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IR担当者に決算後インタビューをしてきました
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IRインタビュー

フェイスネットワーク下期偏重により減収減益物件開発力強化に注力

2023.12.01

3489

証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。

    ティッカーくん
  • よろしくお願いします。

  • 今回の決算のポイントや現在の取り組み状況など、詳しくお聞かせください。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算発表のポイントを教えてください

  • Q2

    2024年問題やインフレや国内マンション販売市場など足元の外部環境が与える貴社事業への影響についてご教示ください

  • Q3

    今期竣工する物件の何割が売却確定しているか教えていただけますか

  • Q4

    竣工物件の平均販売単価の上昇が昨年度の業績に寄与していたと前回決算時にお伺いしましたが今年度以降にかけても物件大型化のトレンドは継続されているのでしょうか

  • Q5

    243月期の売上高が233月期と比較すると減少しているように見えますが具体的な背景などあれば教えてください

  • Q6

    スタンダード市場への変更に至った背景を改めて教えてください

  • Q7

    不動産マネジメント事業の管理戸数が堅実に伸びている背景などお伺いできますか

  • Q8

    投資家に対して注目してほしいKPIや社内で特に重要視されているKPIはございますか

  • Q9

    最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

今回の決算発表のポイントを教えてください

20243月期第2四半期は建築商品5件の販売となり売上高は3149百万円営業損失が546百万円となりました前年同期の個別決算と比較して売上高営業利益ともに減収減益となっておりますがこれは物件の竣工販売時期が大きく影響しております当社業績は売上利益が下期に偏重する傾向にあり特に今期はその傾向が顕著になっています用地仕入物件開発は堅調に進捗しており棚卸資産は60億円超の積み増しが出来ておりますので概ね計画通り進捗しています なお株式会社岩本組の子会社化に伴い当第2四半期より連結決算に移行しておりますので前年同期との比較は参考数値となります

2024年問題やインフレや国内マンション販売市場など足元の外部環境が与える貴社事業への影響についてご教示ください

建設業界の2024年問題は当社にとっても影響があります具体的には工期が1ヵ月程度延びることが見込まれます当社としてはこれを見込んだ施工計画を策定し業績に影響が出ないよう取り組むとともに岩本組の子会社化や人員確保人材育成を進め施工能力を強化することで対応してまいります 当社が開発販売する投資用一棟マンション市場は相続対策資産運用目的の個人富裕層や不動産投資ファンドが主な顧客であり現在の経済環境において需要は堅調に推移しております

今期竣工する物件の何割が売却確定しているか教えていただけますか

現時点での契約済物件は半分弱程度ですがほぼ全ての物件で顧客はついており条件交渉を進めております当社の場合物件の完成前までに売却が決まることがほとんどですので概ね予定どおりに進捗しております

竣工物件の平均販売単価の上昇が昨年度の業績に寄与していたと前回決算時にお伺いしましたが今年度以降にかけても物件大型化のトレンドは継続されているのでしょうか

はい継続しております顧客からの物件大型化のニーズに対応するとともに当社においても物件の大型化は業務効率の向上に繋がり収益性向上が見込めることになります

243月期の売上高が233月期と比較すると減少しているように見えますが具体的な背景などあれば教えてください

233月期第2四半期は前々年度の繰越物件の売上を第1四半期に計上したことから比較的大きな売上となっておりますが不動産業界の事業特性上当社の業績は下期に売上利益が偏重する傾向にあります特に今期はその傾向が顕著でとなっております参考までに223月期も第2四半期では営業赤字でしたが通期では過去最高益を達成しております

スタンダード市場への変更に至った背景を改めて教えてください

当社は中期経営計画NEXT VISION 2026達成に向け全社一丸となって事業を推進し業績は堅調に推移しておりましたが東証の規則改正により経過措置の取扱い日程が明確化されました 現時点で流通株式時価総額が上場維持基準を充たしていない状況を踏まえ株主投資家の皆様が安定継続して当社株式を保有売買できる環境の確保と上場廃止リスクを鑑みスタンダード市場への移行を選択いたしました

不動産マネジメント事業の管理戸数が堅実に伸びている背景などお伺いできますか

基本的に当社開発物件の管理業務を受託するので不動産マネジメント事業の管理戸数は当社開発物件の増加に伴い伸びていきます当社は自社で設計施工部門を有しており安定した物件開発を推進することができるので不動産マネジメント事業の業績は今後も堅調に推移することが見込まれます

投資家に対して注目してほしいKPIや社内で特に重要視されているKPIはございますか

当社が重要視しているKPIROEROIC配当性向の3つとなっており具体的な目標数値としてROE:毎期20%以上ROIC:毎期10%以上配当性向:毎期35%以上を掲げております

最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

2024年第2四半期は第1四半期に引き続き大幅な減収減益となりましたが当社の事業は物件竣工時期による業績への影響が大きく当事業年度においては特に下期に竣工引渡しが集中する予定となっております開発用地仕入物件開発は堅調に進捗しており岩本組の子会社化による施工能力の強化も推進しており概ね計画通りの進捗となっており通期業績予想の達成に向けて全社を挙げて取り組んで参りますので引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます

情報提供:株式会社フェイスネットワーク
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

実際にIR担当者にお話を伺うことで今回の減収減益の結果が売上が下期に偏重するという業界特有の特性が要因でありそれが今期は特に著しいという状況がよく理解できました岩本組の子会社化や新ブランドの立ち上げも進みQ3Q4の決算も含め今後企業がどのように成長していくのかが非常に楽しみです

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