セルムは2月10日、2022年3月期第3四半期決算(2021年4月〜2021年12月)を発表した。売上高は48億円、営業利益は709百万円だった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年3月期第3四半期決算内容
02.
拡大する需要を捉え、営業利益YoY164.6%増
03.
中期経営計画を前倒し達成見込み。見直しを予定
04.
セルムは過去最高売上達成。伸長する大手市場を捉える
05.
コロナの拡大が続く中、オンライン比率は高い水準で推移
06.
ファーストキャリアも過去最高の売上高
07.
TEXは大企業の活用事例も増加中
08.
好調な業績から、同社初となる配当を実施予定
09.
FY22通期予想比:利益は各項目で100%近い達成率
010.
セルムQ3決算のまとめ
2022年3月期第3四半期決算内容
拡大する需要を捉え、営業利益YoY164.6%増
増収増益。コロナ禍で昨年度実施を⾒送られた階層別研修・ミドルマネジメント研修の早期取り込みや、アフターコロナを⾒据えた顧客側の様々な戦略投資ニーズに対応できる強みを背景に、特に営業利益はYoY164.6%増と大幅な伸長となった。
中期経営計画を前倒し達成見込み。見直しを予定
業績の好調から、2021年5月に策定した中期経営計画について、初年度であるFY2022で最終年度として想定していたFY2024の計画を達成する見込み。今年度の着地を踏まえ、通期決算のタイミングで修正計画を発表する予定。
セルムは過去最高売上達成。伸長する大手市場を捉える
セルム(経営塾・ミドル⾰新・組織⼈材開発コンサルティング)は過去最高の売上高。大手市場の研修需要が急速に回復していること、顧客が好業績を背景に研修・コンサルティングに積極的に投資していることが要因。準大手市場においても顧客との中⻑期的なパートナーシップモデルが確立されつつあり、売上基盤の構築が進んでいる。
コロナの拡大が続く中、オンライン比率は高い水準で推移
セルムにおける集合研修のオンライン比率は、Q3時点で86.2%と引き続き高い水準で推移。FY21上期以降のオンラインシフトの状況が続いている。
ファーストキャリアも過去最高の売上高
ファーストキャリア教育も過去最高の売上を達成。コロナ禍を乗り越え、若⼿を対象とした新たな研修機会が⽣まれてきていることが背景となっている。
TEXは大企業の活用事例も増加中
2017年に新規事業として取り組みを始めているTEX(True Experience)は、企業の次世代リーダーが、学生や地域のビジョナリーリーダーと共同して地域課題の解決に取り組むプログラム。各方面からの認知が増え、大企業の活用事例も増加している。
好調な業績から、同社初となる配当を実施予定
業績進捗が好調であること、次年度以降の収益成⻑に繋がる事業活動が継続できていることを踏まえ、今期末に1株あたり18円の普通配当を予定。同社としては初の配当実施となる。
FY22通期予想比:利益は各項目で100%近い達成率
FY22通期計画はQ3時点ながら利益は各項目で100%近い達成率となっている。