきているのではないかなと思います。 また、組織の変化という点でいうと、コロナをきっかけに現在はフルリモート中心に働きながら、メンバーとコミュニケーションが必要な場合においてはオフィスに出社するなど柔軟な働き方ができており、新しい働き方を推進できていることもGunosyの良い所と考えています。
最後に個人投資家に向けてメッセージをお願いいたします。
二つあります。ひとつはsliceですが、インドのクレジットカード市場はまだまだ未成熟で、ここをしっかりと押さえて取っていくことができれば、現在よりも大きく成長していくことができます。インドでは大多数の人が与信を非常に受けにくい環境であることもあり人口の4.9%相当しかクレジットカードが発行されていません。伝統的な金融機関だと信用力の高い方々、地域の方々にしか発行できませんが、sliceは独自の与信ノウハウによって、しっかり開拓できているのがすごい強みです。
もう一つは中期経営計画に関してですが、こちらは今現状の事業環境を前提としたときにしっかりと達成できる数値を目標として掲げています。一方で、メディア事業では抜本的な改革や事業をもう一段階大きくするような施策をしっかりと検討していきたいと思っています。
情報提供:株式会社Gunosy
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