本日はよろしくお願いします。売上高・営業利益共に高成長でしたね。
ティッカーくん
宜しくお願いします。雇用情勢の回復が大きかったです。
IR担当者
高成長の要因や今後注力していくサービスなどについて、詳しくお聞かせください。
ティッカーくん
はい、宜しくお願い致します。
IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
Q1
今回の決算のポイントを教えてください。
Q2
RPOでARPUが伸びている背景を教えてください。
Q3
DXリクルーティングに注力するとのことですが、サービスの内容や優位性を教えてください。
Q4
スポットワークサービスにも注力するとのことですが、こちらのサービスの内容や優位性は?
Q5
営業利益の伸長に寄与したと記載のある構造改革の内容を教えてください。また、この改善傾向は続く見込み?
Q6
コロナ前の水準に回復するためにどんなところがボトルネックになりそうですか?
Q7
今回一件資本業務提携を行っていて、過去もいくつか子会社化を実施していますが、M&Aや成長戦略について教えてください。
Q8
FY18年以降に顧客数が大幅に増加していますが、この背景は?
Q9
資本政策についての考えを教えてください。
Q10
個人投資家へ何かメッセージはありますか?
今回の決算のポイントを教えてください。
当四半期は増収、大幅な増益となっており、当期予想を大きく上回る進捗となっています。そのため、通期業績予想を連結売上高110億円から120億円に、営業利益を1.5億円から2億円に上方修正しました。 当社はお客様の採用支援などをメイン事業として展開しています。コロナ禍にお客様の採用抑制により、業績が一時落ち込んでいましたが、雇用情勢が回復してきた追い風に乗り、業績が回復してきています。また、前期より進めた収益構造改革による効果で、収益率も大きく向上しました。
RPOでARPUが伸びている背景を教えてください。
RPOは、採用戦略立案から定着支援までをワンストップでサポートする事業です。 「お客様が採用数を増やした」「採用以外にも、定着化や生産性をあげるための仕組み化のための支援を行った」というように、プラスアルファでのご相談をいただくことが増えたことにより、ARPUが伸びました。
DXリクルーティングに注力するとのことですが、サービスの内容や優位性を教えてください。
企業の採用手法は、従来の求人メディア(求人誌や求人Webメディア)広告掲載から、自社サイトへのWeb広告集客に変遷してきています。当社のDXリクルーティングサービス「Findin」は、その自社サイトの構築支援からWeb集客といった採用プロセスのDX化を実現するサービスです。 当社は今までの採用代行の実績によるリアルなビッグデータを保持しており、また、Indeed・Googole・Yahoo・SNSなどのWeb広告の知見を持つコンサルタントが多数在籍しています。また、面接から入社までの自動化を実現するオプションサービスを展開しており、このビッグデータ×コンサルタント×オプションサービスが、他社との優位性であると考えています。
スポットワークサービスにも注力するとのことですが、こちらのサービスの内容や優位性は?
コロナ禍の影響もあり、求職者による短期単発雇用のニーズは大きく増加しています。また求人企業も人材確保のための短期単発雇用に積極的な姿勢を見せており、このニーズに応えるため、短期単発雇用者(スポットワーカー)の活用により生産性向上を実現するサービス強化に注力しています。 当グループは日本で最も早く短期単発専門サイト「Shotworks」でのサービスを展開しており、膨大な経験と280万人を超える登録ユーザーを保有しています。このスポットワークに対する経験・知見と日本最大級の専門サイトを持っていることは大きな優位性であると考えています。
営業利益の伸長に寄与したと記載のある構造改革の内容を教えてください。また、この改善傾向は続く見込み?
コロナ禍を機会とし、収益性の改善に向けた構造改革を推進してきました。 まず、事業会社の組織再編。これは「事業運営ノウハウや多様な人的資産を可能な限り一元化することでの顧客への提供価値のさらなる向上」を主たる目的としていますが、管理部門スタッフや各種インフラ共有等による間接コスト削減にも繋がっています。 次にオフィス統合ですが、テレワークの活用推進によりオフィスを大幅に縮小し、賃料や維持費を大幅に圧縮しています。 また現在、システム構築等による更なる間接部門の効率化を進めており、この改善は将来に向けて継続していきます。
コロナ前の水準に回復するためにどんなところがボトルネックになりそうですか?
現在、ほぼコロナ前の水準に回復していますが、今後の成長に向けてのボトルネックは人的資源だと考えています。特に営業・コンサル部門の人的資源不足を重要課題と定義し、様々な人的資本価値の向上施策に着手しています。
今回一件資本業務提携を行っていて、過去もいくつか子会社化を実施していますが、M&Aや成長戦略について教えてください。
ご縁があり、タイミングが合えば、と考えています。 当社の祖業でもあるRPOは、お客様の人材採用に関するご支援を、お客様の立場に立って行うサービスです。近年では、お客様から事業成長・生産性向上に関するご相談を頂くことも増えてきており、採用以外のDX化・機械化の支援へと、事業の幅も広がりを見せています。そのために必要性があり、かつご縁があれば検討するというスタンスです。
FY18年以降に顧客数が大幅に増加していますが、この背景は?
顧客数の増加については、FY19年に、主に中堅中小企業(リテール)向けの求人広告事業を展開していた(株)ユメックスを子会社化した影響が大きいです。 現在、そのリテール顧客基盤に対して、より付加価値の高い採用支援サービスを展開することでARPUを高める施策を取っています。
資本政策についての考えを教えてください。
資本政策については、プライム市場基準、TOPIX組み入れ基準などを鑑み、流通時価総額100億円をベンチマークとし、ROEマネジメント、成長性・収益性の改善、財務健全性の改善をもとに戦略を策定しています。
個人投資家へ何かメッセージはありますか?
人口減・労働力人口の減少等、構造的人手不足は今後も続き、コロナ禍で急落した有効求人倍率も回復基調と、ツナググループは今まさに再成長の途上にあります。 今期、来期、再来期とさらなる成長を続けていきたいと思いますので、どうぞ長い目でご支援いただけますと幸いです。