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IR担当者に決算後インタビューをしてきました
堅実に成長しています
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IRインタビュー

PR TIMES社会的な情報インフラとして堅実成長中

2022.02.01

3922

証券コード
  • 本日はよろしくお願いします。進捗率も高く好調な決算でしたね。

    ティッカーくん
  • そうですね、堅実に成長しています。

    IR担当者
  • 海外展開や広告宣伝費の抑制について踏み込んで聞かせていただきたいです。

    ティッカーくん
  • はい、よろしくお願いします。

    IR担当者
※個人投資家から事前に募った質問もございます。

目次

  • Q1

    今回の決算のポイントを教えてください

  • Q2

    広告宣伝費を抑制して売上が伸びていますが以前と比べて何か違いはありますか

  • Q3

    広告宣伝費は抑えていますが成長率に関してはどのように考えていますか

  • Q4

    プレスリリースのリッチ化は今後の売上にどのような影響がありますか

  • Q5

    アメリカを中心とする英語圏への展開について教えてください

  • Q6

    営業CFにより現預金が増加していますが資本政策に対する考え方を教えてください

  • Q7

    上場企業の利用率が増えていますがこちらの背景などございましたら教えてください

  • Q8

    コロナ禍になり約2年が経ちましたが社内の雰囲気など何か変化はありましたか

  • Q9

    投資家の方に対してメッセージはございますか

今回の決算のポイントを教えてください

良くも悪くも堅実に成長中というところですこの3ヶ月もこの半年も変わりなく利用企業メディア読み手が相互に増えたということが良かったですプラットフォームサービスなのでどこかが減り始めると利用価値が減る可能性がある難しいビジネスモデルと認識していてその変調に対してとても慎重になっています もし投資家の方々が何か良い発表を期待していたとしたら大きな良い変化もありませんでしたその点が唯一悪かったと言えます今期予想に対しても十分な進捗はしています

その他の重要な指標はプレスリリースを受け取ってくださるメディアの数です社会環境として紙媒体を中心にメディアの廃刊休刊が増えていてプレスリリースを受け取れるいわゆる今までの編集部の数が減ってきています しかし個人の記者やライターの人がプレスリリースを受け取るためにPR TIMESにご登録いただくということがそれをカバーして余りあるほど増えていますさらにはプレスリリースを転載するメディアも純増をキープしたというのも非常に大きかったです地方の業務提携も引き続き拡大しています

広告宣伝費を抑制して売上が伸びていますが以前と比べて何か違いはありますか

広告宣伝費を前期比で大幅に減らしていてもPR TIMESの新規利用企業社数を大きく伸ばしていますこれはネットワーク効果を原動力に持続的な利用企業社数の増加を実現していることの証明になっていますただし成長を速め規模の可能性を広げるには広告宣伝は有効な手段です実際前々期にはPR TIMESで1社提供番組を半年間放送したこともありますまたPR TIMES以外の事業はいずれも投資フェーズであり必要に応じて広告宣伝を実施しています

 

多くの人にとって価値あるプレスリリースを出してくださるとまたそこから隣接するユーザーが増えやすいというのもありましたスタートアップのお客様はその上場に至る過程まで長く使っていただいている企業が多く今回の決算発表でも数字を集計していますがマザーズに新規上場される企業の75%以上でご利用いただいています

広告宣伝費は抑えていますが成長率に関してはどのように考えていますか

成長率が高ければ高いほど良いというわけではなくて当社の3種類のユーザー利用企業メディア読み手のどこか一方だけに偏重しない健康的な成長が重要だと考えています例えば利用企業の数だけが2倍になっても読み手が増えなければプレスリリースを投稿する価値が相対的に低くなり利用価値が下がってしまうからです

プレスリリースのリッチ化は今後の売上にどのような影響がありますか

短期的には業績に影響はありませんアメリカを中心としたグローバルや伝統的なプレスリリースのサービスでは文字数や画像動画の点数が増えると追加で費用もかかるというような料金体系が多いですがPR TIMESではそのような素材の点数が増えても料金は変わりません
むしろ画像など容量を必要とする素材が増えれば増えるほどコストは短期的に高くなりますしかしプレスリリースがリッチ化されることでより多くの人がPR TIMESを見るようになると発信する人にとって価値が高まりますそうして発信する人とコンテンツを増やしそれをメディアに魅力的に表現いただいて結果的に読み手が増えるという循環を作りたいと考えていますそれを追求しやすいのが当社の料金体系であります

アメリカを中心とする英語圏への展開について教えてください

もともとミッションを日本限定にしていません 今のこの世界で大きなインパクトを出して時代を作りに行くと考えると一番の核となる地域はアメリカしかないと思っています日本の企業が進出しやすいのは他の地域かもしれませんが当社のミッション実現に挑戦する意味がある場所はアメリカだと思っています

