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アイリッジの23Q3の決算情報を解説
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決算サマリー

アイリッジQ3決算YoYにて減収減益各事業別の状況は?

2023.02.14

3917

証券コード

アイリッジは21020233月期第3四半期決算(20224月〜202212)を発表しました決算の内容を見ていきましょう

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    20233月期第3四半期決算内容

  • 02.

    YoYにて減収減益もQ3累計では黒字化

  • 03.

    Qoilにおいて新規顧客獲得が遅延し減収

  • 04.

    主要KPIは前四半期に続き順調な成長を達成

  • 05.

    新プロダクト提供開始

  • 06.

    通期の業績予想を下方修正

  • 07.

    FY23通期計画の進捗

  • 08.

    アイリッジQ3決算のまとめ

20233月期第3四半期決算内容

アイリッジは202321020233月期Q3決算を発表した売上高はYoYにて▲6.9%の3,689百万円営業利益は92百万円となった

YoYにて減収減益もQ3累計では黒字化

売上高はYoYにて6.9%の減収営業利益は92百万円となった新規事業のフィノバレーで大きく増収となった一方OMO領域オフラインマーケティング関連の減収により連結全体でも減収営業利益はフィノバレーの寄与で3Q累計でも黒字化となった

Qoilにおいて新規顧客獲得が遅延し減収

OMO領域オンラインマーケティング関連はスマホアプリ開発を中心に引き合いが継続して強い一方開発体制強化が期初想定まで進んでおらず案件獲得や進捗の遅延が発生し増収率が+2.9%に留まった新規事業領域フィノバレーMoneyEasyの導⼊が拡⼤し⼤きく増収となった⼀⽅で OMO領域オフラインマーケティング関連(Qoil)は新規顧客獲得が遅延し減収が継続し連結全体でも減収となった

OMO領域オフラインマーケティング関連Qoilは減収により⾚字が継続しているものの新規事業領域(フィノバレー) が営業利益貢献

主要KPIは前四半期に続き順調な成長を達成

主要KPIとなるFANSHIP導入アプリの合計MAUは既存アプリの利用ユーザー数増加により前年同期比+27%8,676万ユーザーとなった

FANSHIP導入アプリのMAUが増加したことMoneyEasyの新規導入に伴うライセンス収益が重なったことによりQ3のストック型収益は前年同期比+74.5%と大幅に増加

新プロダクト提供開始

アイリッジは4月に新プロダクトAPPBOXの提供を開始するAPPBOXはアプリのスクラッチ/パッケージ開発既存アプリの機能拡張マーケティング施策までアプリビジネスに必要な全てを⽀援するプラットフォームである3年後に200社の導入を目指している

通期の業績予想を下方修正

通期の売上高の見通しを 5,430 百万円に通期の営業利益の見通しを 200 百万円に下方修正した売上高の修正の要因は2つあるOMO領域オンラインマーケティング関連において開発体制の強化が期初の想定までは進んでおらず新規開発案件獲得や案件進捗の遅延が発⽣したこととOMO領域オフラインマーケティング関連(Qoil)にて新規顧客獲得が期初の想定を⼤きく下回る⽔準となったことが要因である

FY23通期計画の進捗

今回の下方修正により売上高の進捗は68営業利益は46%となった下期偏重であることとQ3単独の水準を考慮すると達成は可能とみられる

アイリッジQ3決算のまとめ

情報提供:株式会社アイリッジ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

今回は減収減益に加え業績予想の下方修正となりましたしかし各種KPIが悪くないことや開発体制に伴う案件の取りこぼしにも見えるため実際のところをインタビューで確認したいと思います

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