ココナラは2022年7月15日、2022年8月期Q3決算を発表しました。それでは決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年8月期第3四半期決算内容
02.
営業利益は4四半期ぶりの黒字着地、営業収益は高い成長率をキープ
03.
両事業共に順調に成長、YoYにて大幅に成長中
04.
前期に引き続き、製作・ビジネス系カテゴリの流通高が高成長
05.
主要KPI:ココナラ・ココナラ法律相談共に順調に推移
06.
通期業績予想を上方修正
07.
FY22通期予想比:上方修正後の計画値に対し、順調に推移
08.
ココナラQ3決算のまとめ
2022年8月期第3四半期決算内容
営業収益は37.4%増の999百万円、営業利益は16.1%増の55百万円だった。
営業利益は4四半期ぶりの黒字着地、営業収益は高い成長率をキープ
2022年8月期Q3では、増収増益の結果となった。営業利益はTVCMを一時的に見送ったことにより、Q3単体にて黒字着地を達成した。営業収益はYoYにて37.4%増の999百万円となり、前期に続いて高い成長率を維持している。
両事業共に順調に成長、YoYにて大幅に成長中
FY2022Q3も前回に続き、ココナラ本体・ココナラ法律相談共に高い成長率を維持している。ココナラ本体は35%、ココナラ法律相談は70%の収益増加を達成している。2022年1月にTVCMを一新し、日本全国を対象としたTVCMを実施したことによる影響が大きい。
前期に引き続き、製作・ビジネス系カテゴリの流通高が高成長
オンライン取引全体が鈍化し、Q3はTVCMを見送るも、製作・ビジネス系カテゴリがYoYにて36%増の成長を達成。相談・プライベート系カテゴリもYoYにて25%の増加となっている。
主要KPI:ココナラ・ココナラ法律相談共に順調に推移
ココナラの主要KPIとなっている購入UU(ユニークユーザー数)と一人当たり購入額も順調に成長している。購入UUはYoYにて20%、一人当たり購入額は10%の成長幅となる。
ココナラ法律相談の主要KPIとなる登録弁護士数が大幅に成長している。有料登録弁護士数はYoYにて57%の大幅成長を達成。営業収益70%増加の要因となった。
ARPUはYoYにて8%の増加であり順調に推移している。解約率は1.2%と若干の悪化となるが、今後改善を図っていく方針。
通期業績予想を上方修正
ココナラは営業収益の好調さとTVCMの見送りによる予算減額を踏まえ、FY2022通期業績予想を上方修正した。営業収益は170百万円増の3,820百万円とし、営業収益は▲1,290百万円の予想から▲580百万円としている。
FY22通期予想比:上方修正後の計画値に対し、順調に推移
FY22Q3時点で累計営業収益は2,786百万円であり、通期業績予想の3,820百万円に対し、約73%の進捗率を達成している。Q4単体での営業収益予想を1,032百万円としており、通期終了時で計画値の達成を目指している。
ココナラQ3決算のまとめ
情報提供:株式会社ココナラ
総括
Q2に引き続き、流通高・営業収益共に堅調な推移を見せています。営業収益の好調さを考慮し、通期業績予想も上方修正しており、各主要KPIも順調な成長を見せているところから、更なる成長が期待できる企業です。