フェイスネットワークは11月14日、2024年3月期第2四半期決算(2023年4月〜2023年9月)を発表しました。決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2024年3月期第2四半期連結決算内容
02.
当事業年度は特に下期に竣工引渡しが集中
03.
不動産投資支援事業は販売件数減少に伴い減収
04.
不動産マネジメント事業は前年同期から管理戸数が増加したことにより増収
05.
2024年3月期配当予想
06.
不動産ST分野の商品化を推進中
07.
物件開発力の強化
08.
高級レジデンスの開発
09.
FY2024通期業績予想の修正・進捗
010.
フェイスネットワークQ2決算まとめ
2024年3月期第2四半期連結決算内容
フェイスネットワークは2023年11月14日、2024年3月期第2四半期連結決算を発表した。売上高はYoYにて56.5%減(ご参考)の3,149百万円、営業利益は▲546百万円となった。なお、株式会社岩本組の子会社化に伴い、当第2四半期より連結決算に移行している。
当事業年度は特に下期に竣工引渡しが集中
売上高は3,149百万円、営業利益は▲546百万円とYoYにて減収減益の結果となった。不動産業界の特性上、第4四半期に売上・利益が偏重する傾向があり、当事業年度は特にその傾向が強い。建築商品は5件の販売を達成。減益の要因は不動産投資支援事業の粗利減少に加え、仲介手数料の減少及び人員増加による人件費の拡大となっている。
不動産投資支援事業は販売件数減少に伴い減収
主要事業である不動産投資支援事業は、YoYにて減収減益の結果となった。不動産商品の引き渡しはなく、建築商品5件の販売の実績となった。
不動産マネジメント事業は前年同期から管理戸数が増加したことにより増収
不動産マネジメント事業はYoYにて増収増益の結果となった。物件の引き渡しの増加に伴い管理戸数が増加していることが要因となる。管理戸数は2,292戸・182棟となっている。入居率も98.7%と高い入居率を維持している。
2024年3月期配当予想
前回公表と変わらず、配当金は年間71円の配当予想となっている。配当性向は35%、1株当たりの配当金はYoYにて29円の増加となっている。
不動産ST分野の商品化を推進中
不動産ST分野に関しては現在第1号となる案件組成に向けて準備を整えている。
物件開発力の強化
株式会社岩本組の子会社化により、物件開発力を強化。「THE GRANDUO南青山」の開発が2023年12月に開始予定となっており、今後も岩本組には高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズを中心に施工業務を委託する予定となる。
高級レジデンスの開発
フェイスネットワークは、今年度より高級レジデンスブランド「THE GRANDUO」の開発を開始している。現在計画しているプロジェクトは5つあり、2023年12月から施工開始となる「THE GRANDUO南青山」を皮切りに、「千歳船橋」・「奥沢」・「用賀」・「桜新町」とプロジェクトを進行していく予定となる。
FY2024通期業績予想の修正・進捗
岩本組の子会社化に伴い、2024年3月期の業績予想を修正した。売上高が当初の予想に+1,000百万円となり、28,000百万円の予想となる。
通期業績予想に対して修正があったこともあり、売上高の進捗率は12%となった。Q4に売上高・営業利益が偏重する業界の特徴に加え、当事業年度は特に下期に竣工が集中していることが、現在の進捗の要因となっている。
フェイスネットワークQ2決算まとめ
情報提供:株式会社フェイスネットワーク
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