本日はよろしくお願いします。Q1は季節性が大きく影響しますね。
ティッカーくん
そうですね、進捗率だけ見るとどうしても低調に見えてしまいますね。
販売台数伸長のための施策や方針についてもぜひ教えてください。
ティッカーくん
はい、よろしくお願いします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算発表のポイントを教えてください。
Q2
四半期の営業利益がYoYで伸長している理由は?
Q3
今後は、四輪と二輪どちらに注力していく?また、その理由は?
Q4
販売台数をさらに伸長させていくために、どのような施策を考えている?
Q5
コロナ禍は出店戦略に対してどのような影響を与えている?
Q6
今後の業績に対してボトルネックになりうる要素は何かあるか?
Q7
コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが、従業員の働き方の変化および中古車市場への影響は?
Q8
なにか個人投資家に伝えたいポイントは?
今回の決算発表のポイントを教えてください。
順調に業績が進捗していることです。増収に加え利益項目も営業利益までは増益になっており、業績予想に対する進捗も順調です。進捗率だけ見ると低調に見えますが、これは自動車販売の季節的な増減が原因で、前年とほぼ同じペースとなっています。
四半期の営業利益がYoYで伸長している理由は?
特別な理由はありません。グッドスピードの事業は、売上高は季節によって波がある一方で、販管費はほぼ固定費のため、利益が季節によって大きく上下します。Q1とQ3は利益の絶対額が小さいためYoYが上下しやすく、今QはYoYが大きくなっている状況です。実際、FY2022の通期の営業利益予想10億円に対して、Q1の実績は97百万円と僅少です。
今後は、四輪と二輪どちらに注力していく?また、その理由は?
あくまでも事業の主体は四輪であり、今後も四輪をベースにして事業を組み立てて行く予定です。ただ、二輪は利益率も良いため、始まったばかりの領域ではありますがこちらにも投資を進めていきます。
販売台数をさらに伸長させていくために、どのような施策を考えている?
第一に考えているのはやはり新規出店です。特にMEGA専門店が軸になってきますが、今期予定している7店舗から10店舗への店舗数の増加は今のところ計画通りに出店を進められています。なお、中古車販売の集客は一般的にポータルサイトからの流入が主であり、豊富な在庫を持ってポータルサイトでの露出を増やすことが重要だと考えています。弊社でも、来店・購入のきっかけの約8割は他社のポータルサイトになっています。(2021年9月実績)一方で、自社の在庫検索ページやYouTube公式チャンネルなどによる集客・ブランディングにも取り組んでいます。
コロナ禍は出店戦略に対してどのような影響を与えている?
大きな影響はないのですが、プラスに働いた影響があるとするなら用地についてです。弊社の新規出店はパチンコ店の居抜きのケースが多いのですが、パチンコ店はコロナの影響で経営状況がやや厳しくなっているところが多く、新規出店先を探しやすくなったためです。パチンコ店に居抜きで入るような業種は自動車販売店舗の他にはあまりなく、出店候補地探しの競合も少ない形です。
今後の業績に対してボトルネックになりうる要素は何かあるか?
要素としてあげるなら、既存店における四輪小売販売台数、附帯サービスの売上高、人材確保の3点です。
既存店における四輪小売販売台数は直近YoY100%をやや割り込んでいますが、これは前期末に商品在庫が非常に少ない状態になっていたことが原因です。需要期のQ2に備え在庫を増やしており、改善傾向を見込んでいます。
附帯サービスの売上高は右肩上がりが続いていましたが、前期Q4と当期Q1対比で減少しております。これは中古車保証プログラムに関する保証会社との取り決め変更によるもので、あらかじめ予測されていた変化でありQ2以降は上昇基調に戻る見通しです。
人材確保については、通期で197名の増員を予定していたのに対してQ1で6名の増員でした。ただ新卒採用で100名程度を増員するのに加え、MEGA専門店の出店に合わせて採用も進めるため大きなビハインドではないと捉えています。
コロナ禍と言われ約2年が経ちましたが、従業員の働き方の変化および中古車市場への影響は?
自動車販売は対面で接客を行うので、働き方は基本的に出社前提となっています。業績については、FY2020のQ3(2020年4月~6月)のみ大打撃を受けたものの、翌Qには回復しました。むしろ、新車市場が工場の生産停止や半導体不足のあおりを受けており、新車が売れないことで中古車のタマ不足により仕入れの相場が上がっているという点では影響を受けています。
なにか個人投資家に伝えたいポイントは?
時価総額を上げて行くためには、やはりまずは個人投資家の皆様にグッドスピードのことを知っていただいて、流動性を高めることが重要だと考えています。現状東海地方と関西の一部にしか店舗がないため、IRの領域から全国の方に情報をお伝えできるよう尽力していきます。