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アイリッジの23Q4の決算情報を解説
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決算サマリー

アイリッジ本決算予想を大幅に上回る増益決算その背景は?

2023.05.16

3917

証券コード

アイリッジは51220233月期通期決算(20224月〜20233)を発表しました決算の内容を見ていきましょう

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    20233月期通期決算内容

  • 02.

    営業利益は過去最高を更新

  • 03.

    フィンテック事業が大躍進

  • 04.

    主要KPIの鈍化はFY2024Q1までを見込む

  • 05.

    FY2023にて7件の導入

  • 06.

    FY2024Q1より提供開始予定の新プロダクト

  • 07.

    20243⽉期連結業績の⾒通し

  • 08.

    アイリッジQ4決算のまとめ

20233月期通期決算内容

アイリッジは202351220233月期通期決算を発表した売上高はYoYにて▲0.1%の5,418百万円営業利益は10.7%増の378百万円となった

営業利益は過去最高を更新

売上高はQ4単体で見るとYoYQoQにて共に増収となったフィンテック事業の好調が増収の大きな要因となる一方でOMO事業オフラインマーケティング関連の減収によりFY2023全体では前年同期とほぼ同水準で着地した営業利益はYoYにて10.7%の増益となり過去最高益を達成したこちらの要因もフィンテック事業の好調によるものが大きい

フィンテック事業が大躍進

事業別に売上高構成を見てみるとOMO事業はオンラインマーケティング関連が6.9%の増収となるも開発遅延案件の影響による原価増加やオフラインマーケティング関連の減収によりセグメント利益は減益となったフィンテック事業は売上高がYoYにて191.2%の増加営業利益が1,031.6%の増加となり大幅な増収増益を達成した

Q4単体では四半期ベースで過去最高益を達成したOMO事業オフラインマーケティング関連は減収による影響が継続しているものの利益率改善の取組みを継続しており23/3Q3以降黒字に転換している

主要KPIの鈍化はFY2024Q1までを見込む

主要KPIとなるFANSHIP導入アプリの合計MAU20231-3月に一部アプリ解約に伴うユーザー数の剥落があったものの前年同期比+18.5%8,758万ユーザーとなった剥落の影響はFY2024Q1まで続く見込みとなっている

OMO事業においてFANSHIP導入アプリのMAUが増加したことなどからQ4のストック型収益はYoYにて13.5%の増加と順調な推移を見せている

FY2023にて7件の導入

デジタル地域通貨プラットフォームMoneyEasyFY2023にて7件の新規導入となったプレミアム商品券事業や観光消費支援事業などアフターコロナにおける経済支援策としても導入が進んでいる

FY2024Q1より提供開始予定の新プロダクト

顧客企業のアプリビジネスにおける課題に対応した新プロダクトAPPBOX(アップボックス)FY2024Q1より提供開始する予定となっているAPPBOX30種類以上のBOX機能と呼ばれるアプリで使う各種機能群(SDK)を組み合わせることでアプリのスクラッチ/パッケージ開発既存アプリの機能拡張マーケティング施策までアプリビジネスに必要な全てを支援するプラットフォームで3年後の200社導入を目指している

20243⽉期連結業績の⾒通し

FY2024は中期的な売上高成長率の加速実現のための投資の1年と位置付けとしている売上高は業績予想を6,500百万円としOMO事業オンラインマーケティング関連を中心に堅調な成長を目指している営業利益は380百万円を予想しており新プロダクトAPPBOX (アップボックス)の市場浸透促進やフィンテック事業の収益基盤確立のための投資を継続しつつも販売管理費を適切にコントロールし着実な増益を目指している

アイリッジQ4決算のまとめ

情報提供:株式会社アイリッジ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

今回は前年同期水準で売上高は着地でしたが内訳は違ったものとなりました外注費を押さえられた背景やフィンテック事業についてインタビューで確認したいと思います

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