今日はよろしくお願いします。順調に売上高を伸ばしていますね。
ティッカーくん
そうですね、コロナからの回復などが背景にあります。
今Qは投資を強化して営業利益率が下がっていますが、そのあたりの背景もぜひ聞かせてください。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いいたします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
2月に業績予想を修正しましたが、前回予想を発表した時と比べてどのような事業変化があった?
Q2
リセール事業において、円安による業績押し上げ影響はどの程度だった?
Q3
クラウドインテグレーション事業の業績及びKPI進捗はどのように捉えている?
Q4
Q4は将来の成長に向けたコスト投下の影響で営業利益率が低下したとあるが、具体的にどのような投資を行った?
Q5
今期業績予想は人件費が増加見込み。人員計画を含めて、投資計画や成長戦略をどう考えている?
Q6
保有現預金が約68億円となっているが、M&Aを始めとした投資戦略はどう考えている?
Q7
2022年版「働きがいのある会社」ランキングを5年連続で受賞できたポイントは?
Q8
発足した「PCI DSS AWS Users Consortium Japan」について、今後の展開やビジネスへの影響は?
Q9
最後に、投資家に向けてメッセージをお願いします。
2月に業績予想を修正しましたが、前回予想を発表した時と比べてどのような事業変化があった?
社会・経済の新型コロナウイルス感染症の影響が一定程度回復し、抑制傾向にあった企業のIT投資もコロナ前の水準に回復しました。これに伴い、当社の受注環境も改善し、各サービス区分において前期を上回る売上高の成長を実現することができています。また、為替の円安傾向も継続しており、リセールの売上の増加要因となりました。
リセール事業において、円安による業績押し上げ影響はどの程度だった?
為替によるAWSリセール売上高の影響範囲は、期初の計画策定時に採用した社内為替レート($1=¥107)と請求時の実際の為替レートとの差異部分です。 今期は大幅な円安傾向が持続したため、為替による売上高の押し上げ影響が想定よりも大きなものとなりましたが、ドルベースでのAWS利用料も計画を上回って推移しており、AWSアカウント数、ARPUも増加しています。業績は順調に拡大していると考えています。
クラウドインテグレーション事業の業績及びKPI進捗はどのように捉えている?
公表しているKPIである取引社数、プロジェクト数・単価も堅調に推移し、クラウド市場全体の拡大傾向に鑑みても、前期比約30%の売上成長率は遜色のないものと考えています。 クラウドインテグレーションはエンジニア数の増加によりケイパビリティの増強が可能になる一方、多分に労働集約型の一過性ビジネスです。中小型・大型案件をバランス良く獲得し、当社が重要視しているストックビジネスまでのリードタイムを平準化することが肝要と考えます。
Q4は将来の成長に向けたコスト投下の影響で営業利益率が低下したとあるが、具体的にどのような投資を行った?
当社の成長には優秀な人材の獲得が重要課題の一つと考えており、採用強化のための採用費、人員増加に伴う人件費(給与)及びその付帯費用(通信費など)などが重点的に投下する主なコストです。また、リソースを補うための業務委託費も増加しています。
今期業績予想は人件費が増加見込み。人員計画を含めて、投資計画や成長戦略をどう考えている?
今期から業績予想はサーバーワークス本体と子会社のG-genの連結業績予想となります。個社ごとの業績予想は開示しておりませんが、サーバーワークス、G-genいずれもクラウドインテグレーション、リセール、MSPの主要3サービスで構成されるクラウド事業による業績予想です。 サーバーワークスについてはコロナ前の水準に回復した受注環境を前提に各サービスとも堅調な事業成長を計画しており、これを実現するために従来と同水準程度の積極的な採用計画を立てています。なお、計画上の社内為替レートは1ドル113円を採用しています。 一方、G-genは実質的に今期から本格的なスタートを切ることになります。早期に成長軌道に乗せるためにサーバーワークスと同規模の人員採用を計画しており、今期はコスト先行となる計画です。
保有現預金が約68億円となっているが、M&Aを始めとした投資戦略はどう考えている?
既存事業(AWS、Google Cloud)の送客力強化と顧客基盤の拡大を目的としたM&Aに加え、当社が保有していない新たな価値を提供する企業のM&Aや投資を通じて、当社グループの企業価値最大化を目指します。
2022年版「働きがいのある会社」ランキングを5年連続で受賞できたポイントは?
テレワークの積極的な利活用や、それに伴うさまざまな制度・手当の導入など、コロナ以前より他社に先駆けて積極的に働きやすい環境作りを進めてきました。「クラウドで 世界を もっと はたらきやすく」というビジョンを実現するため、当社の社員自身が働きやすさを感じることのできる環境づくりに経営陣と一丸となって取り組んでおり、これが大きなポイントだと考えています。
発足した「PCI DSS AWS Users Consortium Japan」について、今後の展開やビジネスへの影響は?
最新のベストプラクティスや導入・運用事例などの知見を発信していくことで、広くセキュリティの重要性を啓蒙していくことに重点を置いて活動しています。業績への影響は軽微です。
最後に、投資家に向けてメッセージをお願いします。
クラウド市場は引き続き活況でAWSも順調に成長しており、サーバーワークス単体の事業は今後も着実に成長していけるものと考えています。 一方、昨年度設立したGoogle Cloud事業を展開する子会社のG-genは今期から活動を本格化しています。積極的な人員採用を計画していますので赤字が先行しますが、早期に事業を成長軌道に乗せるために今期の資本投下が非常に重要であると認識しています。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
情報提供:株式会社サーバーワークス
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