 

 

また経営者の課題だとは思いますがこの世代より上の世代の日本の経営者の方は世界で評価され使っていただける製品やサービスを生み出してきましたそして日本の技術力が上がりさらに労働生産性が上がってきたという歴史があります日本の内需があってしかもその通貨が高くなって世界中のものが買いやすくなったというのは経済成長の面では国が豊かになったと思うのですが最近では日本で作ったものが世界で売れなくなっているという問題がありますまた日本の通貨も安くなっています世界で作られた原材料を仕入れようとしても高いそれを加工して外に売ろうとしても売れないというような状況になっています

特にわかりやすいのはインターネットだと思います世界で使われる世界で通用するインターネットサービスは日本からは中々出てこないでももはやインターネットが前提となってあらゆる産業が変わるというのは不可逆的です今後このデジタル化やネット活用で様々な産業にインパクトを与えて生活者を豊かにすることが世界中から求められ続けることはもう変わらないPR TIMESが日本で6万社以上に使っていただいて多くの人に見ていただけるのは一定の成功かもしれませんですが上場企業としてふさわしい成功のためには日本でこれだけ多くのユーザーに支えられているのに甘んじることなく日本企業として世界で成功するというのを目指さないといけないと思っています

営業CFにより現預金が増加していますが資本政策に対する考え方を教えてください

株主還元として株主総利回り(TSR) を指標にしこれまでも無配を継続しながら高い株主還元を実現しています配当による株主還元でなく持続的な売上高成長と営業利益拡大を実現しながら適正な評価により中長期で時価総額の向上を目指しています成長が鈍化した場合には配当による株主還元を検討せざるを得ませんがそのような状況にならないように経営していきたい また成長を続ける中でも営業キャッシュフローが数百億円というレベルになれば配当しても投資資金を十分に確保できます大きな買収を現預金で実現できるのは経営の選択肢を増やすことになるのでその状態を目指しています

上場企業の利用率が増えていますがこちらの背景などございましたら教えてください

PR TIMESの特性だと思いますたとえばSNSでも利用ユーザーが多いサービスでみんな投稿しますそれは投稿する質量と閲覧数は比例するとわかっているですそして多くの人が投稿することはネットワーク効果だけでなくその他にもメリットがありますそのひとつがコンテンツクオリティの向上ですクオリティというのは表現の技術だけでなくユーザーの行動様式そのものを変化させることまで含みますプレスリリースでどう表現するかに留まらずプレスリリースの契機をどうつくるかまで変化を促しています

コロナ禍になり約2年が経ちましたが社内の雰囲気など何か変化はありましたか

あらかじめ経団連に入っていて良かったと思いましたこのようなときの社会規範が経団連から示されて緊急事態の中で例えば出社比率の指標が示されてそれに従うように働けたのは良かったと思っています一方その中で改めてフェイストゥフェイスで仕事をする価値の高さを認識できました

共感能力を育むことは当社のビジネスでは非常に重要ですが顔を合わせてのコミュニケーションは共感能力の育成に寄与すると感じています今は機能的価値だけではなくて情緒的価値というのが一つ一つの製品やサービスの中で求められています価値を表現して伝えて届けて認知してもらいさらに興味を持ってもらうというのはその情緒的価値に気づかないとできないのでここは改めて重要だと思いました

投資家の方に対してメッセージはございますか

上場の大きなメリットは応援してもらえることだと考えていますその中で色々と教えていただけることは本当に経営に活かされています例えば一部の投資家の方からPR TIMESに投資しない理由を教えていただくこともありますがそれも当社にとっては価値があります今後もそういったフィードバックをもっともっと頂きたいと思っています

情報提供:株式会社PR TIMES
※この記事は投資の参考となる情報提供を目的としたもので、掲載企業の株式についての投資判断あるいは株価に対する動向に関する助言を行うものではありません。当記事に投資勧誘を意図するものはなく、投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。記事に記載された内容は取材時の内容を一言半句違わず記載しているものではなく、話の流れ等が分かりやすいよう幾らか加筆している部分がございます。また、記事に記載された内容等は取材・作成時点のものであり、正確性・完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。一部の数値についてはティッカートークが算出しているため、各企業の開示資料とは異なる場合があります。また、発行体の確認を受けていない場合もあります。

総括

直接お話を伺うことで広告宣伝費に対する考え方や海外展開への想いを感じることが出来ました利用企業とプレスリリース数がしっかりと拡大することによってプラットフォームとしての価値が増加していて好循環の流れとなっています今後の海外展開や新規事業にも期待が高いです

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