スパイダープラスは8月9日、2022年12月期第2四半期決算(2022年1月〜2022年6月)を発表しました。決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年12月期Q2決算内容
02.
YoYにて増収減益、売上高の成長のため先行投資を継続中
03.
今期よりICT事業のみの構成に、YoYにて大幅に成長
04.
各主要KPIは軒並み高成長
05.
解約率が過去最低水準を達成
06.
業務提携と協業により成長スピードの加速を目指す
07.
FY22通期計画の進捗:順調に進捗中、Q4での達成を想定
08.
FY2022Q2決算まとめ
2022年12月期Q2決算内容
ICT事業の売上高は30%増の1,169百万円、営業利益は▲437百万円となった。
YoYにて増収減益、売上高の成長のため先行投資を継続中
YoYにて増収減益の結果となった。従前から説明されている通り、売上高成長率を重視した先行投資を計画通り実施した結果、主要KPIであるID数とARPUの増加が売上増加の要因となっている。減益の要因は先行投資による販管費の増加によるものである。
今期よりICT事業のみの構成に、YoYにて大幅に成長
ENG事業を売却したことにより、今期からICT事業のみの売上高の構成となっている。全体の前年同期比では7.3%の増収だが、ICT事業の売上高のみで比較するとYoYにて29.9%の増収となる。
各主要KPIは軒並み高成長
ARRは前期に引き続き大幅に成長し,2,410百万円となっている。YoYにて比較すると28%の増加となっている。
契約社数は建設業界及びプラント業界大手の開拓が進みYoYにて34%の大幅成長を遂げている。ARPAは新規顧客はスモールスタートから開始するため下がりやすい傾向にあるものの、堅調に推移している。
ID数は数百人規模の大型商談継続によりYoY24%増加に留まるも、ARPUはオプション拡販により順調に上昇し、YoYにて4%の増加となっている。
解約率が過去最低水準を達成
解約率はイネーブルメント施策により過去最低水準を記録している。新たなサポートチャネルとしてユーザー向けポータルサイトを7月より運用開始するなど体制も強化している。
業務提携と協業により成長スピードの加速を目指す
自治体向けSPIDERPLUSの導入推進のために株式会社チェンジと業務提携。チェンジ社はITツールやふるさと納税事業を約900自治体に提供している。 またリコーと協業では、360度カメラ連携機能を強化し鮮明な360度画角の施工写真が撮影可能となったことや、3次元図面「BIM」に360度画像の情報を付加した「3次元施工管理機能(仮称)」を開発することによってツールの強化に取り組んでいる。
FY22通期計画の進捗:順調に進捗中、Q4での達成を想定
FY22通期計画に対し、売上高は43%の進捗となっているが、もともと4Qに売上が増える特徴があり、計画通りに進捗している。
FY2022Q2決算まとめ
情報提供:スパイダープラス株式会社
総括
前回の決算に続き、各主要KPIが成長していることが要因となり、売上高が高成長しています。既存顧客の解約率を下げるための施策に加え、業務提携や協業によって更なる成長を目指していくことが伺えました。今後も継続した成長が期待が持てます。
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