株式会社グッドスピードは、東海エリアを中心に中古車販売事業を行っている企業。特にSUV特化型の専門店に強みがあり、新車販売や買取・保険・車検・整備・鈑金塗装といったアフターサービスにも事業を展開している。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
グッドスピードの企業沿革
02.
グッドスピードの事業ポートフォリオ
03.
自動車販売関連事業のビジネスモデル
04.
今後の成長の軸
05.
グッドスピードの主な経営指標
06.
グッドスピードの業績情報
07.
グッドスピードのミッション
08.
グッドスピードのビジョン
グッドスピードの企業沿革
同社は、2002年に創業者で現社長が愛知県春日井市にオープンしたSUV専門店がルーツ。専門特化型店舗の新規出店により事業を拡大し、2019年には東証マザーズに上場している。
グッドスピードの事業ポートフォリオ
グッドスピードの事業は、新車・中古車販売と買取の自動車販売関連事業と、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカーの附帯サービス関連事業の二つに区分される。
ユーザーのカーライフサイクルに寄り添い、「安心・快適・楽しいカーライフ」の提供を目指して附帯サービスを継続的に提供。顧客と接点を持ち、ストック型で収益を積み上げるモデルを作っている。
売上構成比としては。祖業でもある自動車販売関連事業が9割以上を占めている状況。ここからは、主に自動車販売関連事業の事業の概要とビジネスモデルを紹介する。
自動車販売関連事業のビジネスモデル
自動車販売関連事業は、オートオークションや買取事業で仕入れたクルマをユーザーに販売し、代金を得る小売のビジネスモデル。グッドスピードは、SUV、ミニバン、輸入車などジャンルを絞った専門店に強みを持っている。
愛知県を中心に、主に東海エリアに出店。自動車の専門店は計22店舗(2021年11月12日時点)を展開。バイク専門店や買取専門店、附帯サービス事業の店舗も含めると計73店舗を保有している。(FY21期末実績、併設店含む)
今後の成長の軸
主力事業となる四輪中古車販売のシェア拡大と顧客の囲い込みを推進しつつ、企業としてのブランド価値を高め、チャンネル拡大・新サービス投入などに積極的にチャレンジし、大きな成長を目指すとしている。
グッドスピードの主な経営指標
販売事業における主な経営指標は、販売台数と附帯サービス関連売上。
直近の実績では販売単価は2,200~2,300千円台で安定しており、主に販売台数の伸長によって業績を伸ばしてきている。今後も、新規出店やM&Aによって販売台数を伸ばすことがカギになる。
なお、グッドスピードでは収益構造ツリーを以下のように分解。販売台数と販売単価をセグメント別に分け、KPIに置いている。
グッドスピードの業績情報
FY21は専門店の新規出店、各事業の伸長に加えM&Aを行ったこともあり増収増益の着地。売上高、営業利益、四輪小売販売台数が過去最高を記録しており、業績の好調が続いている。