今日はよろしくお願いします。為替の変動や世界的な景気後退感もある中ですが、増益の決算となりましたね。
ティッカーくん
そうですね、外部環境はさまざまな変化が起きていますね。
特に中国の動きは影響が大きいと思いますので、そうした話をぜひ伺えればと思います。
ティッカーくん
はい、ぜひよろしくお願いいたします。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
Q3の決算発表ポイント、および事業環境について教えてください。
Q2
中国で少しずつコロナ関連の規制が緩和されていますが、足元の事業環境に影響はある?
Q3
自動車関連事業をQoQで見ると、プラグ関連売上は増収した一方でセンサ関連売上が減収となっていますが、どのような背景があるのでしょうか。
Q4
自動車関連事業の営業利益率は改善傾向にあると思いますが、為替影響以外にどのような変動要因があるのでしょうか。
Q5
自動車関連は補修用製品の販売が鈍化しているそうですが、要因を教えてください。
Q6
棚卸資産が昨年度末から増加していますが、要因を教えてください。
Q7
新規事業の成長や事業ポートフォリオ再編の足元の進捗は?
Q8
最後に個人投資家の方に向けてメッセージをお願いします。
Q3の決算発表ポイント、および事業環境について教えてください。
中間決算時に織り込めていませんでした、中国でのゼロコロナ政策に伴う経済停滞の影響を自動車関連事業を中心に受けてしまったことによる販売減少がありました。
一方で、昨年度から取り組んでいる貴金属価格高騰に伴う値上げ効果がこの第3四半期でも増益に寄与しましたので、為替の円安効果も合わせて第2四半期比で増益となりました。
中国で少しずつコロナ関連の規制が緩和されていますが、足元の事業環境に影響はある?
第4四半期から需要は徐々に回復傾向へ向かうと思いますが、春節の影響によって数量には回復感が現れづらくなるリスクもございます。
自動車関連事業をQoQで見ると、プラグ関連売上は増収した一方でセンサ関連売上が減収となっていますが、どのような背景があるのでしょうか。
売上に占める中国市場の割合が、センサ事業の方が多くなっておりますのでその影響によるものです。
自動車関連事業の営業利益率は改善傾向にあると思いますが、為替影響以外にどのような変動要因があるのでしょうか。
最初の質問でもお答えしたように、昨年度から取り組んでいる貴金属価格高騰に伴う値上げ効果が、自動車関連事業での増益に寄与しています。
自動車関連は補修用製品の販売が鈍化しているそうですが、要因を教えてください。
世界的な景気後退の影響を受けている部分があります。また、中国のゼロコロナ政策によって販売が停滞した部分もあります。
棚卸資産が昨年度末から増加していますが、要因を教えてください。
貴金属価格高騰に伴うイリジウムの買いだめや、物流混乱に備えての政策的な在庫拡充によるものです。
新規事業の成長や事業ポートフォリオ再編の足元の進捗は?
引き続き、M&Aなどを選択肢としながら事業ポートフォリオ転換へ注力している状況にあります。
最後に個人投資家の方に向けてメッセージをお願いします。
為替リスクや世界的な景気後退感などがございますが、そのような状況下におきましても自動車関連事業でのキャッシュ創出や非内燃事業の育成にも注力し、中長期的な成長を達成できるように邁進いたします。引き続き応援していただければ幸いです。