アイリッジは2022年5月13日、2022年3月期通期決算を発表した。売上高は24.3%増の5,423百万円、営業利益は202.6%増の342百万円となった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
【アイリッジ通期決算】売上高・営業利益共に増収増益、成長に向けた先行投資を実施
02.
売上高・営業利益共に通期を通して順調に成長
03.
原価率が順調に改善中
04.
主要KPIは継続して順調な推移
05.
中長期の成長に向け、積極的な人材採用を実施
06.
FANSHIP for ミニアプリの提供
07.
FY22通期計画の進捗:両項目予想を超える着地
08.
来期予想:成長率は鈍化予想、中長期での成長加速を目指す
09.
アイリッジQ4決算のまとめ
【アイリッジ通期決算】売上高・営業利益共に増収増益、成長に向けた先行投資を実施
売上高・営業利益共に通期を通して順調に成長
売上高はYoYにて24.3%の増収となった。営業利益は202.6%の増益である。デジタルマーケティング関連の事業環境が引き続き良好なことに加え、新型コロナウイルス感染拡大による業績影響が残っていたリアルプロモーション関連が回復傾向にあることが要因となる。
原価率が順調に改善中
FY2021から取り組んでいた売上原価率が順調に改善傾向となっている。前年と比較すると0.3pt、取り組む前の全前年比と比較すると7.9ptの改善となる。
主要KPIは継続して順調な推移
主要KPIとなるFANSHIP導入アプリの合計MAUはYoYにて37.7%増の7,389万ユーザーとなった。
FY2022Q4でのストック型収益は490百万円となり、YoYにて19.0%、QoQにて10.0%の増加となり、順調な推移を見せている。
中長期の成長に向け、積極的な人材採用を実施
デジタルマーケティング関連を中心に中長期的な事業成長を見据え、積極的に人材採用を行っている。従業員数はYoYにて28.8%増の228人となった。
FANSHIP for ミニアプリの提供
企業がLINE上で自社サービスの提供を可能とする「LINEミニアプリ」において、会員証などの機能を提供できるミニアプリ開発・運用・分析プラットフォーム「FANSHIP for ミニアプリ」を提供。顧客層は中堅層のミドル・ライト顧客が対象となる。
FY22通期計画の進捗:両項目予想を超える着地
FY22通期業績計画に対し、売上高・営業利益共に計画地を達成。売上高は104.3%、営業利益は171.0%の大幅達成となった。
来期予想:成長率は鈍化予想、中長期での成長加速を目指す
アイリッジはFY2023通期の業績予想を発表した。売上高は6,300~6800百万円、営業利益は375~475百万円となっている。新型コロナウイルス感染拡大によるリアルプロモーション関連への影響を考慮し、売上高の成長率は鈍化する見通しである。中長期目線でのコロナ後の成長率の再加速を目指していく。
アイリッジQ4決算のまとめ
情報提供:株式会社アイリッジ
総括
YoYにて増収増益の結果となりました。FY2022を通して通期で業績・主要KPI共に順調な成長を達成しています。中長期成長に向けての新規事業への取り組みや積極的な人材採用も行っており、今後も成長が期待できる企業です。
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