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IR担当者に決算後インタビューをしてきました
新規事業領域も楽しみです
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IRインタビュー

アイリッジデジタルマーケティングが良好で大幅増益

2022.02.24

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証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。すごい増益ですね。

    ティッカーくん
  • よろしくお願いします。デジタルマーケティングが好調です。

    IR担当者
  • 今後の見通しについても、ぜひ詳しく聞かせていただきたいです。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

    IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算のポイントを教えてください

  • Q2

    営業利益はコイルの寄与が大きいと思いますが具体的にはどんな状況?

  • Q3

    原価率の改善は外注費の低下が要因だと思いますが背景や今後の持続性に関しては?

  • Q4

    ストック型収益が増える要因はどこ?

  • Q5

    オフラインプロモーション領域でコロナの影響が完全に戻った場合どの程度の業績になる?

  • Q6

    連結営業利益は毎期着実に増益を目指すとありますが成長加速のために赤字にならない程度の投資は検討しない?

  • Q7

    現在堅調に推移していると見えますが御社の成長のボトルネックになっている部分や課題は?

  • Q8

    コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが社内の雰囲気など変化は?

  • Q9

    なにか個人投資家に伝えたいポイントは?

今回の決算のポイントを教えてください

一番大きなポイントは3Q累計の売上高が前年比27%利益ベースではさらに大きく増加している点ですQ3単独での売上高は前年同期比+50%となっています

KPIであるFANSHIP導入アプリのMAUが前年同期比+36.7%と増加しているとおりデジタルマーケティング領域のアプリ開発とアプリ関連のマーケティング支援が順調なことが背景です顧客の予算執行に合わせて開発のデリバリーをしているため業績はQ3Q4に進捗しやすい傾向にあります

営業利益はコイルの寄与が大きいと思いますが具体的にはどんな状況?

コイルに関しては昨年はコロナの影響により赤字でしたが今期は3Q累計でやや戻しつつある状態です またアイリッジのデジタルマーケティングも好調で継続して利益を出せています今期は案件増加に合わせて採用を進めているため先行投資として費用が増加しています

原価率の改善は外注費の低下が要因だと思いますが背景や今後の持続性に関しては?

原価率に関しては引き続き低下していく傾向が続くと予想しています
FY2020の原価率が高い状態のところは開発案件の納期に間に合わずに追加で人員を投入したり外注したりすることがあり費用自体が膨らんでいました昨年から改善傾向にあるのは案件の大型化により採用を含めた内部体制の改善が寄与しています

ストック型収益が増える要因はどこ?

開発支援したアプリのリリースがあるとマーケティングツールも合わせて導入されるため月額報酬に分類されるストック型収益が増加します会社としてもストック型収益の増加は重要なKPIとして積み上げることを意識しています

オフラインプロモーション領域でコロナの影響が完全に戻った場合どの程度の業績になる?

今期のコイルはQ3時点で16億円程度の売上高となっていますFY2020の売上高は21億円でそれまでも同じような水準で推移していたのでこの水準まで戻したいと考えています

連結営業利益は毎期着実に増益を目指すとありますが成長加速のために赤字にならない程度の投資は検討しない?

案件は余るほどあるので採用は重要だと思っていますしかし一方で投資家は利益も重視されていると思いますので大きく赤字になるような投資はしません先行投資として適切な範囲で行っています

現在堅調に推移していると見えますが御社の成長のボトルネックになっている部分や課題は?

デジタルマーケティングでは採用ですオフラインプロモーションは市場の戻りでこちらはコロナからの回復がテーマです

採用に関してはIT会社に共通していると思いますが転職市場に人がいないところです単価増による人件費増加で利益が圧迫されるというより採用することのほうが難しいです一方業界の中では比較的採用できているほうで今期だけでも50人近く増えて連結で226人となりました

コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが社内の雰囲気など変化は?

元々は出社がベースのカルチャーでしたがエンジニアが多いのでリモートを積極的に受け入れる向きが多かったですまた採用でもエンジニアにとってリモートワークができることは重要な要素になっているので今後も推奨していきます

なにか個人投資家に伝えたいポイントは?

1ストック型の収益は四半期ベースで記載していますが年間にすると13億円程度になりますPSR4倍とした場合50億円前後になりストック型の収益だけで時価総額と同程度になるため現在の株価は割安だと考えています またストック型収益のベースとなるFANSHIPユーザー数の多いイオンウォレットに採用されたことで月額報酬が積み上がっています

2子会社のフィノバレーが三菱電機株式会社とデジタル地域通貨事業関連で資本業務提携していますコロナの経済対策や地域振興の観点からデジタル地域通貨は引き合いが多くスマートシティ関連は街単位での取り組みがありますので大手企業と一緒に進めていきます

情報提供:株式会社アイリッジ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

実際に担当者の方にお話を伺うことで業績が堅調な理由や成長ポテンシャルについて理解することが出来ましたストック型収益の状況や大企業と資本業務提携を実施し自治体向けスマートシティ事業の推進という中長期的な施策も確認できる決算でした

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