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プラザクリエイトのFY23Q4決算を解説
モバイル事業に好転の兆し
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決算サマリー

プラザクリエイトQ4決算純利益は赤字拡大もモバイル事業に好転の兆し

2023.06.13

7502

証券コード

プラザクリエイトは65日に20233月期本決算の決算説明資料を公表しましたそれでは決算の内容を見ていきましょう

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    20233月期本決算内容

  • 02.

    減収減益の着地

  • 03.

    モバイル事業は利益改善の兆し

  • 04.

    モバイル販売台数の推移

  • 05.

    セグメントごとの店舗数推移

  • 06.

    DIYクラフトキットつくるんですは確実に成長中

  • 07.

    ソウゾウ事業で個室ブースの新モデルを投下

  • 08.

    モバイル事業の施策

  • 09.

    20243月期通期の業績予想

  • 010.

    プラザクリエイト本決算のまとめ

20233月期本決算内容

売上高はYoY11.9%減の19,127百万円営業利益は91百万円だった

減収減益の着地

2021年から本格化した格安モバイルの台頭などの外部環境の変化を受けてモバイル事業の売り上げが減少営業損失の増加は主にソウゾウ事業のアパレル事業グランピング事業などへの投資が影響した形

モバイル事業は利益改善の兆し

イメージング事業はフランチャイズ化により収益構造が変化し売上高減少新規事業のアパレル事業とグランピング事業の投資により 営業利益の赤字幅が増加となった モバイル事業は2021年から本格化している市場変化を受け売上高は微減となるが営業利益は1億円増加となった

モバイル販売台数の推移

20233月時点の累積販売台数は123,082YoY24%減となった格安携帯へのSIMのみの販売が増えたことや買い替えサイクルの長期化が減少の要因となっている

セグメントごとの店舗数推移

パレットプラザ店舗の直営からフランチャイズへの転換を昨年度は推し進め事業の収益率は改善傾向にあったモバイル店舗は近隣店舗の統合により微減

DIYクラフトキットつくるんですは確実に成長中

ソウゾウ事業の一事業であるつくるんですシリーズ累計出荷数が190万個を突破出荷個数はYoY134%で成長販売高は11億円/年の規模となり事業をけん引している

ソウゾウ事業で個室ブースの新モデルを投下

個室ブースOne Boに上位モデルと安価モデルの2種が追加され様々なニーズに対応可能となったまたデジタル田園都市構想など自治体のDX化が進む中オンライン会議スペース不足の解消方法として貢献している

モバイル事業の施策

厳しい事業環境が続く中独自サービスで店舗当たり売上高拡大を模索購入したスマホに過去に撮影したビデオを入れていつでも思い出の動画を見れるサービスなんでもダビングを開始したりスマホ販売以外の収益機会の最大化を図るためスマホ教室を5,679件開催した

20243月期通期の業績予想

売上高は微減となるがモバイル事業新規事業グランピングなどへの投資が概ね完了し営業利益は20223月期の水準まで回復を予想来期以降も継続的な改善を見込んでいる

プラザクリエイト本決算のまとめ

情報提供:株式会社プラザクリエイト
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

決算の結果は減収減益純利益赤字となりましたが営業利益の割合が大きいモバイル事業に好転の兆しが見え始めたのではないかと思いますまた赤字の原因となっていた新規事業への投資も概ね終わったとのことから20243月期の営業利益が会社予想通り回復出来るか注目です

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