ツナググループ・ホールディングスは2022年5月16日、2022年9月期Q2決算を発表しました。それでは決算の内容を見ていきましょう。
※個人投資家から事前に募った質問もございます。
目次
01.
2022年9月期第2四半期決算内容
02.
売上高は回復傾向、コロナ前まで復調
03.
事業別業績:ヒューマンキャピタル事業が売上高・利益共に高成長
04.
RPO領域・DXリクルーティング領域が好調
05.
FY22通期計画の進捗:想定以上の進捗、営業利益は目標値を達成
06.
FY22Q2業績を踏まえ、通期予想を上方修正
07.
FY22Q2決算まとめ
2022年9月期第2四半期決算内容
売上高はYoYにて3.0%増の6,061百万円、営業利益は158百万円となった。
売上高は回復傾向、コロナ前まで復調
ツナググループの連結売上高は前回の決算に続き、回復傾向にあり、YoYにて3.0%の増収となるが、売却事業を除くとYoYにて13.2%の増収となる。コロナ影響前のFY20Q2と比較しても1.5%の増加となる。(FY20Q2売却事業を除く売上高:3,203百万円)営業利益はYoYにて108.8%増、QoQでは約10倍の増益となった。
事業別業績:ヒューマンキャピタル事業が売上高・利益共に高成長
事業別での業績を見てみると、ヒューマンキャピタル事業が売上高・セグメント利益共に高成長を達成している。主要領域であるRPO領域とDXリクルーティング領域の成長が大きな要因となる。スタッフィング事業の売上高が大きく減少している要因は昨年の派遣会社の売却によるものであり、コンビニエンスストア経営領域のみに視点を移行すると、YoYにて4.4%の増加となる。
RPO領域・DXリクルーティング領域が好調
ヒューマンキャピタル事業の売上高の内訳を見てみると、RPO領域・DXリクルーティング領域の成長が順調に進捗しており、ヒューマンキャピタル事業の成長を大きく牽引している。RPO領域はYoYにて33.8%、DXリクルーティング領域は49.0%の増収となっている。
FY22通期計画の進捗:想定以上の進捗、営業利益は目標値を達成
FY22Q2時点での通期計画に対する進捗を見てみると、売上高は55.1%の61億円、営業利益は105.3%の1.6億円となっている。進めてきた収益構造改革の効果により、収益率が大幅に改善されたことが要因となる。
FY22Q2業績を踏まえ、通期予想を上方修正
ツナググループ・ホールディングスは、業績予想に対して、当初の計画を上回る進捗率を達成していることから、FY22通期業績予想を上方修正した。売上高は12,000百万円(当初計画値:11,000百万円)、営業利益は200百万円(当初計画値:150百万円)に修正した。
FY22Q2決算まとめ
情報提供:株式会社ツナググループ・ホールディングス
総括
YoYにて増収増益の結果となり、予想を上回るペースで業績が進捗しています。前期から取り組んでいる収益構造改革の効果もあり、営業利益が大幅に成長しています。売上高もコロナ影響前の水準まで復調し、ここからの再成長が見逃せない企業です。