アイリッジは2月10日、2023年3月期第3四半期決算(2022年4月〜2022年12月)を発表しました。決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2023年3月期第3四半期決算内容
02.
YoYにて減収減益もQ3累計では黒字化
03.
Qoilにおいて、新規顧客獲得が遅延し減収
04.
主要KPIは前四半期に続き、順調な成長を達成
05.
新プロダクト提供開始
06.
通期の業績予想を下方修正
07.
FY23通期計画の進捗
08.
アイリッジQ3決算のまとめ
2023年3月期第3四半期決算内容
アイリッジは2023年2月10日、2023年3月期Q3決算を発表した。売上高はYoYにて▲6.9%の3,689百万円、営業利益は92百万円となった。
YoYにて減収減益もQ3累計では黒字化
売上高はYoYにて6.9%の減収、営業利益は92百万円となった。新規事業のフィノバレーで大きく増収となった一方、OMO領域オフラインマーケティング関連の減収により連結全体でも減収。営業利益はフィノバレーの寄与で3Q累計でも黒字化となった。
Qoilにおいて、新規顧客獲得が遅延し減収
OMO領域オンラインマーケティング関連はスマホアプリ開発を中心に引き合いが継続して強い一方、開発体制強化が期初想定まで進んでおらず、案件獲得や進捗の遅延が発生し増収率が+2.9%に留まった。新規事業領域(フィノバレー)は「MoneyEasy」の導⼊が拡⼤し⼤きく増収となった⼀⽅で、 OMO領域オフラインマーケティング関連(Qoil)は新規顧客獲得が遅延し減収が継続し、連結全体でも減収となった。
OMO領域オフラインマーケティング関連(Qoil)は減収により⾚字が継続しているものの、新規事業領域(フィノバレー) が営業利益貢献。
主要KPIは前四半期に続き、順調な成長を達成
主要KPIとなるFANSHIP導入アプリの合計MAUは既存アプリの利用ユーザー数増加により、前年同期比+27%の8,676万ユーザーとなった。
FANSHIP導入アプリのMAUが増加したこと、「MoneyEasy」の新規導入に伴うライセンス収益が重なったことにより、Q3のストック型収益は前年同期比+74.5%と大幅に増加。
新プロダクト提供開始
アイリッジは4月に新プロダクト「APPBOX」の提供を開始する。「APPBOX」はアプリのスクラッチ/パッケージ開発、既存アプリの機能拡張、マーケティング施策まで、アプリビジネスに必要な全てを⽀援するプラットフォームである。3年後に200社の導入を目指している。
通期の業績予想を下方修正
通期の売上高の見通しを 5,430 百万円に、通期の営業利益の見通しを 200 百万円に下方修正した。売上高の修正の要因は2つある。OMO領域オンラインマーケティング関連において、開発体制の強化が期初の想定までは進んでおらず、新規開発案件獲得や案件進捗の遅延が発⽣したことと、OMO領域オフラインマーケティング関連(Qoil)にて、新規顧客獲得が期初の想定を⼤きく下回る⽔準となったことが要因である。
FY23通期計画の進捗
今回の下方修正により、売上高の進捗は68%、営業利益は46%となった。下期偏重であることとQ3単独の水準を考慮すると達成は可能とみられる。
アイリッジQ3決算のまとめ
情報提供:株式会社アイリッジ
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