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IRインタビュー

過去最高益を実現2次中期経営計画を公表

2024.02.26

2982

証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。売上高・EBITDA共に大きく伸長しましたね。

    ティッカーくん
  • ありがとうございます。第1次中期経営計画を無事達成し、過去最高益も更新することができました。

  • 大幅伸長の要因や、第2次中期経営計画の詳細など、詳しくお聞かせください。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算発表のポイントを教えてください

  • Q2

    国内事業の仕入販売活動について足元の市場環境のご認識をご教示ください

  • Q3

    海外事業について米国金利上昇など市場環境のご認識をご教示ください

  • Q4

    2次中期経営計画の達成に向けて各事業ごとの業績見通しはどのようにお考えでしょうか

  • Q5

    2次中期経営計画の収益不動産残高の増加率が売上増加率よりも低いかと思いますが背景をご教示ください

  • Q6

    6つの重点施策について特に業績面での影響が大きいと想定される事業と施策の実現に置いて必要なことをご教示ください

  • Q7

    株主還元について配当性向の水準はどのようなお考えで決定されたのでしょうか

  • Q8

    海外事業については成長が鈍化気味ですが今後の事業成長に向けた取り組みなど方針をご教示ください

  • Q9

    202312月期末に一部の収益不動産を有形固定資産に振替えたようですが中期経営期間における減価償却費についての見通しをご教示ください

  • Q10

    最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

今回の決算発表のポイントを教えてください

税前利益20億円という前期比2倍超となる業績計画をしっかりと達成することができました当期純利益についても前期比169%増の14億円を達成し企業ステージが一段高まるような決算内容であったと自負しています

国内事業の仕入販売活動について足元の市場環境のご認識をご教示ください

以前より継続している低金利などの資金調達環境を背景に仕入販売ともに活況な状況です仕入環境については依然として競争が加熱していますが仕入商品企画販売を一体かつ戦略的に推進することで優良な物件を選別しながら着実に収益不動産残高を積み増すことができています販売においては取扱物件の平均単価を10億超までに引き上げてきたことを背景に個人投資家のみならず事業法人や機関投資家まで幅広い顧客層からの引き合いが得られている状況です

海外事業について米国金利上昇など市場環境のご認識をご教示ください

引き続き米国金利が高水準で推移していることで米国における不動産売買マーケットは慢性的な在庫不足の状態に陥っていると認識しておりますしかしながら直近では政策金利の先安観もあるためマーケットが復調していく兆しも見られますしたがいまして202412月期以降は金利動向とマーケット状況を見極めながら仕入販売を推進していきたいと考えております一方で賃貸マーケットに関していえば当社が事業展開しているロサンゼルスには強い賃貸需要が存在しています202312月期は保有中の収益不動産からの家賃収入やオーナー様より管理受託している物件からの管理手数料が安定収益となっており業績を下支えするかたちとなりました

2次中期経営計画の達成に向けて各事業ごとの業績見通しはどのようにお考えでしょうか

上述の通り金利上昇を中心に不透明な景況感が続くと考えておりますが国内事業海外事業共に安定的な増収増益を企図しておりますとりわけ国内収益不動産販売事業は当社業績を牽引する主力事業であり大都市圏の不動産への投資を継続することで安定成長を実現してまいります

2次中期経営計画の収益不動産残高の増加率が売上増加率よりも低いかと思いますが背景をご教示ください

今後3年間の見通しにおいて引き続き不動産売買マーケットへの資金流入は期待できるものの国内の政策金利が上昇局面に転換すればマーケットが縮小する可能性もありますそのためこれまで通りのアグレッシブな収益不動産残高の拡充はバランスシートリスクをより高めることに繋がるものと考え自己資本比率30%程度の財務健全性を維持しながら202612月期末にかけて収益不動産残高500億円規模に積み増していく計画といたしました

6つの重点施策について特に業績面での影響が大きいと想定される事業と施策の実現に置いて必要なことをご教示ください

202412月期以降も国内の収益不動産販売事業が引き続き業績を牽引するものと想定しており当該事業に対する重点施策は①大都市不動産への投資継続②不動産小口化事業の拡大④海外投資家とのリレーション強化ですマーケットの不安材料がありつつも大都市圏の不動産に対しては国内投資家からも海外投資家からも旺盛な投資ニーズがあるため施策①④の影響は大きいと考えておりますまた不動産小口化事業はここ数年間で販売金額を着実に伸ばしておりリピーターも増加している状況です小口化商品自体の市場規模が拡大基調にあるため時流に乗って不動産小口化事業を着実に成長させることも業績面で重要だと考えております 上記施策の実現において必要なことは優秀人材の育成採用です第2次中期経営計画では人材生産性を重要指標として掲げPH総利益一人当たりの売上総利益を向上させていくこととしております

株主還元について配当性向の水準はどのようなお考えで決定されたのでしょうか

株主様への還元と中長期的な目線での事業成長のバランスを見ながら202412月期の配当計画は前期比1円増配となる9円に決定いたしました

海外事業については成長が鈍化気味ですが今後の事業成長に向けた取り組みなど方針をご教示ください

上述の通り金利やマーケットの動向を注視しながら主力である中古の賃貸アパートの仕入販売や分譲タウンハウスの開発事業を再拡大し将来的にはコロナ前の売上60億円規模へと回復させていきたいと考えております

202312月期末に一部の収益不動産を有形固定資産に振替えたようですが中期経営期間における減価償却費についての見通しをご教示ください

賃料収入目的とした一部の収益不動産を有形固定資産に振り替えておりそれに伴って減価償却額は増加する見通しですただし有形固定資産を急激に増大させる計画ではなく2次中期経営計画の業績計画にも当該影響は織り込み済みです

最後に個人投資家向けにメッセージをお願いします

1次中期経営計画の達成を経て当社は新たなステージへとジャンプアップいたしました 202412月期~202612月期はSustainable Business, Sustainable Growthをテーマにより耐久性機動性柔軟性を持ったグループへと成長してまいりたいと考えておりますまた業績面での数値達成はもちろんの事サステナビリティの観点からも社会貢献できるよう邁進いたします当社の収益不動産販売事業は事業そのものがサステナビリティへの貢献につながると考えておりますがこれをさらに加速していくために202412月期においてはESG用の商品企画予算を確保しております今期からは不安定な市況にも耐えうる事業体へと変化し株主の皆様と共により成長していきたいと考えておりますので引き続きご注目頂けますと幸いです

情報提供:株式会社ADワークスグループ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

実際にIR担当者へインタビューを行うことで大幅伸長の要因や国内海外事業の足元の市場環境などについて詳しく知ることができました2次中期経営計画の内容も発表されました今後も企業の成長がさらに成長しどのように計画値を達成していくのかが非常に楽しみです

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