今日はよろしくお願いします。売上高は今回も非常に好調な決算になりましたね。
ティッカーくん
よろしくお願いします。事業の成長に加えて、為替も追い風になっています。
一方で連結では減益になっている点など、背景をお聞きできればと思います。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いいたします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
為替の影響も含めて、売上のブレイクダウンについて教えてください。
Q3
今回買収したトップゲートについて、社員数や買収によるインパクトについて聞かせてください。
Q4
ARPUが前四半期比で減少しているのはどのような理由がありますか。
Q5
営業利益の減益について、業務委託費の増加が重いように見えますが、こちらは成長に伴い恒常的に発生しうるものでしょうか。
Q6
グローバルではレイオフなどが見られますが、今後その恩恵は受けられそうですか。また足元で採用環境の変化は見られそうでしょうか。
Q7
最後に、投資家に向けてメッセージをお願いします。
今回の決算発表のポイントを教えてください。
連結売上高は前年同期比+33%と大きく上回る着地となりました。新型コロナウイルス、ロシアのウクライナ侵攻などの地政学的な影響を受けることなく、非常に順調に業績拡大を継続しています。 各連結段階利益は主に子会社G-genの採用先行によるコスト投下の影響により前年同期を下回りましたが、サーバーワークス単体においては全ての利益において前年同期を上回る順調な成長を実現しております。 またトップゲートの買収は、同じくGoogle Cloud事業を展開する子会社G-genとの事業連携だけでなく、これまでサーバーワークスが十分にリーチ出来ていない上流のDXコンサルティングやアプリケーション開発などのサービス領域拡大の意味においても大きな意味を持つものと考えています。
為替の影響も含めて、売上のブレイクダウンについて教えてください。
売上高はクラウドインテグレーション、リセール、MSPの主要サービス区分で前年同期を上回って着地しました。なかでもリセール売上高は前年同期比+36%以上の高成長を実現しており、これはドルベースでの利用料の順調な伸張に加え、想定以上の円安進行が売上高の増額に影響しています。因みに業績予想は社内為替レート113円で策定しています。
今回買収したトップゲートについて、社員数や買収によるインパクトについて聞かせてください。
トップゲートは2006年の創立以来企業のIT化・デジタルシフトの支援を一貫して行っており、Google Cloudのプレミアサービスパートナーとして数々の大手企業のクラウド化をしてきた豊富な実績を背景に、企業の課題に寄り添ったDXを推進しています。 Google Cloud事業には既に昨年Bespin Globalと共同でG-genを設立し参入していますが、今回の買収によりGoogle Cloud事業を早期にブーストさせるだけでなく、これまでサーバーワークスが十分にリーチ出来ていなかった上流のDXコンサルティングやアプリケーション開発などのサービス領域を補強・補完する役割を期待しています。
ARPUが前四半期比で減少しているのはどのような理由がありますか。
Q4に購入が多いRI/SPの影響で直後のQ1のARPUが一時的に下がる傾向があります。これは顧客がRI/SPを購入することでAWS利用単価が下がることにより生じる現象で、前々期のQ4から前期Q1にかけてARPUが下がっているのも同様の要因です。 利用単価の低下はクラウドを利用する顧客の心理的ハードルを下げ、結果的に利用量は増加し、ARPUが下がる前の状況(ARPU)に戻るというサイクルを繰り返しています。
営業利益の減益について、業務委託費の増加が重いように見えますが、こちらは成長に伴い恒常的に発生しうるものでしょうか。
サーバーワークス単体では営業利益は増益となっており、連結営業利益が減益となっている要因はひとえに子会社G-genの先行投資の影響によるものです。 G-genのビジネスを早期に立ち上げるためには体制の整備が急務であり、重点的にコストを投下して採用活動に注力しています。
グローバルではレイオフなどが見られますが、今後その恩恵は受けられそうですか。また足元で採用環境の変化は見られそうでしょうか。
インフラエンジニアにおいては、採用マーケットでは希少なのは変わらないと思いますので、採用環境の変化はあまりないような気がします。
最後に、投資家に向けてメッセージをお願いします。
短期的には成長に資するコストの投下で利益がマイナスになっていますが、市場の成長性や当社のポジショニングからも近い将来には投下コストを超える利益に還元できると信じております。また、トップゲートの参画により当社グループとしての企業価値の向上も進みましたので、更なる顧客の期待に応えられるよう努力してまいります。
情報提供:株式会社サーバーワークス
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