株式会社ココナラは、個人の知識・スキルを売買するマッチング型プラットフォーム『ココナラ』を中心としたメディアの開発・運営を手掛ける企業。当初は『占い』などの相談・プライベート系が中心であったが、近年は制作・ビジネス系カテゴリの強化を図り、フリーランス・中小企業を中心とした法人・副業需要を取り込み、大きく成長中
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
ココナラの企業沿革
02.
ココナラの事業ポートフォリオ
03.
ココナラのビジネスモデル
04.
ココナラの主な経営指標
05.
ココナラの業績情報
06.
ココナラのミッション
ココナラの企業沿革
2012年1月に株式会社ウェルセルフ(現:ココナラ)を設立。同年7月に『ココナラ』をリリース。2016年には『ココナラ法律相談』をリリース2021年3月に東証マザーズへ上場を果たす。同年8月に『ココナラビジネス』をリリースし、運営メディアを拡大。
ココナラの事業ポートフォリオ
ココナラの事業は、ココナラ本体とココナラ法律相談の2セグメントで事業を展開している。ココナラ事業の中でも創業当初から提供しているサービス『ココナラ』を収益の軸とし、第二のサービスとして『ココナラ法律相談』を展開している。2021年8月にビジネス利用に特化した購入者向けプラットフォーム『ココナラビジネス』のサービスを開始している。
売上の92%をメインサービスの『ココナラ』が占めている。ココナラの成長の要因としてはフリーランス・中小企業を中心とした法人・副業需要が高まる市場状況を読み取り、当初の相談・プライベート系ではなく、制作・ビジネス系カテゴリーの増加に注力したことが大きな要因となる。2021年に『ココナラビジネス』をリリースし、ビジネス領域におけるユーザー数の拡大に注力している。
ココナラのビジネスモデル
ココナラのビジネスモデルは購入者が出品者に支払う費用の中から受け取る手数料を収益化するビジネスモデル。変動費が少なく利益率の高いビジネスモデルとなっている。個人のスキル・知識を出品し、購入者がお金を支払いサービスを受けるためのマッチング型プラットフォームを提供している。取引の成立やサービスを探すところまでではなく、サービスの納品に至るまでのコミュニケーションを『ココナラ』で全て完結できる仕組みを強みとしている。サービスの豊富さも強みとなる。
ココナラの主な経営指標
ココナラの成長に向けて、ココナラでは①購入UU(ユニークユーザー数)と②一人当たりの購入額を重要指標に位置付けている。①の購入UUを拡大するために、サービスラインナップの拡大や、TVCMによる認知度UPに注力している。近年では制作・ビジネス系のカテゴリーを拡大し、購入UUや一人当たりの購入額が上昇傾向にある。今後も継続して制作・ビジネス系を中心とした成長を目指す。
ココナラの業績情報
2021年8月期Q4の実績では増収減益となったが、通期の実績に視点を推移すると増収増益の結果となった。通期の実績としては3期ぶりの増収増益の結果で着地。営業収益は前年比では55%増加の大幅伸長を達成。
ココナラのミッション
情報提供:株式会社ココナラ
総括
副業・フリーランスとして働く方が増加し、コロナ禍によるビジネスのオンラインシフトが進んでいる時代背景に合わせて、制作・ビジネス系カテゴリーの拡大に注力し、事業の成長を達成しています。今後も多様化していくビジネススタイルに合わせ、成長していく企業の姿が期待できます。