インティメート・マージャーは11月12日、2021年9月期通期決算(2020年10月〜2021年9月)を発表した。売上高は前年比1.2%減の20.1億円、営業利益は9.7%減の51百万円だった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2021年9月期通期決算内容
02.
売上高微減も、純利益はYoY48.4%増
03.
マーケティング支援は顧客単価改善トレンド
04.
アカウント数が4,380件と過去最高値を更新
05.
大手との連携をさらに拡大
06.
中長期事業戦略説明資料を開示
07.
FY21通期予想比:売上高は未達。純利益は大幅達成
08.
FY22来期予想:売上高を拡大し投資を加速
09.
インティメート・マージャー通期決算のまとめ
2021年9月期通期決算内容
売上高微減も、純利益はYoY48.4%増
上半期のマーケティング支援における単価減少の影響を受け、売上高はYoY1.2%減。一方で、リモートワークの推進による販売管理費の減少、株式売却益等により、当期純利益はYoY48.4%増と大幅な増加となった。
マーケティング支援は顧客単価改善トレンド
下半期から再成長トレンドに突入したマーケティング支援事業は、顧客単価の改善トレンドが継続しており売上高はQoQ5%増となっている。
アカウント数が4,380件と過去最高値を更新
Q3で開発が完了したポストCookieソリューションの引き合いが多く、アカウント数が増加。YoY56%増の4,380件と過去最高値を更新した。
大手との連携をさらに拡大
GMOアドマーケティング社、ユナイテッドマーケティングテクノロジーズ社に引き続き、ジーニー社が提供する「GENIEE DSP」「GENIEE SSP」とも「IM-UID」の連携を開始。また、国内最大手のマーケティングリサーチ企業であるインテージ社とも連携。同社が保有する同意取得済みの豊富なデータとポストCookieソリューションを活かし、ポストCookie時代の新たな共同サービスの開発を目指す。
中長期事業戦略説明資料を開示
中長期的なビジョンを多くの投資家に伝えるべく「中長期事業戦略の説明資料」を開示。注目が集まる「ポストCookie領域」や「X Tech領域」におけるプレゼンスを高めていく狙い。
FY21通期予想比:売上高は未達。純利益は大幅達成
マーケティング支援の上半期の単価減少もあり、売上高は予想比87%と未達で着地する結果に。ただし前述の通り、株式売却益などもあり純利益は予想を3倍以上上回る大幅達成となっている。
FY22来期予想:売上高を拡大し投資を加速
ポストCookieソリューションの拡販やX Tech(クロステック)領域の拡大を軸に、売上高はYoY14.3%増を見込んでいる。ただし、さらに事業を成長させるべく新領域への投資も継続するため、経常利益はYoY27.7%減。