四半期単位で過去最高売上を更新することができました。

Performance DMPは成果に応じた課金体系のため、お客様に導入いただきやすい反面、中には売上に繋がっていないアカウントもあります。第3四半期は収益性の低い一部の取引を停止し、採算の高い案件へ社内リソースを注力したことで、アカウント単価が改善し売上増加に繋がりました。

弊社のサービスをご利用いただく足掛かりとして、まずはアカウント数の増加を重要指標として展開してきましたが、リリースから３年半が経過し導入社数としてはかなり大きくなってきたため、今後は収益性を重視しながら新規アカウントの獲得を図る方針です。

エンターテインメント業など大口クライアントの広告予算回復に加え、ポストCookieソリューションを中心に新規のお客様からの引き合いが多く、アカウント数が大きく増加したことが要因です。

当初業績予想作成時には、2022年４月の改正個人情報保護法施行による影響を想定しづらい部分がありましたが、当社サービス提供上マイナスの影響はほぼなく、ポストCookieに対する社会の関心も大きく高まったことで、順調に案件の獲得が進んでいます。 Google社によるChoromeの３rd Party Cookie廃止は2024年後半に延期されましたが、その影響がなくても３rd Party Cookieを利用したデータが取得しづらくなる傾向に変わりはないので、来期も引き続き堅調に引き合いを頂けるものと考えています。

ポストCookieソリューションは直接的には「マーケティング支援」の売上増加に繋がっています。 さらにポストCookieの配信では、DSP/SSP の会社様からは広告の配信量に応じた IM-UIDのインフラ利用料を頂くことで「データマネジメント・アナリティクス」の売上の増加にも繋がっており、全体として収益の拡大に大きく寄与しています。

2022年３月にまん延防止等重点措置が解除された後は、エンタメ系のクライアントからの広告予算の回復が一層進みました。 足元の感染者数は再拡大しているものの、弊社クライアントの広告予算への影響は現状ございません。

ポストCookieソリューションに対しては想定以上の関心を寄せて頂き、過去最高売上を更新、業績予想についても上方修正をする運びとなりました。引き続き株主の皆様のご期待に沿えるよう、しっかりと事業拡大を遂げたいと考えていますので、是非引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。