【JDSCQ2決算】
JDSCは2022年2月7日、2022年6月期Q2決算を発表した。売上高は62.9%増の678百万円、営業利益は19百万円となった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年6月期Q2決算
02.
各AIプロダクトの拡販が順調、営業利益は累計で黒字をキープ
03.
中長期成長に向け、人材確保に注力
04.
多様な産業でパイプラインが進行
05.
FY22通期予想比:売上高の進捗率が順調に推移
06.
JDSCQ2決算まとめ
2022年6月期Q2決算
各AIプロダクトの拡販が順調、営業利益は累計で黒字をキープ
FY2022Q2単体では増収減益の結果となった。減益となった要因は中長期的な成長に向けての人材採用により、採用費が増加したことが要因として挙げられる。Q2時点累計に視点を移行すると増収増益の結果となる。累計では売上高は62.0%の大幅増収、営業利益は53百万円の増益となる。各AIプロダクトの拡販により、売上高が高成長を継続しており、営業利益は採用費の増加はあったものの黒字をキープした。
中長期成長に向け、人材確保に注力
JDSCは中長期の成長に向けて人材採用のペースを加速させている。前年同期比にて社員数は20名増加している。ビジネス開発・データサイエンティスト・エンジニアなど幅広い職種の人材をバランスよく採用しており、上場の1つの目的としていた「採用力の強化」は想定通りの効果を発揮している。今後も継続して積極的な採用を行う方針だ。
多様な産業でパイプラインが進行
各AIプロダクトのパイプラインが順調に成長を遂げている。中でもビッグデータ基盤構築、データ取り込み自動化プロダクト『Wodom!』は多種多様な産業のパイプラインが成長しており、美容・教育産業は既に安定運用中、家具・造船産業は本格導入が実施され、今後の安定運用へ向けて取り組んでいる。
FY22通期予想比:売上高の進捗率が順調に推移
FY2022Q2時点での通期業績予想に対する進捗率は売上高46.0%、営業利益25.0%となった。売上高は通期業績予想1,473百万円に対し、46.0%の進捗率と順調に進捗している。営業利益は人材採用費の増加など先行コストが発生し、25.0%の進捗率となった。経常利益と当期純利益は通期予想に対しての進捗率は非開示だが、上場関連の一時費用が約20百万円発生したことにより、経常利益は▲1百万円、当期純利益は▲6百万円となった。
JDSCQ2決算まとめ
情報提供:株式会社JDSC
総括
FY2022Q2時点で売上高678百万円、営業利益19百万円の結果となりました。売上高は各AIプロダクトがバランスよく成長し、前年同期比62.9%増加という飛躍的成長を遂げています。営業利益はQ1対比では利益幅が縮小となりましたが、積極的人材採用という中長期の成長に向けた先行投資を行っていることが要因であり、この先行投資が今後の事業拡大・企業の成長スピードの加速に繋がることが見込まれます。