PR TIMESは10月14日、2022年2月期第2四半期決算(2021年3月〜2021年8月)を発表した。売上高は前年比31.9%増の22.9億円、営業利益は42.0%増の8.9億万円だった。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年2月期第2四半期決算内容
02.
YoY、QoQで増収増益
03.
PR TIMESの利用企業社数は堅調に増加
04.
サブスクモデルのプロダクト事業が成長
05.
地方金融機関などと提携し、地方地域展開を拡大
06.
ビッグデータ解析を活用した広報PR支援サービスを開始
07.
FY22通期予想比:予想通りの進捗、据え置き
08.
PR TIMES第2四半期決算のまとめ
2022年2月期第2四半期決算内容
YoY、QoQで増収増益
広告宣伝費を抑えて過去最高売上を更新。広告宣伝に依存せず高成長できているのはネットワーク効果が高まっていることが考えられる。
PR TIMESの利用企業社数は堅調に増加
主要サービスであるPR TIMESの利用企業社数が58,436社に到達。YoYで14,920社増、QoQでは4,010社増と堅調に推移。また、上場企業のうち47.7%(1,854社/3,885社)が利用している。
サブスクモデルのプロダクト事業が成長
タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」はKPI をユーザー数から有料利用企業社数へ移行し、有料利用企業社数は1,647 社(QoQ100社増)に拡大。ユーザー数は 2021年8月に30 万人を突破。
Web上のフォーム、FAQなどを簡単に設置できるクラウド情報整理ツール「Tayori」でもKPIをアカウント数から有料アカウント数に変更し、有料アカウント数は578アカウント(QoQ62アカウント増)まで成長。
地方金融機関などと提携し、地方地域展開を拡大
地方地域展開の拡大に向けて2021年8月に群馬銀行、9月に山形新聞社、福島民友新聞社、10月に秋田銀行、静岡新聞、静岡放送と提携。
地方情報流通のための提携は計44例(地方金融機関24行・8信金、地方メディア8媒体、地方自治体1府3市)、37 都道府県に広がる。
ビッグデータ解析を活用した広報PR支援サービスを開始
PR TIMES が保有する100万件超のプレスリリース等のビッグデータを解析し、トレンド予測やメディア分析を科学的に
企画・実行する広報 PR 支援サービスを開始。みらいリレーションズと提携してデータ解析システムの共同開発を進める。
PR TIMES の利用企業向けにサービス提供し、2022年2月期末で継続契約21社を目指してPRパートナー事業を本格始動。
FY22通期予想比:予想通りの進捗、据え置き
業績予想に対しては売上高で48.7%(前年同期 46.2%)、営業利益で51.3%(同48.6%)で進捗。
売上高と営業利益ともに概ね50%前後となっており、前年度と比較して高い進捗率となっている。
PR TIMES第2四半期決算のまとめ
情報提供:株式会社PR TIMES
総括
ネットワーク効果を活かして堅調に成長していることが数値にも表れている決算でした。主力事業である「PR TIMES」の成長はもちろんですが、ビッグデータ解析を活用したPRパートナー事業、及び第2・第3の収益の柱として育成中のプロダクト事業の今後にも期待します。