SNS
カオナビの24Q2の決算情報を解説
ARRの更なる成長に期待
質問する
決算サマリー

カオナビQ2決算増収増益の決算機能開発強化でプロダクト価値向上

2023.11.14

4435

証券コード

カオナビは111320243月期第2四半期決算20234月〜20239を発表しましたそれでは決算の内容を見ていきましょう

※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • 01.

    売上高はYoY27.9%

  • 02.

    継続的な増収を達成

  • 03.

    各種KPIの進捗

  • 04.

    解約率は低水準で推移

  • 05.

    ダッシュボード機能をリニューアル

  • 06.

    ポジションマッチングをリリース

  • 07.

    業績予想の変更はなし

  • 08.

    個人投資家向け質問集

  • 09.

    決算のまとめ

売上高はYoY27.9%

売上高はYoY27.9%増の3,598百万円調整後営業利益はYoY104.9%増の366百万円となった

継続的な増収を達成

ストック収益が大半の安定性の高いビジネスモデルのため売上高は継続的な増収を達成している収益性も向上したことで調整後営業利益は四半期として過去最高を記録した

各種KPIの進捗

ARRは堅調に成長しYoY29.1%増の7,151百万円となった

利用企業数は機能開発を通じたプロダクト強化が奏功しYoY22.0%増の3,330社となった

ARPU大企業など従業員数の多い顧客の着実な増加を受けてYoY5.8%増の179千円となった

解約率は低水準で推移

プロダクトの機能強化とカスタマーサクセスの取り組みにより解約率は0.48%と低水準で推移している

ダッシュボード機能をリニューアル

カオナビに登録された従業員データを集計しグラフの作成や共有ができるダッシュボード機能をリニューアル目的に応じて様々なグラフやリストを自由に配置することができ関係部署への共有や人的資本の情報開示にも活用できる

ポジションマッチングをリリース

新機能としてポジションマッチングをリリース社員一人ひとりのスキルを伸ばす戦略的な人材育成やリスキリングを組み合わせて実施する日本企業に最適なジョブ型雇用の実現を後押しまたポジション要件とマッチ度を可視化できるため適切な候補者のレコメンドや後継者の発掘管理にも役立つ

業績予想の変更はなし

通期業績予想に対し売上高は47.9~48.7%の進捗主要コストである人件費とマーケティング関連費用も計画に対してインラインであることから通期業績予想に対して順調に進捗しており業績予想の変更はなし

個人投資家向け質問集

調整後営業利益は営業利益に株式報酬費用M&Aによるのれん償却費その他一時費用を加えたものです
株式報酬費用は当社の株価によって金額が変動し日本会計基準に準拠しているため買収によって生じたのれんは規則的に償却されますまた本社移転のような非経常的なイベントに起因した費用が営業費用に計上されることで営業利益率の比較が難しくなります
したがって本質的な収益性を期間比較国際比較する上で調整後営業利益が有用と判断されるため当該利益指標を用いています

売上高の持続的な成長に加えて収益性向上を意識したコストアロケーションの結果です将来の成長に向けた人材投資やマーケティング投資が増加する一方でハイブリッド勤務など当社の働き方に適したオフィスへの移転に伴い家賃等の固定費が減少しました今後も適切な投資配分により持続的成長を実現し中長期的な利益拡大を図っていきます

生産年齢人口の減少を背景に生産性の向上多様な働き方への対応人材の定着や離職防止採用の強化など企業は様々な人事課題を抱えておりその解決に向けてタレントマネジメントシステムの導入ニーズが年々高まっていますカオナビは柔軟性とユーザビリティを徹底的に追求したシステムと導入顧客のタレントマネジメントの成功確率を高めるサポートの両輪を提供することで多くの企業から選ばれ継続利用されています
このように利用企業数の着実な成長と低い解約率によってARRの安定的な成長を実現しています

決算のまとめ

情報提供:株式会社カオナビ
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

増収増益の好調な決算でした今後も機能開発強化によりプロダクト価値の向上が見込まれARRの更なる成長が期待されます

SHARE
1