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ADワークスIR担当者へインタビューを行いました
国内販売売上が好調に拡大海外仕入れも大幅増
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IRインタビュー

計画対比で利益額進捗率99.4%達成国内販売売上が好調に拡大

2022.11.30

2982

証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。計画対比における利益額進捗率99.4%達成おめでとうございます。

    ティッカーくん
  • ありがとうございます。国内の収益不動産販売が業績を牽引した結果です。

  • 昨年対比の変動要因なども、ぜひ詳しく教えてください。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算発表のポイントを教えてください

  • Q2

    収益不動産販売事業につきまして国内仕入販売の昨年対比の変動要因をご教示いただけますでしょうか

  • Q3

    海外の物件仕入れ件数が昨年から大きく増加していますが背景をご教示ください

  • Q4

    仕入から販売までは国内海外それぞれどの程度の期間かかるのでしょうか

  • Q5

    ストック型フィーの利益の増加要因をご教示ください

  • Q6

    昨年対比での粗利率の変動要因をご教示頂けますでしょうか

  • Q7

    販管費の主要項目及び昨年対比での販管費の変動要因をご教示頂けますでしょうか

  • Q8

    計画対比で利益額の進捗率が90%超ですがどのような要因があるのでしょうか

  • Q9

    事業区分決算説明資料p.7記載に新規事業とありますがこの中で進捗や可能性を聞かせていただけるものがあればご教示いただけますでしょうか

  • Q10

    最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

今回の決算発表のポイントを教えてください

国内の収益不動産販売が好調だったことを主要因として通期計画に対して利益指標が大幅に進捗しました
好調の背景としては仕入れた収益不動産に施す商品企画ポテンシャルを最大化するための法的精査を含めたバリューアップのいっそうの成熟による1棟当たりの収益性向上が挙げられます

収益不動産販売事業につきまして国内仕入販売の昨年対比の変動要因をご教示いただけますでしょうか

当社の仕入活動は件数ではなく販売に向けた中長期的な利益計画から逆算して推進しています

現在は収益不動産の大型化を積極的に推進しており20億円を超える物件も増えたため1棟あたりの平均仕入単価が約1億円上昇しました
結果として仕入件数は減少しておりますが仕入総額は昨年よりも増加しています
しかしながら大型化一辺倒ではなくあくまでも当社によるバリューアップの余地がある優良な不動産の仕入れを実施することが重要であり510億円の物件の仕入れも積極的に検討しております

また販売活動についても大型化施策に伴い件数は減少しておりますが売上総額は増加しました

加えて昨年に比べて物件ごとの収益性も向上しました

これはコワーキングスペースやセットアップオフィスなど物件に施すバリューアップのノウハウが蓄積されるとともに仕入れ商品企画販売のそれぞれのフェーズにおいて常にマーケットイン発想で新たな戦略を試行したことが奏功した結果です

海外の物件仕入れ件数が昨年から大きく増加していますが背景をご教示ください

前期は米国ロサンゼルスにおける新型コロナウイルスの影響に鑑み現地における仕入活動を慎重に進めておりました
今期においては停滞していた不動産市場の再開に伴い仕入れに注力した結果仕入件数が大きく増加しました

仕入から販売までは国内海外それぞれどの程度の期間かかるのでしょうか

物件にもよりますが概ね物件を仕入れてから半年~1年ほどかけて商品企画と販売営業を実施します
当社は物件の特性を精緻に調査検証し仕入れの段階から有望なターゲットとなる売却先とそれに紐づく商品企画を策定していますそのため仕入れから販売までのサイクルにはばらつきが生じます

ストック型フィーの利益の増加要因をご教示ください

現在推進している収益不動産残高の拡充戦略が奏功し賃料収入が前年同期比で20%増加していることが大きな要因です
また海外不動産事業において不動産管理受託や仲介業務などから得るフィー収入が増加している点も一因として挙げられます

昨年対比での粗利率の変動要因をご教示頂けますでしょうか

主として国内収益不動産販売事業の利益率向上が要因です
物件に施す商品企画戦略において物件特性やテナント需要売却先需要を的確に捉えたバリューアップを施すことができた結果と認識しています
また過去のトラックレコードの蓄積に基づく”有望な買い手ニーズ”から逆算した仕入活動を展開できたことが営業効率の向上に繋がっています

販管費の主要項目及び昨年対比での販管費の変動要因をご教示頂けますでしょうか

主要項目は販売仲介手数料役員報酬給与手当です
このうち販売仲介手数料は収益不動産販売事業の拡大に伴って増加しておりまた給与手当は仕入販売の営業体制強化を目的とした人員増強に伴い増加しております

計画対比で利益額の進捗率が90%超ですがどのような要因があるのでしょうか

今期は当第3四半期までに優良な不動産の売却ができたことに起因して利益計画が大きく進捗しました

なお戦略的な物件の大型化に伴い1物件あたりの利益額も増加しているため物件の販売状況によって各四半期の業績は大きく変動します
そのため第4四半期においても通期計画の達成に向けて引き続き周到に活動しております

事業区分決算説明資料p.7記載に新規事業とありますがこの中で進捗や可能性を聞かせていただけるものがあればご教示いただけますでしょうか

当社は第1次中期計画において既存事業の強化と並行して”脱”不動産事業将来的に第2の柱とする不動産領域以外の事業の構築を目指しております

今般”脱”不動産事業を具現化する施策の1つとしてファイナンスアレンジメント事業を開始しました本事業は資金調達の選択肢が非常に限られた未上場企業や中小規模の上場企業に対し2000億円と言われる個人金融資産を有効活用してDebtEquityによる新しい調達手法を提供する事業です

すでに実施している資本提携業務提携先とのコラボレーションや当社のライツオファリング株主割当増資の一種による資金調達の独自の知見を組み合わせまたSTO技術も活用しながら個人投資家と未上場企業中小規模の上場企業の互いのニーズを繋ぎたいと考えております

最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

当社の主力事業である収益不動産事業はサステナビリティの観点で社会的意義の高いものと考えております
それは当該事業が既存の不動産のポテンシャルを目利き力と商品企画力で最大化し世に送り出す不動産“再生”事業であるからです
当社は社会の変化を敏感に捉え商品戦略に反映させていくことを得意としておりそれを通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります

そしてさらなる企業価値の向上を目指して2020年に持株会社体制に移行し2021年に移行後初となる第1次中期経営計画FY2020FY2023を発表しました
その最終年度である来期は今期の通期計画に対して2.5倍となる経常利益20億円を目標として掲げております
今期は目標達成に向けた準備期間も兼ねており今後も主力事業であり続ける収益不動産事業の深化と並行して不動産事業の探索を進め次のステップへの躍進を企図してまいりました

様々な施策を組み合わせながら中期経営計画の達成そして企業価値の向上を目指しておりますのでぜひ注目していただけますと幸いです

情報提供:株式会社ADワークスグループ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

国内販売売上が好調に拡大していますが海外での販売活動もリノベーションが完了した物件から順次開始するとのことでした

さらにファイナンスアレンジメント事業を開始するとのことでこれからの成長にもますます期待が持てます

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