プラザクリエイトは6月5日に2023年3月期本決算の決算説明資料を公表しました。それでは決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2023年3月期本決算内容
02.
減収減益の着地
03.
モバイル事業は利益改善の兆し
04.
モバイル販売台数の推移
05.
セグメントごとの店舗数推移
06.
DIYクラフトキット『つくるんです』は確実に成長中
07.
ソウゾウ事業で個室ブースの新モデルを投下
08.
モバイル事業の施策
09.
2024年3月期通期の業績予想
010.
プラザクリエイト本決算のまとめ
2023年3月期本決算内容
売上高はYoY11.9%減の19,127百万円、営業利益は91百万円だった。
減収減益の着地
2021年から本格化した格安モバイルの台頭などの外部環境の変化を受けて、モバイル事業の売り上げが減少。営業損失の増加は主に「ソウゾウ事業」のアパレル事業・グランピング事業などへの投資が影響した形。
モバイル事業は利益改善の兆し
イメージング事業はフランチャイズ化により収益構造が変化し、売上高減少。新規事業のアパレル事業とグランピング事業の投資により 営業利益の赤字幅が増加となった。 モバイル事業は、2021年から本格化している市場変化を受け売上高は微減となるが営業利益は1億円増加となった。
モバイル販売台数の推移
2023年3月時点の累積販売台数は123,082台(YoY24%減)となった。格安携帯へのSIMのみの販売が増えたことや、買い替えサイクルの長期化が減少の要因となっている。
セグメントごとの店舗数推移
パレットプラザ店舗の直営からフランチャイズへの転換を昨年度は推し進め、事業の収益率は改善傾向にあった。モバイル店舗は近隣店舗の統合により微減。
DIYクラフトキット『つくるんです』は確実に成長中
ソウゾウ事業の一事業である『つくるんです』は、シリーズ累計出荷数が190万個を突破。出荷個数はYoY134%で成長し、販売高は11億円/年の規模となり事業をけん引している。
ソウゾウ事業で個室ブースの新モデルを投下
個室ブースOne – Boに上位モデルと安価モデルの2種が追加され、様々なニーズに対応可能となった。またデジタル田園都市構想など、自治体のDX化が進む中、オンライン会議スペース不足の解消方法として貢献している。
モバイル事業の施策
厳しい事業環境が続く中、独自サービスで店舗当たり売上高拡大を模索。購入したスマホに、過去に撮影したビデオを入れていつでも思い出の動画を見れるサービス「なんでもダビング」を開始したり、スマホ販売以外の収益機会の最大化を図るため、スマホ教室を5,679件開催した。
2024年3月期通期の業績予想
売上高は微減となるが、モバイル事業、新規事業(グランピングなど)への投資が概ね完了し、営業利益は2022年3月期の水準まで回復を予想。来期以降も継続的な改善を見込んでいる。