グッドスピードは11月12日、2021年9月期通期決算(2020年10月〜2021年9月)を発表した。売上高はYoY32.9%増の447億円、営業利益は389.9%増の608百万円だった。 ※2021年9月期第2四半期より連結決算に移行。前期比は2020年9月期単体実績と対比した数値を参考表示
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2021年9月期通期決算内容
02.
各取り組みがかみあい、増収増益の着地
03.
新規出店が寄与し四輪販売台数YoY17.1%増
04.
チャンピオンの子会社化で二輪販売台数も増加
05.
附帯サービス関連事業着実に売上高増加
06.
新株予約権発行による資金調達を発表
07.
FY21連結業績(業績予想対比):全ての項目で達成
08.
FY22連結業績予想:出店攻勢を継続し、増収増益を見込む
09.
グッドスピード通期決算のまとめ
2021年9月期通期決算内容
各取り組みがかみあい、増収増益の着地
新規出店による中古車販売台数増加と、利益率の高い整備などの附帯サービス伸長、ハーレー正規ディーラーの子会社化により増収増益となった。
新規出店が寄与し四輪販売台数YoY17.1%増
FY20に出店したMEGA SUV 東海名和店、ならびにFY21に出店したMEGA SUV 神戸大蔵谷店、MEGA SUV 清水鳥坂店が寄与し、四輪小売販売台数はYoY17.1%増の12,854台で着地。販売高としても22.9%増の増収となった。
チャンピオンの子会社化で二輪販売台数も増加
2021年3月にハーレー正規ディーラーの株式会社チャンピオン76(2021年10月に株式会社チャンピオンから商号変更)を子会社化したことで、二輪小売販売台数も大幅に増加している。
附帯サービス関連事業着実に売上高増加
全ての事業で増収。利益率の高い附帯サービス事業の売上が着実に増加しており、利益率の向上につながっている。
新株予約権発行による資金調達を発表
決算発表と同時に、新株予約権による資金調達を発表。13 億円を調達し、運転資金(小売用商品車両の仕入)に充当していく。全て行使されるまでは株価の重石になる可能性がある。
FY21連結業績(業績予想対比):全ての項目で達成
各事業が好調に推移した結果、全ての項目でFY21通期予想を上回る着地となっている。
FY22連結業績予想:出店攻勢を継続し、増収増益を見込む
会社予想の営業利益は YoY64%増の10 億円。新規出店は3店舗を計画しており、うち 1 店舗は同社として初めてとなる新築の新店となっている。(今までは主にパチンコ店等の居抜き)なお、1Q は新店経費が増加し利益が出にくい環境となる見込み。